国鉄が1963年から1975年まで運行していた準急・急行列車。
運行区間は長野駅~長野駅。長野駅から篠ノ井線を走り塩尻駅から中央東線に入り上諏訪駅を経由し、小淵沢駅で小海線に入り、小諸駅で信越本線に入り長野駅に戻ってくる循環準急として運行を開始した。
長野→小諸→小淵沢→上諏訪→塩尻→長野ルートの「のべやま」もあった。
非電化区間も走行でき、向きを問わずに連結可能な気動車の特性をフル活用した運用であり、日本各地の非電化路線で多く見られた。
1966年に急行に昇格。
1975年3月のダイヤ改正で「のべやま」共々廃止となり、小淵沢~塩尻~長野間は「天竜」に統合された。
同時に新宿駅から小海線に直通した「八ヶ岳」も廃止となり、小海線の定期急行列車は消滅した。
1993年から1997年まで、同一ルートで運行される臨時快速「信州循環列車」が運行されたが、長野新幹線開通に伴う信越本線軽井沢駅~篠ノ井駅間のしなの鉄道移管に伴い小諸駅の渡線が廃止され運行できなくなった。
その後しなの鉄道とJR東日本の共同企画として「ぐるっと信州ときめき号」が何度か運行されているが、しなの鉄道を含む電化区間は電車、小海線内は気動車の運行でかつてのように同一編成による循環運転は行われていない。
コメント
コメントが未記入です