概要
ファミコンのソフトを全てゲームボーイアドバンス及びSPに対応する夢のアダプターである。
何故発売したのか言うとファミコンの特許権が切れたばかりの2003年7月15日が過ぎてからの発売となる。
主な特徴は同じ2004年に発売されたファミコンミニに選出されなかったタイトルを先の説明通り遊べる事。主に3DSのバーチャルコンソールの発足当初からNintendoSwitchOnline等の現在に至るまで一度も携帯機に移植されなかったタイトルがほぼすべて遊べる。
更に2000年代前半当時から1人暮らしを始めたばかりの家庭ではテレビの新規購入が金税問題等の懸念された事もあり、「ファミコンを遊びたいのにテレビが無いと遊べないのにテレビを買うのが辛い。」との意見のある新成人のユーザーにとってはアダプターとゲームボーイアドバンス、アルカリ単三形乾電池4本と当時中古が安いゲームボーイアドバンスソフトで出費が安く、家庭の電気代の値段を抑えやすく、敷居の低さが最大の魅力となる。
無理やりだけどディスクシステムに対応。
以上の事からファミコンミニ以上の魅力はあったのだが…
携帯機でファミコンを遊ぶ目標の致命的な欠陥
実際はこれはひどいと言わんばかりの欠陥商品と呼びかねない内容となってる。
まずは先に説明しなければならないのが1版の売りとなるアドファミにセットしたカセットの支え具合が不安定になってる事。外で遊ぶのに遊ぶ本人が起動から1度も接触してなくても遊ぶ角度を慎重に変えても何も変えてなくても画面が強制的にフリーズされて遊び辛くなってる。最悪の場合は遊ぶ本人に関係ないはずの暴風や地震の揺れなどの自然災害にあってしまいやすい。
次に説明するのが画面がノイズだらけになってる。これは当時の携帯機に無理やりテレビ出力したような最低画質となり、遊ぶ時の意欲が無意味になる程見づらくなってる。特にテキストが全てのRPGのパスワードが欠落状態に陥ってる。ファミコンの解像度は256x224ドットなのに対し、ゲームボーイアドバンスの画面解像度は240x160ドットに設定されてるため、合わなくなってる。
次に音質が割れまくり。ゲームボーイアドバンス本体のスピーカーではなくアドファミから流れてるがいくらボリュームを下げても改善不可能。
更に酷いのが持ち上げるときの重さが無意味に重い。携帯機は場所を選ばず外出先でも遊べるのが売りの一つなのだがこれのせいで魅力が消されてしまい、重要性の高いはずの単三形乾電池4本を入れた事で5時間も持つ事ができず、腕に負担を抱えることになり、お荷物扱いされてしまう。
最期にとどめと言わんばかりなのが時期的にニンテンドーDSが発表された事。DSの発売を迎えた時は非対応になってしまった。
この事から公式のファミコンミニの偉大さが認識するようになってしまった。
後年での評価
3DSにバーチャルコンソールが発足してから正規の手段での携帯機でファミコンを遊べるようになり、switchの普及辺りになってから当たり前になった。
しかし2000年代前半の時代でファミコンを携帯機で遊ぶと言うアイデアが出したのは後年になってから評価された。