全11回で平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%。この数字はコメディドラマとしては、1977年9月26日以降では史上2番目の記録となる(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。
主題歌はMISIAの『Everything』。
2003年には、韓国でキム・ヒソン主演によりリメイクされた。
ストーリー
神野桜子は、類い希なる美貌を持ち、教養もあり、仕事もこなし、一見非の打ち所のない女性。その上職業は客室乗務員(スチュワーデス)。
しかし彼女には、大きなトラウマがあった。幼い頃、極度の貧乏生活を経験し、貧困と闘ってきた結果、彼女は「世の中で一番大切なものはお金である」「恋愛相手も結婚相手もお金持ちでなければならない」という強迫観念に囚われていたのである。機内での仕事中も、合コンの席上でも、口説いてくる男への興味は「お金や財産をどのくらい持っているか」。
そんな桜子は、ある合コンで超金持ちの医者・中原欧介と出会う。しかし本当の彼は、小さな魚屋を切り盛りする、恋愛に臆病な男性だった。
「心よりもお金が大事」と公言する一方で、亡き母が言っていた「お金では買えないたった一つのもの」が頭を離れない桜子が、本当の恋を見つけるまでを描くロマンチックコメディ。
キャスト
演:松嶋菜々子
上品な物腰の美人で気配りが上手いが、実際には貧乏人の娘。
若さと美貌を生かし、「大金持ちの男性との玉の輿結婚」を夢見て客室乗務員になる。機内では男性搭乗者の名刺を集め、退勤後はひたすら合コンに走る「合コンの女王」。男性に対するキメの殺し文句は「今夜はたった一人の人にめぐり逢えたような気がする」。
とある合コンで出会った東十条を「とりあえずの本命」としながらも、「もっと凄い大金持ちがいるのでは」と考え、夜な夜な合コンを繰り返す。そんな中、佐久間がセッティングした合コンで欧介と出会う。
演:堤真一
35歳。慶明大学理学部数学科卒業後、マサチューセッツ工科大学に留学するも挫折。さらに父親が亡くなったことで、実家の魚屋を母親と切り盛りするようになる。しかし、父親が多額の借金を残し、客には値切られることがしょっちゅうで経営は厳しい状況。
また、留学中、数学に没頭するあまりフラれてしまった当時の恋人・雪子の事を7年間ずっと引きずっている。そんな中、佐久間に連れて行かれた合コンで雪子にそっくりな桜子に出会い、彼女に一目惚れする。
桜子に「金持ちの医者」と勘違いされ、本当の事を言えないまま桜子と付き合い始めてしまう。
塩田若葉
演:矢田亜希子
23歳。桜子の後輩の客室乗務員。桜子の考え方を「歪んでいる」と思いながらも合コンには参加している。佐久間がセッティングした合コンで欧介に惚れ、積極的に近づく。
粕屋紳一郎
演:筧利夫
35歳。『渋谷アップル信用金庫』勤務。欧介、佐久間の大学時代からの親友。独身だが、酒癖が悪く、女と合コンが好き。合コンで出会ったなみに惚れるが、なかなか相手にされない。
奥山なみ
演:須藤理彩
24歳。桜子の後輩の客室乗務員で、合コン仲間。若葉と同期。冷えた家庭で育ち、常に複数の男性をはべらせていないと気が済まない性格。粕屋と花房に二股を掛ける。
花房礼二
演:押尾学
25歳。慶明大学付属病院の研修医で、佐久間の後輩。なみから惚れられるが、本人は軽い付き合い程度にしか思っておらず、他にも付き合っている女性がいる。なみを巡って、粕屋からは敵視されている。
佐久間為久
演:西村雅彦
39歳。欧介、粕屋の大学時代からの親友。慶明大学付属病院勤務の外科医。二人よりも年上だがこれは浪人しているため。
美人の妻・真理子がいるが、女と合コンが好きで真理子には尻に敷かれている。ニューヨークの医学学会への出張からの帰りの飛行機で、桜子らと出会い、合コンの約束を取り付ける。この合コンが桜子と欧介の出会いとなる。
佐久間真理子
演:森口瑤子
佐久間の妻。33歳。色っぽい美人。女好きな夫に目をつぶりながらも、しっかりと夫婦の実権は彼女が握っている。
桜子の純粋な所をいち早く見抜き、「あの子なら本当の欧介君のことを知っても大丈夫」と欧介を励ます。
武藤操
演:今井陽子
27歳。桜子と同期の客室乗務員で合コン仲間。少々男っぽい性格だが、後輩からの信頼は厚い。桜子の徹底振りに感心しながらも、桜子たちを冷静な目で見つめる堅実な性格。
中原富士子
演:市毛良枝
欧介の母。55歳。欧介の青春を奪ったのは自分だと後悔しており、35歳になってもまだ独身である欧介の身を案じている。
東十条司
演:東幹久
30歳。大病院『東十条一郎病院』の御曹司。桜子の意図には全く気づかず彼女を完全に信じ込んでいる。世間知らずで苦労をしたことがないお坊ちゃまで、純粋なお人好し。
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