「……我が名はゆんゆん。アークウィザードにして上級魔法を操る者。やがて紅魔族の長となる者……!」
解説
紅魔族の族長の娘で、めぐみんの同級生にして自称ライバル。年齢はめぐみんと同じ14歳。
芯が強そうながら大人しめで、優等生の様な印象の顔つき。
人物
2月29日生まれ。
紅魔族の特性か大人しそうな見た目に似合わず、気が短く好戦的で負けず嫌いなど、めぐみんと似ている部分がある。
変わり者が多い紅魔族の中では珍しく常識的な性格だったため、周りから浮き気味で「変わり者」扱いされていた。
普段はオドオドした態度が多いが言う事はハッキリ言う性格で、割と容赦が無い。またパニックに陥りやすいめぐみんとは逆に意外と逆境に強く、いざという時は腹を括れる芯の強さがある。
頭は良いが人が良すぎるため騙されやすくチョロい面があり、特に「友達」と言われると断れなくなる。
名乗りや口上を恥ずかしがるなど割と常識的だが、夢のある話やカッコいいフレーズに目をキラキラさせる、売られたケンカは買う、戦闘が一番の特技……など、何だかんだで紅魔族らしい所もある。
ちなみに初登場時には、あのヒーローのポーズをとっていた。
ぼっち
上述の通り、紅魔の里で変わり者として浮いていた事と本人のぼっち気質(※)のせいで、自信を持って友達と呼べる人物がとても少ない。
アクセルの街の冒険者達からはとても慕われているが、他人に気を遣いすぎて自分から人に声を掛ける事が出来ず、人前に出ても恥ずかしくてすぐにその場を立ち去ってしまうため、人付き合いが嫌いだと思われている。
冒険者達が声を掛けないのも、「助けてもらった感謝の代わりに一人でそっとしておいてあげよう」という事になっているため。
なおカズマは、ゆんゆんのぼっちエピソードを聞く度に心から同情している。
他者との関係に飢えるあまり若干ぶっ飛んでいる所があり、短編集『よりみち2回目!』では「恨んでくれてもいいから人との関わりが欲しい」、「人から頼まれてると必要とされてる感が凄いので、違法だろうと迷う気は一切ない」と言い放ったり、アニメで描写された過去では「もう、悪魔が友達でもいいかな」と呟いて悪魔を召喚しようとしている。
※ぼっち気質の例
- 家で延々と1人チェスをする
- サボテンに話し掛ける
- トランプタワーのような一人遊びが得意…など
容姿
めぐみんより少し背が高く、紅魔族の女性の例に漏れず、14歳という幼さでありながら推定Gカップはあろうかというあまりにも豊満すぎるバストの持ち主。(そのため、実年齢よりも上に見られる事が多い)。
黒のローブと黒のマントに茶色のロングブーツ、銀色のワンドを持ち、腰には短剣(ダガー)を装備している。
なおスピンオフや番外編も含めた作中では、自身と比較した上でめぐみんの体型に関するコンプレックスを、無自覚かつ悪気ゼロで刺激する事がたまにある(例として「変われるものならめぐみんみたいなシャープなラインを保ちたいわよ」と言うなど)。
学生時代
学生時代は成績を競い合っていためぐみんに毎日の様に勝負を挑んでいたが、ほぼ毎回めぐみんの奇策に嵌まり負けていた。
勝負には必ず対価として昼食用の弁当を懸けていたので、毎回負ける度に弁当を巻き上げられていたが、味を褒められるのは嬉しかった様で家が貧乏なめぐみんの食事の世話をしていた。
詳細はこちらを参照。
能力
職業はめぐみんと同じ、上級職の『アークウィザード』。爆裂魔法以外は使えず覚える気もないめぐみんとは違い中級魔法から上級魔法、テレポートまで一通り使え、更に体術もこなせる文武両道の魔法使い。
万能で優秀なためパーティーを組む必要性が無く、彼女自身のぼっち気質も重なって、アクセルの街に来てから未だにパーティーを組めずにいる。
紅魔族らしく知力も高いがめぐみんには敵わず、煽り合いや口喧嘩では必ず負ける。
様々な魔法が使える為、シルビアやウォルバクといった魔王軍幹部との戦いでカズマ達に協力している。
最終巻の17巻でも、魔王との戦いにカズマパーティやミツルギパーティと一緒に戦った。
作中で使った主な魔法
- インフェルノ
辺り一面を包む程の強力な火炎を放つ上級魔法。
- テレポート
予め登録している場所にワープする、またはさせる事が出来る。なお転送先を指定しない方法だと、どこに飛ばされるか分からない『ランダムテレポート』となる。
ちなみに3つある指定枠は①アクセルの街、②紅魔の里、③王都で埋まっており、最初は里帰りを容易にするために習得した。
- ファイヤーボール
球状の火炎弾を放つ中級魔法。
- ブレード・オブ・ウインド
手の平で作った風の刃を飛ばし、対象を切り裂く中級魔法。
- ボトムレス・スワンプ
巨大な沼を対象の足下に発生させ、敵の動きを封じる魔法。
- ライト・オブ・セイバー
術者の魔力次第で切れ味が変わる上級魔法。ゆんゆんの扱う魔法の中では、最も使用頻度が高い代名詞的な魔法。
- ライトニング
手から光線状の電撃を放つ中級魔法。
- ライトニング・ストライク
強力な落雷を起こす上級魔法。
他の登場人物との関係
カズマ
「奇特な人」、「最低」など酷く言う事も多いが、基本的にめぐみん達と同じく強く信頼している。
周囲の変わり者に振り回される事が多い者同士として、同情される事もある。
めぐみん
ライバルなので度々ケンカしているが、負かされたり冷たくあしらわれて、泣く羽目になる事が多い。
爆裂道を歩む彼女の事をバカにする事もあるが、基本的に親友として心配し、また心から凄いとも思っている。族長を目指しているのも、彼女を越えて自分が紅魔族随一の魔法使いとなるため。→めぐゆんも参照。
アイリス
初めは『チリメンドンヤの孫娘イリス』と紹介される(偉い人だろうという事は気付いていた)。
正体が第一王女アイリスだと判った時は土下座をして今までの非礼を詫びていたが、アイリスから優しく声をかけられ、以前と変わらずに友達として付き合っている。
純粋で幼さの残るアイリスを、周囲の変わり者達から守ろうとする気持ちが強い。
異世界かるてっと
一期第11話より3組の生徒として登場し、運動会に参加。しかし、参加者がゆんゆん1人しかおらず他に生徒がいるか怪しく、案の定ぶっちぎりで最下位を独走。逆転が期待できる騎馬戦では、1組の応援に回った。
二期第5話で再登場し、腕いっぱいに誰に渡すのか分からないチョコを抱えている所をヴァイスとヴィーシャに羨ましがられた。
第8話では1人で学食にいたり1人でカラオケボックスにいたりと寂しい話題に事欠かず、第11話の学園祭では『マッチ売りの少女』を1人で演じ、観客を唖然とさせていた。
なお同話では中の人が同じリスタルテが登場したが、いつも通りの慎重さを発揮した聖哉に引きずられてあっさりと退場してしまったため、共演は叶わなかった。
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