概要
『Dr.スランプ』シリーズの劇場公開作第7弾。フルタイトルは、『Dr.スランプアラレちゃん んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』。公開は1993年7月10日。
「東映アニメフェア」で上映された短編アニメーション映画で、同時上映は『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』、『幽遊白書』。
前作(第6作)まではアニメ第一作を基に制作していたが、本作から『Dr.スランプ』の続編漫画『ちょっとだけかえってきたDr.SLUMP』に準した劇場作品となっている。
本作から平成製作となった映画作品ではアラレと千兵衛以外のキャストが総入れ替えとなり、アニメ第二作『ドクタースランプ』ではその二名も交代し殆どのキャストを再度一新しているが、スッパマン役の古谷徹氏のみ劇場版から同役を続投している。
あらすじ
ある日、ヤパイヤ国のジオンレ大臣から生まれてから一度も笑ったことのないプルア姫を笑わせるために、お笑いロボットを作ってほしいと依頼される則巻千兵衛。
「世界一の科学者」とおだてられた千兵衛は、その依頼をあっさり引き受けることになり、くれぐれも口外しないようにと大臣に言われたが、勢いあまってみどり先生に喋ってしまう。それを聞いたみどりも千兵衛に内緒と言われたにもかかわらず、あっさりアラレに喋ってしまい、アラレがあっという間にペンギン村中に噂を広めたことから、村中の人々がヤパイヤ国に訪れる。
そんな噂を聞き付けたDr.マシリトも、千兵衛に負けじとお笑いロボットを作って対抗しようとヤパイヤ国へ乗り込み、千兵衛とマシリトによるお笑いロボット対決が始まるものの、両者共にくだらないダジャレで笑わせようとしたため、それに姫が笑うはずもなく、周囲もあまりのくだらなさに落胆する。そこに現れたアラレがプルア姫を笑わせることに成功する。しかし、姫の笑いが周囲を驚愕させる大事件になってしまう。
余談
- 本作では、ウーロンやピラフ一味のシュウとマイなどといった、『ドラゴンボール』のキャラが密かに登場している。
- 本作から声優と一緒にキャラクターデザインも一新されているが、摘鶴燐・摘突詰姉弟は原作とアニメ第一作の10年後を描いた回での大人の姿で登場している。
関連タグ
Dr.スランプアラレちゃん ちょっとだけかえってきたDr.SLUMP
おかしなお菓子なオカシナナ?…本作同様、笑わないお姫様を笑わせようとする映画作品。こちらのお姫様は昔こそよく笑っていたが、両親が喧嘩を繰り返していたせいで笑顔を失ってしまった。
んちゃ!ペンギン村はハレのち晴れ → んちゃ!ペンギン村より愛をこめて → ほよよ!!助けたサメに連れられて…