いやんばかん

林家木久扇の持ち歌。正しくは「いやんばか～ん」。

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概要

1978年4月にリリースされた初代林家木久蔵（現：林家木久扇）の2ndシングル。セントルイス・ブルースを基に作られた曲で、内容は性行為がテーマの一つになっている。

ちなみに木久扇一門では弟子入りし後した者は皆「いやんばか～ん」のダンスを習得する義務があるが、預かり弟子の林家時蔵に関しては免除されている。このダンスの振りつけは真島茂樹が担当している。

語源になった「イヤンバカン」（乙女の掛け声）は別記事参照。

笑点では

主に歌の問題で回答として用いられることが多く、また木久扇（木久蔵）がこの歌を歌いながら踊ると観客が手拍子を始めるため、歴代司会者の5代目三遊亭圓楽→桂歌丸→春風亭昇太からよく座布団を没収される。2018年4月1日のエイプリルフール企画で6代目三遊亭円楽が一日司会を務めた際にもこれを披露したが、この時も座布団を1枚毟り取られている。

笑点での使用例

木久扇「（外国人に扮して）私ハ、外国人バンカー。コノバンカーニオ金預ケマセンカ？」→圓楽「本当に得なの？」→木久扇「お礼に歌、歌います。♪いやんばんか～んうふ～ん　私バンカーよあはん　いやんばんか～んうふ～ん　私バンカーよ」→1枚獲得→こん平「木久ちゃん、木久ちゃん。バカ！」→木久扇「バカじゃねぇんだよ」→圓楽「そんなところへ誰が預ける奴がｗあんな『いやんばんか～ん』なんて。危なくてしょうがないｗ」
木久扇「（音楽葬の問題で）バカな死に方をした、君に捧げます」→圓楽「どうぞ！」→木久扇「♪いやんばか～んうふ～ん　そこはお乳なのあはん」→圓楽「バカだねぇ～、言いようがないバカだねぇ～！ｗｗｗ（1枚獲得）」
木久扇「（地獄に堕ちた花魁の亡者に扮して）吉原で何人もの男を昇天させたあちきが歌うでありんす」→圓楽「（閻魔大王に扮して）よし、歌え！」→木久扇「♪いやんばか～んうふ～ん　そこはお乳なのあはん　いやんばか～んうふ～ん　そこはお臍でしょあはん」→山田「（木久扇をどつき倒して座布団3枚を没収）」
木久扇「（二度と出席したくない結婚式とは）新郎新婦入場の時、ウェデングマーチが流れないで『いやんばか～ん』が流れる結婚式。♪いやんばか～んうふ～ん　そこがお乳なのあはん　いやんばか～んうふ～ん　そこは…」→圓楽「山田くん…」→山田「（木久蔵をどつき倒して座布団4枚を没収）」→木久扇「（山田に対して）バーカ！」→圓楽「木久ちゃん大丈夫？痛いでしょ？」→木久扇「受け身知ってる」
木久扇「（2006年5月の「さらば圓楽スペシャル」内の「師弟一門大喜利」で）おい、歌手の国分！」→国分太一「なんだよ！」→木久扇「俺達親子の歌を聞きてえか！それじゃやったろうじゃねーかなおい。いくぞ！」→木久扇・きくお（現・2代目木久蔵）「♪いやんばか～んうふ～ん　そこはお耳なのあはん」
圓楽「（2006年5月の「さらば圓楽スペシャル」で）さらば」→木久扇「さらばだなんて、いやん、いやん。♪いやんばか～んうふ～ん　顔が長いのね…」→山田「（木久扇をどつき倒して座布団1枚を没収）」
木久扇「歌って踊って何が悪いのさ！」→歌丸「そりゃ悪いさ！」→木久扇「じゃあやってやろうか、♪いやんばか～んあは～ん　そこはお耳なのあはん　いやんばか…」→1枚没収
