くる毛
くるげ
くる毛とは、『ジョジョの奇妙な冒険』第7部『STEEL BALL RUN(SBR)』に登場するキャラクターである”マジェント・マジェント(以下、マジェント)”および”ディ・ス・コ(以下、ディスコ)”の個々の呼称、コンビの総称、またはカップリングを表す。
由来は、二人がその特徴的かつ個性的な天然パーマであることから来ており、共に大統領(ファニー・ヴァレンタイン大統領)が送った刺客であることから、一般には 親しみを込めて二人をまとめたコンビの総称として使われることが多い。
あくまでも、よく似た境遇と外見を持つ二人のことを表すため、マジェントとディスコのみを対象とする。
同じ7部には特徴的な巻き毛の大統領や側近も登場するが、彼らは対象外である。また、5部に登場する有名なくる毛持ちのジョルノ(ジョルノ・ジョバァーナ)やギアッチョなども、同じ理由で対象外である。
同じ大統領の刺客であり、似たような部類の天然パーマを有する(ただし、マジェントは全体的に天パであるのに対し、ディスコは一見寝癖のような天パである)こと、外見から年が近く感じられることから、二次創作では 非常に仲の良い設定とされることが多い。
また、そのよく似た外見から兄弟説や双子説もあり、実際、カラー版コミックスでは マジェントが黒髪であるのに対しディスコは茶髪であるが、通常版ではどちらも黒髪にしか見えないため、初見でマジェントとディスコを間違って覚えてしまうケースも頻繁に報告されている。
ただし、マジェントはお喋りでひょうきん者であるのに対し、ディスコは極端に寡黙で表情も乏しく、性格は正反対である。二次創作では、二人とも精神年齢が極端に低く描かれ、子供のような性格をしていることが多い。そのため、コンビで問題児として扱われ、被害を受ける同僚達(7部の刺客たち)の頭を抱えた姿を見ることができる。
二次創作上のマジェント
ファンからは「マジェント」「マジェ」「まじぇまじぇ」「下っ端のクズ」などと呼ばれており、他の刺客と比べて扱いやすいキャラクターをしているため、二次創作上では貴重なギャグ要員やオチにされることが多い。基本的に他キャラから雑に扱われることが多いが、彼の憎めない性格にファンからは最終的に同情され、なんやかんやで愛されている。また、そのスタイリッシュなキャラデザや、殺されるならまだしも河底に永久に沈められて考えることをやめざるを得ない状況に追い込まれるというえげつない境遇、さらに”絶対防御”という自らの身を守ること一点に特化したスタンド能力(20thCeturyBOY)から、真面目展開やシリアスもきっちりこなせるため、二次創作上でのマジェントの汎用性の高さは刺客内でも屈指である。
性格は、お喋りでひょうきん者であり 脳ミソが少なめに描かれることが多く、しょうもないギャグを披露しては同僚達を(主にウェカピポを)辟易させることが多いとされるが、逆に考えると同じ芸人であるジャイロ(ジャイロ・ツェペリ)との相性はいいのでは?という推測もされている。また、原作でウェカピポやDio(ディエゴ・ブランドー)に対して、読者に誤解を招きかねない際どい発言をしているため、マジェントホモ説が囁かれていることもまた事実である。
現在でも、マジェントはデラウェア河の川底で考えるのをやめているとされ、8部(ジョジョリオン)で再々登場する可能性も否定できない。または、すでに回収されている可能性も…?
関連タグ ⇒ マジェント・マジェント
二次創作上のディスコ
一般的なファンからは「ディスコ」「ディスコさん」と呼ばれているが、親しみを込めて「ディスコちゃん」とちゃん付けで呼ばれるケースが最も多く、デフォルト化しつつある。そのため、上位呼称になると「ディスコちゃんさん」「ディスコちゃんさん様」となる。公式で”端正な顔立ち”とされているため、マジェントより顔面偏差値は高い。…が、無表情な割に 顔芸がひどい。
マジェントに比べて出番も圧倒的に少なく、無口である故にセリフも極端に少なかったため、二次創作上では刺客勢の中で最も性格がブレる傾向にある。基本的に、三点リーダ(…)をふんだんに盛り込んで喋り、ジト目無表情で何を考えているのかわからないような掴みどころのない不思議ちゃんとして描かれることが多い。
また、ディスコのスタンド名が”チョコレート・ディスコ”であるために、チョコレート好き(甘党)であることが当たり前のように定着してしまっている。さらに、元ネタがPerfumeという要因もあって ゆるく幼い性格に描かれることも多々あるが、上記の基本的な性格に加えて ディスコの詳細が不明な点が多すぎるために、正体不明の名状しがたい畏怖の対象とされることもある。社会不適合者のような設定や、真逆の 常識人としての設定も存在するため、そのブレ幅は現在も測り切れない。また、マジェントのことを「マジェ」の愛称で呼んでいる場面をよく目にすることができる。
ジャイロに再起不能にされたものの、刺客の中では唯一まともな生き残り(11人の男達…)と考えられており、上記の二次創作上でのマジェントとの関係から、河底に沈んだ彼を見つけ出し 助けることのできる唯一の存在であると考えられている。
ちなみに、”ディスコの頭の金属片の秘密を知ろうとする者は 消される…”という、都市伝説がある。
関連タグ ⇒ ディ・ス・コ
カップリング上のくる毛 ※腐向け
主に、ディスコがマジェントに対して好意を抱いているケースが多いが、腐向けにおける二次創作上のマジェントは ウェカピポやDioに好意を寄せているケースが多く、ディスコの片想いである。
しかし、前提としてディスコが唯一無二の親友である設定も存在するため、友達以上恋人未満のような設定や、純粋に相思相愛である設定も存在する。
いずれの場合も、二人のカップリング上の関係は、BLやホモというよりも 右も左もない百合に近い関係と認識されている場合が多い。そのため、マジェディスやディスマジェといった左右の固定表記では揺れがあるため、マジェディスマジェ、または あえてカップリングの総称としての『くる毛』という表記が用いられる場合がある。この場合、一般の意味のくる毛と区別するために 腐向けタグを一緒に用いることをおすすめする。
また、多くの犠牲者が出た刺客達の内、境遇こそ違えども 二人が唯一の生き残りであるため、SBRレース終了後に再会する二次創作も考えられている。
ただし、マジェントとディスコのカップリングすべてが以上の意味を含むわけではないため、誤解のないように。
ここまで二次創作についてのくる毛を詳しく説明したが、原作では、せいぜい回想シーンで二人が描かれたコマが上下に並んだ程度であり、公式での接点は一切ない。
ウェカピポ・マジェント・ディスコがジョジョ界で唯一の邦楽が元ネタになっているキャラクターであるため、三人をまとめて『邦楽トリオ』と総称する。
この場合、高確率でウェカピポがフリーダムなくる毛二人に悩まされている設定が多いが、同時にウェカピポがくる毛に愛されている設定も多い。