CV:杉田智和(ニンテンドー3DS版『ドラゴンクエストⅧ』)
概要
『ドラゴンクエストⅧ』に登場する人物。
「月の世界」と称する不思議な空間に暮らしていて、そこで出会うことになる。
男性であるようだが女性的でもある、早い話が中性的な風貌。3DS版の声優から考えると、やはり男性という設定なんだろうか。
薄い青色の髪の毛を腰より下まで伸ばしていて、青と白を基調にしたゆったりとしたローブをまとっている。ヤンガスには「へちま売り」と呼ばれる。
上記のように、「月の世界」という特殊な手段(後述)でしか行けない世界に住み、楽器を数多く据えた東屋にいる。本人の手にも竪琴が携えられている。
この竪琴を奏でることで、人や物体の持っている記憶を呼び起こし、まるで現実のような幻を演出する能力を持つ。
月の世界
『ドラゴンクエストⅧ』の物語の中で、このイシュマウリに会うためにのみ訪れる世界。しかも行くことができるのはたった2回だけである。
一見洞窟の中のようにも見える暗い中に月が照らしていて、階段状に並んだ足場をたどっていくとイシュマウリの住む東屋に到着する。
神秘的なBGMとも相俟って、プレイヤーの心に忘れがたい感興を呼び起こす。
訪れる機会は以下のとおり。ともに、窓に満月の光が差しかけることで生じる「月影の窓」を通してのみ訪れることができる。
- アスカンタで王妃の死を悼み続けるパヴァン王を励ますイベント。近郊の「願いの丘」という丘の上にある廃墟に残る大きな窓から入る。
- 砂漠に残された古代の船を手に入れるために海をよみがえらせるイベント。トロデーン城の図書室の大きな窓から入る。
この2回のイベントが済んでしまうと、イシュマウリに出会うことは二度と無くなる。月影の窓が生じた場所に行ってみてもいつまでも何も起きない。
余談
アスカンタのイベントではイシュマウリを連れて歩く時期がある。歩くときは普通に歩くのだが、こちらが走るとなんと浮いて移動する。やはり只者ではなさそうだ。
担当声優の杉田智和は、『ドラゴンクエストヒーローズⅠ&Ⅱ』でライアンを、『ドラゴンクエストⅪS』でハンフリーを、『ドラゴンクエストライバルズ』ではエンゼルスライムを担当している。
イシュマウリ及び月の世界に関しては明かされていない謎がかなり多く、これはリメイクのニンテンドー3DS版においても特に掘り下げ等がなされなかったため、本作における消化不良な点としてしばしば挙げられる。