A級実験駆逐艦、アマゾンだ。お前みたいなバカ者は相手にしたくないんだが...、仕方ない、面倒を見てやる!
いい?艦隊の嚮導(きょうどう)は大切なことなの。そしてこの私こそがこの栄光ある使命を担当する古参だ!
……ちびっこっぽい!?言うわね…走り込み十周だああ!
CV:綾宮由希子
所属:ロイヤル
レアリティ:R→SR(改造後)
アズールレーンの登場キャラクター以外でのアマゾンと、元ネタの艦船についてはこちらを参照。
まあ、今日は概要もいいし…よく拝ませてやるか…
イギリス海軍のA級駆逐艦のプロトタイプとなった駆逐艦「アマゾン」を擬人化したキャラクター。
本作のチュートリアル要員でもあり、ステージ1-1をクリアするまでの間は懇切丁寧に色々教えてくれる。ただし若干ものぐさな面があり、記念すべき最初の建造では面倒臭いからと高速建造材を使うよう促すといった事も。
そのチュートリアル建造からはアマゾンも出るため、アマゾンと一緒に建造したらアマゾンが出たなんてことも起こったりする。
チュートリアルで登場した個体は、プレイヤーがのちに仲間として加える個体とは別で、別の隊から出張してきた個体である。クリア後は部隊に戻るためしばらく姿を見せなくなるが、システム要素が開放されていくと説明のために現れる事がある。
そのチュートリアルや大講堂、一部のヘルプなどでは、指差し棒を持ったアマゾンの専用SDが見られる。これがコラ素材として人気があり、特にアズールレーン公式Twitter上で新しいKAN-SENや着せ替えなどの画像が公開された際、その画像の個人的に好きな所を指し示す、所謂「ここすき」の素材として使われている。
また、名前が同じではあるが、某大手インターネット通販会社とは無関係である。
2020年1月15日にはアマゾンに改造が実装されることが公式Twitterにて発表され、21日のアップデートににて実装された。
容姿を持ってきてあげたんだから、感謝しなさい!
金髪の髪をツインテールにまとめた少女。瞳は碧眼、八重歯とアホ毛がある。
服装は白いワイシャツに、金で縁取られた黒いマントにスカート、そしてタイトル画面などでお馴染みの錨のマークが描かれたグローブを身につけている。胸元のリボンや革のベルトなど、細かな装飾が多い。加えて腰に剣を帯刀しており、編成画面などで剣を一回転させる動作をしている。
そしてその長い脚には黒のニーハイソックスを着用。お仕事を頑張った指揮官には、どうやらこの膝で膝枕をしてくれるそうだ。
ゲーム内の通常立ち絵では常に赤面しているのと、鼻が描かれてないのも大きな特徴。後年に発売されたアズールレーンクロスウェーブでは、ウインクなどの新規の表情差分が登場。赤面していない表情差分も多い。
駆逐艦の擬人化らしく幼い体形をしているが、実はヴァンパイアに次ぐ古参だったりする。
改になると基本的な要素は受け継いでいるものの、頭身が上がり成長した印象を与える。顔立ちも目はやや鋭い目つきに変わり鼻もはっきり描かれるようになったため、改造前にあった子供っぽい印象は消えている。ただ身長は伸びても一部は成長しなかったようだが、絶対領域は健在。
キャラクター像をなめるな!
何かとベテランぶって格好つけて指導したがるロイヤルの若き教官。いまいち迫力はなく、子ども扱いされると怒りだしてしまうが、実力は本物。
好きなもの1 | 雑学本 |
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好きなもの2 | 小テスト |
苦手なもの | 小さい子として扱われること |
趣味 | 音楽鑑賞 |
長所/特技 | 実技訓練法 |
※アズレンCW内でのプロフィール
ただ単にツンデレとは言い難い、言うなればツンデレ風味な性格をしている。わかりやすく言うと、指揮官に対してはよく色々と文句を言うが、指揮官に何かを教えたり、頼られたりすることは嫌いではない、といった具合である。
新たに着任した新人指揮官たちにとっては、かなり頼りになること請け合いだろう。
容姿こそ紛うことなき少女なのだが、子どもっぽい扱いをされるのが嫌い(本人曰く「こう見えても大人」)で、なでなでよしよしされると「頭を撫でるな!」と怒りだしてしまう。
それでも指揮官には、ナデナデどころか抱き上げられたりもしている。当然怒る。かわいい。ブルドッグに撫でられた際も同じような反応をしたため、これは指揮官に限った話ではないそうだ。
まあ、本人は後述のミニイベントにて、腹いせに小テストに難しい問題を増やそうとしてブルドッグにたしなめられたりしたなど、どうしても子どもっぽい所もあるのだが...