好楽「皆さん、この方がロシアから来たイワンのバカです」→木久扇「私がロシアから来た、イワンのバカです」→好楽「それでは一曲歌ってもらいましょう（木久扇に振る）」→木久扇「♪イワンばか～んあは～ん　そこがお乳なのあは～ん　いやんばか～んあは～ん　それは違うのよ…え、やらせんなよ！」→歌丸「山田くん、好楽さんの1枚持ってきなさい！」
木久扇「社長、たまには社員全体を慰安旅行に連れてってくださいよ」→歌丸「君はクビだ！」→木久扇「クビにしちゃいあーん（慰安）、♪いやんばか～ん　そこがお乳なの　いやんばか～ん　そこはお臍なの」→1枚没収
木久扇「（青森での収録で、棟方志功にちなんだ問題）わだば良い銀行員になる！」→歌丸「けっぱれや！」→木久扇「銀行員は英語でバンカーだなぁ。♪いやんばんか～んうふ～ん　そこはお乳なの　あは～ん」→3枚没収
木久扇「（女性オペラ歌手に扮して）あ～あ～あ～！」→歌丸「すごい！」→木久扇「（オペラ調に）♪いやんばか～んうふ～ん　そこはお乳なの…なんだか高尚になっちゃったわね」→好楽「高尚じゃないよ」
木久扇「（労働組合員に扮して）ずっとおんなじ曲をやっている、笑点のテーマソングを変えろー！」→全員「そうだー！」→木久扇「『いやんばか～ん』にしろー！♪いやんばか～んうふ～ん　そこはお耳なのあはん　いやんばか～んうふ～ん　そこはお口でしょあはん…」→昇太「（遮るように）山田さん！1枚持ってって！」→木久扇「（無視して）♪あーあダメダメダメ　布団取っちゃダメあはん」→昇太「（遮るように）取ってもう！」→木久扇「（無視して）♪いやんばか…」→昇太「諦めなさいもう！」
木久扇「（小道具のみかんを手にして）♪ミカンの花が咲いている～」→昇太「どうしたの？」→木久扇「僕の頭の中には、いつもミカンの花が咲いているの。♪ミカンばか～んうふ～ん　ここは静岡よあはん」→昇太「山田さん！1枚持ってって！」
木久扇「（2018年4月のエイプリルフール企画で、小坊主に扮して）あーあ、涅槃には行きたくないなぁ」→円楽「（和尚に扮して）修行が足らん！」→木久扇「♪いやん涅槃うふ～ん　そこはダメなのよあはん　いやん涅槃あは～ん　そこは地獄なの…」→円楽「取って取って取って」→山田「（木久扇の席から座布団1枚を無理矢理引っこ抜く）」→木久扇「ぐぶっ！（座っている座布団を引っこ抜かれて前方へひっくり返る）」
木久扇「（花見に来たちょい悪爺さんに扮して）俺はよ、うまそうな桜の蕾を片っ端から食ってやったぜ！」→昇太「やるな爺さん！」→木久扇「中から…桜の木が生えてきて…頭から桜が開いて、宴会が始まったぜ。♪いやんばか～んあは～ん…そこはお乳なのあは～ん…」→円楽「（落語の）『頭山』」→木久扇「♪いやんばか～んうふ～ん　そこはお臍でしょあは～ん…忘れちゃった」→昇太「自分の歌でしょ？なんで忘れちゃうの？」→木久扇「しばらくやってないからだよ！」→昇太「ｗｗｗなんで怒られなきゃいけないんだよｗ」→小遊三「訳わかんねえｗ」
木久扇「（バイクツーリング中のちょい悪爺さんに扮して）ブルンブルンブルン！ナナハンで国道を飛ばしてやったぜぇ！」→昇太「やるな爺さん！」→木久扇「♪いやんばか～んナナハ～ン　そこはハンドルよあは～ん　いやんばか～んうふ～ん　そこがモーターよあは～ん　いやんばか～ん…」→昇太「（遮るように）山田さん！2枚持ってって！あの人の！」
（「○○かん、△△かん」のフレーズを作る）木久扇「あたくし木久扇です。答えはとんちんかん、歌を歌えば『いやんばかん』。♪いやんばか～んうふ～ん　そこがお乳なのあはん　いやんばか～んうふ～ん　そこはお臍でしょあはん　あーあダメダメダメ…」→1枚獲得

