概要
エロゲなのにとてもエロゲには見えない内容だったり、エロがおまけ程度でエロゲにする必然性を見いだせないエロゲのことである。
言葉の由来は「これなんてエロゲ?」からであり、「て」に濁点を付けただけでものの見事に180度違う意味になっている。
傾向としては、アクションおよびバトルがメインでプレイヤーの心をストレートに熱くする燃えゲーや、シナリオを重視し読者の琴線と涙腺をひたすらぶん殴る泣きゲーに多い。
じゃあなぜわざわざR-18レーベルで発表するかというと、
- 所属する団体がR-18を主力とするため。
- 作品ジャンルの傾向上(特にオカルトやホラーなど)、R-18やR-18G的な表現を避けて通れないため。
- 制作側の趣味でどうしてもエロを捻じ込みたかったから。
- 逆にエロに振るつもりが別方面に対して構成の筆が乗ってしまったため。
- エロシーンがあった方がとりあえず買ってくれる「パッケージ買い」の客層がいるため。
- シナリオに一般向けよりも高い自由度を持たせるため。
……等々、理由は実に様々である。
そのためかエロシーンやグラフィック以上にシナリオの評価が高くなると、TYPE-MOONやKeyのように全年齢へとシフトしていくこともある。
主な「これなんでエロゲ?」な作品
- Fate/staynight
- デモンベインシリーズ
- あやかしびと
- ニトロプラス作品の大半
- 神座万象シリーズ(Diesirae、神咒神威神楽など)
- 相州戦神館學園八命陣
- マブラヴ※UNLIMITED編以降
- Kanon
- AIR
- 月姫※リメイク版も別の理由で18禁になってしまった。
ちょっと違うモノ
- DMM.R18以外のDMM.comのゲーム全般 ※年齢制限はアイテム課金などの問題に考慮したDMM.comの指針による。尤も、18歳未満のプレイを前提としていないため、性的表現に対する規制も緩い。
- DMM.R18のAV女優カテゴリー一部 ※ゲーム内容はDMM.comであっても違和感のない作品も多く、AVの宣伝色を強めるために動画や画像が追加されているような物も……。
- にじよめの一部作品