そういう点ではクレセントとは似た者同士なのかもしれない。
その体形に違わず胸周りは慎ましいが、ロイヤルの女王のような巨乳を毛嫌いするような態度や、コンプレックスと感じている様子は見せていない。
彼女が自分の身体をどう思っているかはわかっていないが、後述のミニイベントでのストーリーにて、その辺りの一端が初めて描かれた。ブルドッグ曰くアマゾンはお風呂でみんなの胸をよく見ているらしく、その中でもよくシグニットを見ていたらしい。
やはり気になってしまうのだろうか...。
ブルドッグ「手に入れられないものこそ欲しくなる大人の性(さが)ですね」
アマゾン「あんたも全然ないくせに!」
ブルドッグ「言われてみればそうでした」
そんなアマゾンは、母港の駆逐艦たちの先生をしており、月曜日と金曜日には大講堂で先生として活動している彼女を見ることができる。ツンデレ風味、という性格も恐らくここから来るものだろう。
科目はというと月曜日が「アマゾンの水雷戦教室!」で、金曜日が「サルでもわかる戦術学!」となっている。
ちなみに、アマゾンが公式Twitterにアップされたびそくぜんしんっ!の小話部分に登場した際には、綾波から「鬼教官タイプ」と評されていた。
妹について言及したセリフがあるが、アマゾン自体はA級駆逐艦の先行試作型なので同型艦はいないはずであり、詳細はわかっていない。量産化されたA級駆逐艦を妹としているという説があったりする他、ニコニコ大百科では「他のロイヤル駆逐艦を妹と称している」という記載がされている。
性能が終わってないのは、さぼっていたということだ!
スキル「プロトタイプ」はアマゾンと同じ艦種である駆逐艦の経験値を6%(最大強化で18%)付加させる効果があり、駆逐艦のレベリングに重宝される。また、計画艦の経験値収集の効率向上にも役立つ。
元がレベリング用のキャラクターなので、強さに関して特筆すべきものはないが、ロイヤル陣営の艦らしく回避が高く、ステータスもバランスがとれている。
アズールレーンクロスウェーブ
プレイアブル化こそされなかったものの、支援艦として参戦を果たす。こちらでも「経験値アップ」の固有スキルを持っている。
ゲーム内のミニストーリーでは長門、フッド、ユニコーン、ハムマン、アドミラル・ヒッパー、ホーネットなどのKAN-SENたちと共演した。
鉄血鮫とエニグマ
2019年10月17日〜24日の期間に初登場したこちらのミニ海域イベントにて、アマゾンはブルドッグと共にロイヤル陣営側の主役に抜擢されるという快挙を成し遂げた。
海上護衛の任務にあたったアマゾンとブルドッグの、補給艦を攻撃するにんにくっ子...もといU-110との戦いを主に描いたストーリーとなっている。
戦いとは言っても、海上護衛の手本を見せようと張り切るアマゾンがブルドッグにたしなめられたり、どこかマイペースで緊張感のないU-110とブルドッグに振り回されたりするなど、比較的明るめのストーリーとなっている。
攻略面に関しては、攻略マップ道中のエリート艦隊としてアマゾンが登場。最終ステージであるSP3ではボスとしてブルドッグと共に立ち塞がった。
アニメ版での活躍
- 第1話
はぐれてしまったユーちゃんを探すユニコーン、ジャベリン、ラフィー一向に、ユーちゃんの行った場所を教える、という重要な役割を果たしてくれた。
ちなみに、登場した2つの場面の両方とも、アマゾンはユニオン所属のフートと共に行動しているらしい描写がなされている。
- 第2話
冒頭、前回の襲撃で少なからず傷を負っており、フートに肩を組んでもらい母港に帰還していた。
今回の出番はこれのみ。
- 第6話
