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CV:速水奨(OVA)、竹内良太(Die Neue These)

概要

ローエングラム陣営の主要提督。

リップシュタット戦役後にローエングラム陣営に加わった人材の代表格。

旗艦はダルムシュタット(Die Neue Theseでの旗艦はヘイムダル)→アースグリム。

「喰うために軍人になった」と公言するほどの、ラインハルト以上の貧乏貴族の出身である。

攻勢に強く、機動性に富んだ速攻に定評があり、勇猛果敢な戦いぶりで知られる。反面、守勢に回ると粘りに欠け、総合すれば猛将型の指揮官。

初期の頃から活躍していた人物で、劇中最初の戦役であるアスターテ会戦ではラインハルトのもとで武勲を建て、なおかつラインハルトの作戦に対し好意的に示していた。その後は不本意ながら門閥貴族連合とともにラインハルトと戦う事になった。

が、烏合の衆である上に特権意識に凝り固まった門閥貴族のワガママがまかり通る貴族連合軍では彼やメルカッツと言ったベテラン軍人の意見はほとんど受け入れられることはなかった。出撃時には敵の偽装退却を見抜くなど名将に恥じぬ働きをしている。

貴族連合軍が消滅すると投降、ラインハルトの誘いに応じる形でラインハルトの旗下に加わった。

ラインハルトの元で思う存分実力を発揮し活躍した結果、古参の宿将であるロイエンタールミッターマイヤーにも劣らない信頼を受けて第1次ランテマリオ会戦、マル・アデッタ会戦と功をあげたが、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト上級大将の黒色槍騎兵艦隊と組んでのイゼルローン回廊におけるヤン・ウェンリーとの戦いでビッテンフェルトに引きずられる形で開戦に及び、奮戦の末に戦死した。死の間際に際しても味方が逃げられるよう最善をつくし、旗艦が轟沈する間際に生き残った搭乗員を脱出させ、最後の最後まで己の責務を全うしようとした。ファーレンハイトの訃報を受けて皇帝ラインハルトは彼を元帥に特進させ、イゼルローン軍に加わっていたメルカッツはアスターテ会戦でラインハルト麾下となってともに戦い、貴族連合軍とともにラインハルトと戦った元同僚に哀悼の意を示している。

また副司令官だったホフマイスター中将は黒色槍騎兵艦隊に編入されての第2次ランテマリオ会戦時に「亡きファーレンハイト元帥の勇名を辱めるな!」と言って共に黒色槍騎兵艦隊に編入された旧ファーレンハイト艦隊将兵を鼓舞しており、部下達からの人望も厚かった事が垣間見えた。

アニメ版では若かりし頃のクリストファー・ウォーケンをモデルにした容姿となり、セクシーヴォイスで名をはせる速水氏の名演技も合わさって高い人気を得るに至った。

人物

前述の通りの貧乏貴族の出であるが、卑しさとは程遠い勇猛且つ廉直な人柄で有名。

またアスターテ会戦では上官のラインハルトに対して「金髪の小僧に手柄を立てさせるのは面白くないが」的な想いを抱いたり、無謀な命令を下す者には上官と言えど歯に衣着せぬ言動を放つこともあり、リップシュタット戦役では戦術知識が皆無なブラウンシュバイク公の暴論に真っ向から反対している(但しこれはブラウンシュヴァイクを怒らせるだけとなり、「死を怖れる臆病者に用は無い!」と見限られてしまった)。

後にガイエスブルグが落城した際は潔く投降し、これ以降は正式にラインハルト旗下に加わる事となった。

後に第二次ラグナロック作戦でハイネセンが完全併呑された際、保身のためにレベロ議長を殺害して帝国に寝返ったロックウェルがかつての自分を引き合いに出してラインハルトへの恭順を示した際には顔には出さないものの強い怒りを滲ませており、ラインハルトも彼の意を汲んで後始末を直々に命じている。

アスターテ・リップシュタットと共に戦ったメルカッツに対しては敬意を抱いており、敵味方に分かれた運命の皮肉を嘆くこともあった。

藤崎版では風船ガムを常に噛んでいるアウトローな性格が強調されており、貴族連合についたのも「ラインハルトの才能を見て戦ってみたくなった」と言う動機であった。貴族連合軍ではほとんど活躍できず投降してラインハルトに仕える点は原作と同様である。

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銀河英雄伝説

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アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト
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