概要
ロシア連邦のシベリア連邦管区の南部の都市。イルクーツク州の州都で人口61万7264人(2021年現在)。
バイカル湖の西端から60kmほど、イルクート川とアンガラ川の合流地点に位置する。市の中心部はアンガラ川の東岸。
首都モスクワと沿海州の中心都市ウラジオストクを結ぶシベリア鉄道のイルクーツク駅があり、イルクーツク国際空港も併せてシベリアの交通の要所となっている。
ロシア帝国時代から流刑地で、囚人や政治犯の収容施設(ラーゲリ)が多く作られた。
ロシア正教会の大主教座がおかれ、文化施設も数多く存在し、街並みの美しさから『シベリアのパリ』とも言われる。
気候
気候は大陸性気候と亜寒帯冬季少雨気候に属し、1月の平均気温は-17.8℃。極東のハバロフスクの-19.8℃よりはやや温暖。
7月の気温は平均気温は19.0℃で30℃を超える日も珍しくない。