アズールレーン基地内の大講堂にてロンドン、サセックス、シュロップシャー、ラングレー、サフォークと一緒に映っていた。
そして
「ひよっ子どもー!これでも読んで、少しは勉強しろー!」
ついに台詞有りで登場。CVはもちろん綾宮由希子女史である。
新しくお店が増えたという基地内の商店街(おそらく1話で映った場所とは別の場所)でなんと本屋を開いていた。
店舗と思われる建物の看板には「AMAZON」と描かれており、外に並んだ背の高い本棚には、赤・青・黄の教科書(ゲーム内でスキル強化に使用するもの)がびっしりと並んでいた。
そして店にはサッチャー、オーリック、スペンス、ロンドン、ラングレー、レンジャーが来店していた。
この回はお風呂回でもあったのだが、残念ながらお風呂の場面にアマゾンが登場することはなかった。
なお余談になるが、サッチャーやラングレーなどのKAN-SENと一緒に映っていた場面では、作画ミスなのかスカートの背面部分がかなり伸びており、まるでローブのようになっていた。
- 第9話
前回と前々回の一件で捕虜となった綾波と、彼女を連れたジャベリンとラフィー、それにユニコーンを加えた4名でアズールレーンの基地にある商店街を訪れた場面で、一瞬のみ登場。顔と脚辺りは見切れていたが。
- 第10話
大講堂にてラングレー、ホーネット、ペンシルベニア、ベルファスト、明石と集まり黒いメンタルキューブを囲んでいた。キューブを解析していたのかは不明だが、アマゾンは「さっぱりだ... わからん」とだけプリンス・オブ・ウェールズとクリーブランドに話していた。
その後、アズールレーンの基地は突然内部からの攻撃を受ける。なんとその攻撃の主は、基地内に侵入していたというセイレーンのピュリファイアーだった。
ピュリファイアーは施設を破壊しつつ黒いメンタルキューブを強奪。襲われた大講堂はほぼ半壊しており、中にいたアマゾンなどのKAN-SENたちも重傷を負ってしまった。
- 第12話(最終回)
巨大戦艦オロチとの決戦にあたってベルファストが呼び寄せていた、陣営の垣根を超えた連合艦隊の一員として登場。水平線の上に大勢のKAN-SENと共に並んでいたため豆粒ほどの大きさでしか確認できなかったが。小さ過ぎたためかこのシーンはゲーム内での立ち絵で表現されていた。
総括
アニメ本編でアマゾンの存在を確認できたのは、全話中6話となった。もちろんストーリーの本筋に絡むことはなかったものの、アズールレーン基地の一員としてそれなりに活躍を確認することができた。
フン!仕方ない、この私が直々に関連イラストになってやる!
一周年記念着せ替え「リトルオーケストラ」
「パーティーにはオーケストラが欠かせない!ほーれ、ロイヤル駆逐艦たちで編成された、この私がリーダーを務める吹奏楽団が華を添えてやる!では最初に...あわわわ!マントを踏んじゃった!?」
いつもの黒のマントと白いワイシャツ姿とは打って変わって、裾が大きなフリルになっている白いドレスにファーのついた赤いマント、そして白ストッキング(とガーターベルト)と、白を基調としており、ドレスの裏地やたすき掛けしたリボンなどの温かみのある赤色も目を惹く。そこに星やティアラ、王冠が先端に付いている杖(タクト?)などのゴージャスな装飾が施されている。
アマゾンに実装された初めての着せ替えだが、ゲーム中のイラストの絵柄が、着せ替え前とかなり変わっていたり、追加されたボイスの印象も以前と若干異なるものだったので、リアルに「お前は誰だ」というような声も上がった。
だが、この着せ替え状態での好感度MAX時の台詞はファン必聴ものであるので是非一度聴いて貰いたい。
そろそろ関連タグの時間を自分で覚えたらどうだ!
…アマゾンがモデルとなったA級駆逐艦