概要
ボスを銃撃しブチャラティは、念の為に両足も撃てと命じた。ミスタはトリッシュに弾丸を要求するが、トリッシュは既に渡したと言う。そして足元には弾丸があった。既に能力が発動していたのだ。
ブチャラティはナランチャにエアロスミスで周囲を見渡せと命令するが、反応が返ってこない。ナランチャのいた方に目をやると、ジョルノが普段から身につけているてんとう虫のブローチが血に塗れて落ちていた。上を見上げると……
「 ナランチャーッ! 」
そこにはナランチャがキング・クリムゾンの能力で鉄格子に串刺しになっている光景があった。だが妙だ。向こうに倒れ伏しているのは確かにボスであるはず。中身が別の者でない限り、そんなのはありえない。ナランチャを救出し「ゴールド・エクスペリエンス」で治療をするとナランチャは目を開けた。安堵するミスタ達であったが
「 違うんだミスタ……ミスタ…… 」
「 これは………『空洞』……………なんだ 」
「 貫かれた傷はぼくの『ゴールド・E』が治した 」
「 だがすでにいないんだ 」
ナランチャは既に死亡していた。ジョルノの体は空っぽだった。ジョルノの目が開いたのは、空っぽが故にジョルノの魂が行き来できるようになったためである。