概要
主にちかダイ(チカダイ)、ダイちか(ダイチカ)などと表記される。
スクールアイドル活動を始めようと立ち上がった千歌と、それに対して一番に立ちはだかった大きな壁とも言えるダイヤという、Aqoursの結成前にはほぼ対極の位置にあった二人の組み合わせである。
老舗旅館を営む家庭の末っ子としてのびのびと育った千歌とは反対に、名家の長女として生まれたダイヤは幼少期より厳しく育てられており、二人を育んできた環境はあるゆる面で違いがある。
またその違いこそが、二人の表立った性格の違いにも強く影響を及ぼしていることが窺える。
地元・内浦に根付いた家業を営む家柄のもとに生まれ育ったという点では同じである。
ルックスの共通点として、目尻近くの下まつ毛が挙げられる。
(版権イラストやアニメ劇中の作画においても、目尻の下まつ毛が描かれるのはこの二人のみ。)
また、二人とも正面から見える位置に2つの髪留めを付けている。
ダイヤの実妹である黒澤ルビィは、以前よりスクールアイドルへの強い想いや憧れがあったが、そんな彼女をAqoursに引き入れた張本人は千歌である。
公式において
G's magazine
2015年7月号および2015年8月号 (1stファンブック 10-11頁および30-31頁掲載)
最初のお客さんはこのミカン山のみかんたち。それでも十分。———千歌
活動する場所なら、体育館でもグラウンドでも、裏のミカン山でも——どこでも空いているところを使えばいいわ。———ダイヤ
G's紙面にて初めて個々の詳細なプロフィールが掲載された号におけるメッセージ。
何故みかん畑で練習などしているのかと思えば、どうやらダイヤから言われたことを真に受けていたようだ。この通り、活動開始当初のダイヤの態度は素っ気ないものであったが、それでも千歌は決して諦めたりなどしなかった。
そして今回のやり取りの対比として描かれたのが、次に記載するダイヤのメッセージである。
2016年1月号 (1stファンブック 30-31頁掲載)
スクールアイドルになんて―――千歌ちゃんからどれだけ誘われても、
絶対にそんなことありえないって思ってかたくなに拒絶し続けていたのに。
今、なぜか―――。感じるの。誰かに何かを伝えたい。
ダイヤが浜辺で海に向かって歌っている姿のイラストと、Aqoursの一員として活動してきた中での心情変化を描いた文が掲載された。この時、ダイヤが「千歌ちゃん」と呼ぶ姿が初めて確認され、読者に衝撃を与えた。今号以降のG's誌面では確認できていない呼称であるため、非常にレアな一文である。
イラストでは冬制服を着ているため、季節はおそらく秋~春であろう。時間をかけながらも、ダイヤの心は活動開始当初に比べると随分と変わっていったことが窺える。
2016年2月号 (1stファンブック 99頁掲載)
マルのヨンコマ DROP 4において、二人でダンスの練習を行う姿が描かれた。
共に自然な笑顔で、かつお互いを見つめあいながら踊っている様子から、二人の仲の良さが窺える。
2016年4月号 (1stファンブック 94-95頁掲載)
2ndシングル「恋になりたいAQUARIUM」の新衣装が初公開された今号だが、早速その衣装に身を包んだ善子・千歌・ダイヤの三人が屋上ではしゃいでいるイラストが掲載された。
自ら千歌と腕を組み、満面の笑みを浮かべるダイヤが非常に印象的な一枚である。また、この二人が並んで描かれた唯一の公式イラストとなっている(2016年8月現在)。
なおこのイラストと共に掲載されている文章は善子の語りであるが、こちらはAqoursファン必見の内容となっているため、たとえリトルデーモンでなくとも是非ご一読頂きたい。
2016年10月号 (2ndファンブック 37頁掲載)
鞠莉ちゃんは抹茶ミルクがご所望で、ダイヤちゃんとよっちゃんはまさかのアズキ志望。
だからアズキはないってば!まったくもう、お嬢様と悪魔はほんとワガママなんだから!
Aqoursの面々にかき氷を作ってあげる千歌だが、一部のリクエストに困っている様子が描かれた。
ダイヤと善子による無茶な要求は果たして本当にワガママなのか、それともアズキが無いことを知っていながら面白半分で千歌をからかっていたのか———真相は謎のままである。
2017年4月号 (2ndファンブック 78-79頁掲載)
それと同時にね、なんだかね、やっぱり、ダイヤちゃんと姉妹なんだなぁって思うの。
きっとさ、ルビィちゃんも——あと2年くらいしたら、ダイヤちゃんみたいになるのかもよ?
衣装の研究と称してCYaRon!の三人で集まった時のやりとりを、千歌の目線で描かれた記事である。
姉妹にしては全く似ていないと評されるルビィとダイヤだが、こういった活動の際におけるルビィの芯の通った言動から、ダイヤと姉妹であることを実感している様子である。
おバカなキャラクターに見られがちな千歌だが、二人の内面は人一倍しっかりと見ているようだ。
楽曲PV及び音源
「君のこころは輝いてるかい?」PV
プール掃除の最中にようちかなんの三人でダンスの練習をしていたところ、千歌が水溜りに足を取られ、果南を巻き込みながら転んでしまう。その光景を見かねたダイヤはプールサイドから飛び降り、怒り半分呆れ半分のような態度を取りつつも、千歌に対しダンスの実演指導を披露する。
一瞬呆気にとられてしまう千歌だったが、踊ってみせるダイヤの後姿を見て優しく微笑んだ。これまで活動に最も否定的だったはずのダイヤが自ら指導する姿に、千歌も何か想うところがあったのだろう。
笑顔を中心に表情豊かに描かれる千歌だが、この時は他で見ることのできない珍しい表情を見せた。
「恋になりたいAQUARIUM」PV
ラブライブ!サンシャイン!!初のセンター総選挙が行われた本楽曲だが、千歌とダイヤの順位はそれぞれ6位・7位と連番になっていため、PVではたびたび手を合わせたり、隣に並んで踊る姿が描かれた。
スクフェス
メインストーリー
第二章
「スクールアイドルとは一体何なのか」という千歌の疑問について、各々の意見を交わすことになったメンバーたち。千歌はこれを「私もやりたいという気持ちにさせてくれるもの」と位置づけ、その後はこれから考えていけば良いと発言し、ダイヤを呆れさせる。
しかし上記のやりとりの後、「やっぱり私は頭で考えるのは向いていない」と自身を卑下する千歌に対し、ダイヤは「そんなことはありません」と即座に否定した。自分たちが何なのか、また何をしたいのかについて考える機会ができて良かったとし、議論によって得られた成果物をもって千歌のあり方を尊重した。
2016年 千歌の誕生日祝福メッセージ
千歌さんがAqoursなんて始めたせいで、予想外のことばかり。……感謝してますわ
メンバーの多くが「おめでとう」と伝える中、ある意味でダイヤらしいとも言える、一風変わったメッセージにて千歌を祝福した。前述の浜辺で歌うダイヤの語りにも通ずるものがあり、ダイヤの千歌に対する想いには特別なものがあることが窺える。