概要
初出は『ぷよぷよフィーバー』。当時はこの姿の時も単なる「ポポイ」名義だった。
『ぷよぷよフィーバー』ではストーリーモードにおけるラスボスとして登場する。
姿が普段のぬいぐるみの時とは大きく異なり、通常より何倍も巨大化し、身体は真っ黒になり、目は黄色く、下半身が霊体のようになっている。
「魔王」を名乗っているこの時の姿は、後の『ぷよぷよ!!クエスト』で「くろいポポイ」と名付けられた。
テーマ曲「へっぽこ魔王最強伝説」は人気が高いこともあり、後のWii版のぷよぷよ!やぷよぷよ7、DS以外のぷよぷよ!!、各機種ぷよぷよテトリスのDLC曲などへも収録されている。
フィーバーでは隠しキャラクターとしても使う事ができ、キャラクタータイプは「てがたくフィーバー」タイプ。
増幅ボイスは「パワーにゃっぷ」、連鎖ボイスフィニッシュは「ウィップにゃ」「シューティングスター」「ギャラクシーだにゃ」「スターダストウィップ」「ブラックホール」と、旧作のウィッチを多少彷彿とさせるような星に関係した魔法が多い。
ぷよぷよ!!クエストにおけるデータ
名前 | くろいポポイ |
---|---|
属性 | 紫 |
カードタイプ・攻撃範囲 | こうげきタイプ・全体 |
スキル効果 | ふういんだニャ!(3ターンの間、相手全員の攻撃を封印する) |
Lスキル効果 | 全能力値UP Lv1〜4(味方全員の全能力値を1.1(Lv1)〜1.4(Lv4)倍にする) |
コスト | 8(★3)、14(★4)、20(★5)、28(★6) |
変身合成 | 専用素材(★4ネコ缶、★5ネコ缶デラックス、★6ネコ缶マキシマム)が必要 |
くろいポポイの能力「だけ」を見ると、一見コストの割りに能力がしょぼいカードに見えるが、
このカードは「攻撃タイプ」で「全体攻撃」ができるという、他のカードにない強力な特性を持っている。
これはどういうことかと言うと、
攻撃力だけで見れば一段階攻撃力を落とした代わりに、全体攻撃となっているというもの。
つまり★4の場合で考えると、だいたい★3と同じくらいの攻撃力を持つと言うことになる。
一見パッとしない能力でも、全体攻撃ができるだけで非常に強力なカードになりえている例である。
他の全体攻撃持ちは全て(通常のポポイを含め)体力タイプなので、どうしてもお粗末な火力しか叩けなかったが、このカードの登場とともに全体攻撃は見直され・・・なかった。
というのもくろいポポイのみ例外的に攻撃タイプだったからなのだろう。
基本的に一つ上の★になると、変身前の★のLvMAXよりも若干ステータスが下がるのだが、くろいポポイに限っては変身しても攻撃だけは上昇しているのも大きな特徴といえる。
全体攻撃ということもあってか基本ステータスは(特に攻撃が)非常に抑えてあり、
★6のくろいポポイの最大レベルの能力は実は★5のシェゾと比較すると体力、回復は大差ないが肝心の攻撃では2倍以上の差をつけて大きく負けているという有様である。もう一度書くが、比較対象のシェゾは★6ではなく★5である。まあ、それだけ全体攻撃が強力だと言う証明にもなるが。
スキルはカーバンクル(1周年ではない正規品)の持つ封印スキルと同一(スキル名は違う)。
3ターンの間、相手全体を攻撃させないというチート効果。相手の攻撃ターン(相手のカードに表示される数字が0になったとき)に攻撃を不発にしてしまうという性能である、一部のキャラが持つ追加攻撃も同様に封じる。しかもそんなスキルを紫ぷよを40個消せば回せるという究極の性能。
カーバンクルと併用すれば最大6ターン攻撃を防ぐ事が出来、うまく行けば封印が切れると同時に再度封印も可能で完封すら狙える、これにフラウの毒を絡めると一方的に敵をハメ殺すこともできた程。
あまりに強すぎたのか、ギルドイベントに時間制限が設けられたり封印耐性を持つようになる等、毒状態と並んで大きな影響を与えている。
ちなみに★3から同じ効果で使える。
尚、封印自体はかめんいんこ以下とりシリーズが使えるが、★4までしかない上に有利属性に対してのみとなっている。その分コストは安い。
また、類似の能力としてロックバンドシリーズのターン延長があるが、
こちらはあくまで攻撃を先送りしているだけで、追加攻撃を防ぐことができないという特徴がある。
ただし、とことんクエスト等昨今のボスは封印が効かない事や、攻撃ターンが長めのキャラの場合封印が無駄になりがちなため、延長の方が有用な場合もある。
Lスキルは初代メンバーと同じ全能力を上げるもので、リーダーに初代勢がいないときの穴埋めにも使える素敵仕様。ただしイベント限定なので再配布が起こらないと手に入らないのが難点。
とはいえ、クルークやシェゾをリーダーにしたほうが安定はするが・・・
8/8現在、ぷよポイント交換所でくろいポポイが手に入るのでぷよPに余裕があるなら取ってみてもいいだろう。強くできればその性能は期待を裏切らない。むしろいい意味で裏切られる。
能力は一見パッとしないように見えるが、ぷよP交換所の表記の仕方が悪いだけで、使ってみると強い。
ちなみにこの手のカードとしてはお約束として、なぜか敵に回すと異様な強さを発揮する。
これに関しては他の全体攻撃の体力タイプに関しても言える事だが、くろいポポイに関してはもはや別格。
半減属性がないこともありリーダーにクルークやダークアルルが入っているときにくろいポポイに攻撃されたときには最悪1ターンでこちらのパーティが全壊することもありえる。そのくらい強い。
最近ではおしゃれアミティの登場により同じく全体攻撃ができるほほうどりが始まったなどと言われているが、こちらはおしゃれアミティがいないと火力が出ないので、少し押されはしているものの現在も全体攻撃カードとしてはほぼくろいポポイ一強の状態が続いている。
関連項目
注意事項
- この姿で登場したのはぷよぷよフィーバーからだが、当時プレイアブルキャラとして参戦したときは単に「ポポイ」と書かれていた。このキャラに「くろいポポイ」の名前がついたのはぷよぷよ!!クエストからである。