すい臓がん

すいぞうがん

膵臓に癌ができる病気のこと。患者の5年生存率が非常に低いため、「最悪の癌」「癌の王様」と言われることもある、とても怖い病気。

概要

膵臓に癌ができる病気のこと。

膵臓は胃の裏側にあるため早期発見が困難である上に進行が早いため、患者の5年生存率が非常に低い。そのため「最悪の癌」「癌の王様」と言われることもある、とても怖い病気。

原因

以下の人は将来すい臓がんに罹るリスクが高いと言われている。

• 家族や親戚にすい臓がんの人がいる。
• 肥満の人
• 糖尿病の人
• 慢性膵炎の人
• 喫煙者

など

症状

初期にはほとんど自覚症状が無い。

進行すると腹痛や腰痛、体重減少、黄疸、白っぽい大便が出る、などの症状が現れる。

膵炎を合併すると腹水や激痛を伴ったり、消化管出血（胃腸出血）、腎不全、心不全、多臓器不全、敗血症などを合併することもある。

また、膵臓の周りには沢山の神経が集中しているため、肝臓や肺、骨などに転移することもある。

早期発見するのがきわめて難しい病気であり、

• 人間ドックや腹部エコー（超音波検査）で偶然発見された。
• 糖尿病が悪化した。血液検査をしたら血糖値が著しく上昇していた。

などで相当運が良くない限り、発見が遅れてしまうことが多い。

治療方法

抗がん剤の投与や放射線による治療などがあるが、それでも予後はきわめて不良である。

また、すい臓がんは進行が早い上に転移しやすいため、発見した頃には既に手術不可能になっていたというケースが多い。

関連タグ

難病 肝臓癌