概要
古代ベルカ・ガレア王国を治め、冥府の炎王の異名を持つ女王。
マリアージュ(後述)のコアを無限に生成する能力を持ち、マリアージュをコントロールする能力を持つとされる。
無限書庫の記録によれば、破壊と殺戮を好む残忍な人物とされているが…。
人物
その正体は、高町ヴィヴィオと同年代の容姿をした少女。通称イクス。
マリアージュのコアを生成する能力を持っていることは事実だが、実際には生きたロストロギアというべき自分とマリアージュの存在を「あってはいけない存在」と否定的に捉えており、マリアージュをコントロールする能力も持っていない。
作中での活躍
StrikerSサウンドステージX
マリンガーデンの地下にある遺跡で1000年もの間眠っていたが、自身を探していたマリアージュの接近に伴い想定外な目覚めを遂げることとなってしまった(古代ベルカ滅亡後にも一度だけ目覚めたことはあるらしい)。
マリンパークでの火災でスバル・ナカジマに助けられ、彼女や高町ヴィヴィオと友達になるが、1000年の眠りから偶然目覚めた影響からその身体のほとんどが機能不全に陥っており(現在の技術では治療不可の状態)、事件の終結後、聖王教会でいつ目覚めるかわからない深い眠りについた。マリエル・アテンザによれば、「生きてはいるが、自然に目覚める可能性はほぼない」とされていたが…。
マリアージュ
古代ベルカの時代にガレア王国で作られた、人間の屍を利用した自立増殖兵器。フォルス、ヴァイゼン、ミッドチルダで発生した連続放火殺傷事件の犯人である。
両腕をあらゆる兵器に変形させることができるほか、行動が不可能と判断した場合、自身の身体を燃焼液に変化させて即座に自爆する厄介な兵器であり、これが「冥府の炎王」の由来となっている。
その存在を知るクアットロには「昆虫並みの知能しか持たないおかしな兵器」と評されているが、人間と同様の会話機能を持つ。
イクスヴェリアを求めて行動し、その居場所を知ると思われるフォルスやヴァイゼンのロストロギアの古物商や古代ベルカ史関係者を次々と襲撃した後、ミッドチルダに出現。マリンガーデンを襲撃して大火災を引き起こすが、能力が高い軍団長とされる個体はスバルに破壊され、残る個体もティアナ・ランスター達によって倒され全滅した。
ViVid
第4期『ViVid』では、聖王教会の一室で眠り続けており、シスターセインらによって世話されていたが、ある時に身体は眠ったまま意識だけが先に覚醒し、視覚や聴覚を本体に送信するための端末として小さな分身を作り出すことで、ヴィヴィオやスバル達と再会した。分身は会話ができないため、身振り手振りで自分の意志を伝える。この時点で脳波や生体反応がほぼ覚醒に近い状態へと回復してきていた。
アインハルト・ストラトスが【U15】のデビュー大会優勝を果たした後、航空武装隊が行った戦技披露会のイベントにて行われたヴィヴィオVSミウラ・リナルディとの対戦では、分身と共に車椅子に乗せられた実体がカリム達に連れられ応援のため観戦に来ていたが、ヴィヴィオがピンチに陥った際に「ヴィヴィオに直接声援を送りたい」という意志により完全復活を果たした。
ViVid Strike!
『ViVid』から1年後を描いたスピンオフ作品『ViVid_Strike!』では、腕利きの治療師として登場。セインやシャンテ・アピニオンと共にナカジマジム一同の試合に応援に駆けつけている他、リンネとの試合で負傷したミウラやヴィヴィオの治療を担当している。