特に、昇太の司会就任以降は使用頻度が増した模様。

こんなこともあった

2005年11月の木久蔵が司会代行をした回の大喜利では3問目で「いやんばか～ん」に関する問題が出され、出た回答は以下の通りである。また最初に問題が出された際に、説明のために曲が流れた途端メンバー全員が派手にずっこけたり、歌丸が「悪いけど俺、途中で帰らしてもらえねーか？」と愚痴る一幕もあった。

6代目円楽（当時・楽太郎）「♪いやんばか～んうふ～ん　やる気なくなるわ」→木久扇「どうしたの？」→円楽「司会がバカなんだもん」→木久扇「まあ、我慢するか」
歌丸「♪いやんばか～んうふ～ん　俺は偉いんだ～」→木久扇「どうしたの？」→歌丸「（落語芸術協会の）会長の俺にこんなことやらせんなバカ！」→楽太郎「やる方もやる方だｗ」→木久扇「すいません会長、もういっぺん『いやんばかん』の振りをやってください」→歌丸「♪いやん…やらせんなよ！」→木久扇「背後霊みたいねｗ」→歌丸「!?」
木久扇「落語芸術協会副会長です」→小遊三「便所でお尻を拭く（副）会長。♪いやんばか～んうふ～んあは～ん…」→木久扇「どうしたの？」→小遊三「いいよな、木久蔵師匠ってこんなことして金儲けしたんだ」
好楽「♪いやんばか～んあは～ん　それは俺の靴あは～ん」→木久扇「どうしたの？」→好楽「小遊三が俺の靴履こうとしてんだよ」→小遊三「よせよｗ」
円楽「♪いやんばかんうふ～ん　ちょっと不満だわ～」→木久扇「どうしたの？」→円楽「小池百合子、入閣より入籍したかったわ」→木久扇「小池百合子…って人は誰ですか？鉄道省の人？」→歌丸「古いよ、言うことがｗｗｗ鉄道省だってｗｗｗ」
たい平「（外人女性風に）イヤン、バカン、ウフン！アナタソコハオ乳デショ、バカナンダカラー」→木久扇「（外人風に）ドシタノー？」→たい平「（外人女性風に）ソンナコト言ッテスケベ社長、触ロウトシテルデショー、ボトル頼ミナサイヨボトルニューボトルヨ、アナタ最近来ナインダカラ！」→円楽「（たい平の頭を扇子で叩いて突っ込む）」
歌丸「♪いやんばか～んうふ～ん　そこはお顔なの～」→木久扇「どうしたの？」→歌丸「（切実そうに）圓楽さん早く帰ってきてくれよー」

ちなみにこの回は1問目も木久蔵ラーメンの問題だったりと全て木久扇に関する問題であったため、円楽からは「全部自分の問題じゃん！」と突っ込まれていた（詳細は関連動画を参照）。

また、2023年11月12日に木久扇が座布団10枚の賞品として若手大喜利の司会を務めた際に再び出題された。この時CDが15万枚売れたことを公表している。主な回答は以下の通り。

