概要
「ドキドキ!プリキュア」第1話で自分を助けるためにカニ型ジコチューに捕まったキュアソードを助けるためにキュアハートに変身した相田マナは続く第2話でその場に居合わせたジコチュートリオのイーラとマーモと渡り合いジコチューを浄化しキュアソードを助け握手を求めるもキュアソードは、
「助けてくれたのは礼を言うわ。でもいい気にならないで!」
といってハートの握手を拒絶したのである。
これはトランプ王国の悲劇を知るキュアソードにとって、キュアハートがプリキュアになったことを脳天気に喜ぶ姿を見て苛立ったのだろうと思われる(上記のセリフの後キュアハートの戦いを「あんなの戦いのうちに入らない」と切り捨てたり、「ジコチューが本気で攻めてきたら大切なものを守れるのか」というようなことを言っていることでもわかる)。
またその後のパートナー妖精のダビィのキュアハートを仲間にすればという進言を突っぱね「仲間なんていらない!」といったことから前述のトランプ王国の崩壊で多くの仲間を失った悲しみから孤高を貫こうとしていたのであろう。
なお、キュアハートことマナがキュアソードのこの時言った言葉を理解できたのはこのエピソードからだいぶ先の第31話になってからである。
以来「いい気にならないで」のセリフはキュアソード(剣崎真琴)の名セリフのひとつになったことは間違いないだろう。
余談
ドキプリの3代後の『魔法つかいプリキュア!』第5話で魔法が使えるようになった朝日奈みらいに対してリコが「ちょっと魔法が使えるようになったからっていい気にならないで!」と怒鳴りつけている。これは魔法学校の補習授業2回目でリコがいくら努力してもうまくいかなかったのにみらいが魔法が使えたことで合格したことにいら立ちを覚えたことによる。そのせいでみらいとの仲が険悪になったが、そのみらいの謝罪を受け態度を軟化させたのちに和解した。また上北ふたごが手掛けるコミカライズ版でもみらいにほぼ同じセリフを言い放つシーンがある(その時はアニメのようなケンカにはなっていない)。