アヌビス星人
あぬびすせいじん
- スーパー戦隊シリーズ『特捜戦隊デカレンジャー』の登場人物ドギー・クルーガーの種族名。
- 漫画『ザ・ウルトラマン』に登場する宇宙人。本項で解説。
漫画『ザ・ウルトラマン』、「1ダースの特攻隊」に登場するオリジナル宇宙人。
その名が示す通り、エジプト神話の冥府の神・アヌビスに酷似したジャッカルの獣人の様な容姿をした宇宙人で、突如としてウルトラの星に降伏を迫り、もし受け入れなければ『超空間破壊砲』で星ごとウルトラの国を破壊すると脅迫した。
ウルトラ一族を脅迫し、要求が受け入れられなければ実力行使を行使すると豪胆するだけあり、母星のアヌビス星には光線に対するセンサーが配備されているなど、厳重な警戒網が張られており、このため、彼らの脅しに屈しないという結論に至り、超空間破壊砲破壊の為に組まれたたった1ダースの特攻隊に加わったウルトラ戦士達は光線技を使えない状況だった為、苦戦を強いられ次々に犠牲者(中にはあのチートラマンのウルトラマンキングも含まれる)を出していく事になるが、ウルトラの星に戦争を仕掛けるなど大それた彼らの行動の裏に真の黒幕が隠れていた事にはこの時点では誰一人として気が付く者はいなかった……
隊長ドリル
アヌビス星人達の最高司令官と思われる親衛隊隊長。
一般の兵士達と違い少し豪華な服装をしており、剣術の達人でレーザーブレイドで武装している。大部隊を率いて警戒網を掻い潜って来た1ダースの特攻隊の1人であるウルトラマンキングを、大多数の兵士達と共に待ち伏せしてガトリング砲による砲撃でウルトラマンキングを負傷させた。
超空間破壊砲の中枢部がある部屋へとやって来たセブンを迎え撃ち追い詰め、更にその後にやって来たメロスと交戦するが、最後は彼の纏った鎧の装甲を斬り付けた際に折れてしまったレーザーブレイドの剣先が胸に突き刺さり絶命した。
生体コンピュータ
アヌビス星の侵略基地司令部室奥深くに存在する超空間破壊砲の中枢部に鎮座する生きたコンピュータ。
実はアヌビス星人を利用して全宇宙を支配しようと目論む今回の事件の真の黒幕で、彼らを操り全宇宙の支配の際に最も邪魔となるウルトラの国を消し去ろうと暗躍していた。
超能力を持っており、超空間破壊砲の中枢部を破壊しようとセブンが発射したワイドショットをかき消すなど、その能力の一端を垣間見せていた。
自分の元へとやって来たセブンに隊長ドリルを嗾けて抹殺しようとするが、駆けつけたメロスによって自身が散々利用して来た隊長ドリルが倒されるや否やサッサと彼らに見切りをつけて新しい自分が利用出来る者達を見つけると捨てゼリフを吐きながら宇宙へと逃亡を謀るが、超空間破壊砲の発射装置をそのままにしていたことが仇となり、最後はセブンが起動させた超空間破壊砲を撃ち込まれ爆散した。