鈴々舎馬るこ「♪いやんばか～んうふ～ん　それはオカズなの～あは～ん」→木久扇「どうしたの？」→馬るこ「私にとってチャーハンはオ・カ・ズ♡ 白米ください！」→木久扇「格闘してんじゃないんだから、可愛らしくやって」→晴の輔「そこの小言!?」
蝶花楼桃花「♪いやんばか～んうふ～ん　そこが悩みなの～あは～ん」→木久扇「どうしたの？」→桃花「落語家を目指すか、このままアイドルで行くか悩んでるの」→木久扇「ちょっと音痴だったね」
柳亭小痴楽「♪いやんばか～んうふ～ん　俺を指さないで～あは～ん」→木久扇「どうしたの？」→小痴楽「師匠の真似して答えないのに手を挙げてみました」→木久扇「僕から取ったのね。座布団あげてください」→小痴楽「いいんだ！？」→木久扇「僕の名前を入れてくれるとあげんの」
林家つる子「♪いやんばか～んうふ～ん　ダメだ脱げないわ～うふ～ん」→木久扇「わたくしがウケたから1枚!」→馬るこ「言わして貰えない」
木久扇「小痴楽さん(手を挙げていないのに指名する)」→小痴楽「手挙げてない！手挙げてない！」→つる子「(大爆笑しながら)司会ｗ司会がｗ」→晴の輔「ルールが解らなくなってきたんですけど」→木久扇「手挙げてなくても出来ないとダメ！」→柳亭小痴楽「♪いやんばか～んうふ～ん　イメージ違ったわ～うふ～ん」→木久扇「どうしたの？」→小痴楽「大喜利って謎かけとかとんちと思ったんですけど、こういうのもやるんですね」→木久扇「これは座布団やんない」
立川晴の輔「♪いやんばか～んうふ～ん　コロナが怖いのよ～あは～ん」→木久扇「どうしたの？」→晴の輔「去年の夏に感染しました。思いだします。あのころな～」→木久扇「今のシャレは良かったからけい木君、あ、いやよく考えたらダメ(座布団を持ってきたけい木を追い返す)」

この他にも…

木久扇以外のメンバーが「いやんばか～ん」を大喜利で歌うケースも見られた。

歌丸「（マッサージ師に扮して）あら、お客さん失礼ですけど、笑点出てる木久蔵さんじゃありませんか？」→圓楽「わかるかね？」→歌丸「だって触ると『♪いやんばか～ん』…」→1枚獲得
歌丸「意味深なのね。（言った後牡蠣のように堅く口を閉ざす）」→圓楽「どうしたの？」→歌丸「万感、胸に迫り…万感、胸に迫り、♪いやんばんか～ん（万感）うふ～ん　そこはお乳なのあはん」→圓楽「山田くん、歌丸さんの3枚持ってきなさい。『万感胸に迫り』って言うから、なんかすごいこと言うのかと思ったら、『いやんばんか～ん』ってｗ」
円楽（楽太郎）「耳は英語でイヤー。息を吹きかけられるといやーいやー。♪いやんばか～んうふ～ん　そこはお耳なのあはん」→木久扇「あのね楽太郎さん、直させてもらいます。もっと色っぽく、♪いやんばか～んうふ～ん　そこは、日本舞踊的（にやる）。♪そこはお耳なのあはん　いやんばか～んうふ～ん…」→歌丸「山田くん、2人の1枚ずつ取って」
たい平「新曲秩父音頭のヒット頑張るぞー！」→全員「おー！」→たい平「木久蔵師匠に負けないように頑張るぞ！」→全員「おー！」→たい平「♪いやんばか～んうふ～ん　そこは秩父なのあはん　いやんばか～んうふ～ん…」→木久扇「うまいうまい！『お乳』と『秩父』を掛けてるんだね。うまい！うまいなぁ！」→歌丸「山田くん、木久ちゃんの全部持ってって」→たい平「（木久扇に対して）すいません」→木久扇「なんでよ～」
たい平「（「北斗の拳」のケンシロウに扮して、木久扇の背後へ行って）アチョチョチョチョチョ！木久蔵！お前はもう歌って踊っている！」→木久扇「なぜだ！」→たい平「♪いやん（ここから木久扇と一緒に）ばか～んうふ～ん　そこはお耳なのあはん　いやんばか～んうふ～ん　そこはお口なのあはん　あーあダメダメダメ　そこはダメなのよあはん」→円楽「（その隙にたい平の席の座布団全部を自分の席に移して座る）」→歌丸「山田くん！木久ちゃんとたい平さんのみんな持ってってくれ！それでね今日のお客さん帰りに1人3000円ずつもらってくれ。なんで、あの歌に併せて手拍子なんてするんですよ」