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概要

アルバロ・デ・バサン級フリゲートとは、スペイン海軍が運用しているフリゲートアメリカ製のイージスシステムを搭載したイージス艦である。イージス艦の配備はアメリカ海軍日本海上自衛隊に次ぐ3か国目。

アメリカや日本のイージス艦は満載排水量約9,000~1万トンの大型艦が主であったが、本艦級はそれらより小型の約6,000トンに抑えている。これにより武装や性能も控えめとなったが、多少廉価となったため、ノルウェーフリチョフ・ナンセン級フリゲートオーストラリア海軍ホバート級駆逐艦といった他国イージス艦の原型にもなった。

他の特徴としては、イージス艦の特徴であるSPYレーダーを艦橋の上に設置したことが挙げられる。

同型艦は5隻。

  • F-101:アルバロ・デ・バサン(1番艦、2002年就役)
  • F-102:アルミランテ・ファン・デ・ボルボン(2番艦、2003年就役)
  • F-103:ブラス・デ・レソ(3番艦、2004年就役)
  • F-104:メンデス・ヌーニェス(4番艦、2006年就役)
  • F-105:クリストーバル・コロン(5番艦、2012年就役)

また6番艦であるF-106:フアン・デ・アウストリアの建造も計画されたが、計画中止となっている。

スペックは満載排水量約6,000トン、全長約147メートル、最大速力28ノット以上。

武装は5インチ単装砲Mk.45が1基、エリコン社製90口径20mm単装機銃が2基、48セルのMk.41VLSSM-2ESSMなどの艦対空ミサイルを搭載し、艦中央にハープーン対艦ミサイルの4連装発射筒を2基有する。

艦後部にSH-60哨戒ヘリコプターを1機搭載しており、艦載機としてこれを運用する。

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アルバロ・デ・バサン級フリゲート
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