概要
インド兄弟とは、『Fate/GrandOrder』に登場する「カルナ」と「アルジュナ」または「アルジュナ・オルタ」、「ビーマ」とのコンビまたはトリオタグである。(詳細は後述)
名の由来は、三人ともインド神話に登場する異父兄弟であることから。
ちなみに2024年7月現在、FGOに実装している兄弟の全員(オルタも含む)が秩序属性である。
活躍
『北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム』では、アルジュナは人類史を守護すべきはぐれサーヴァントとして現界したが、同じ時代に召喚されて世界を守ろうとするアメリカ軍に所属したカルナとどうしても決着を付けたかったために、ケルト軍に所属。
両陣営の最終決戦時には生前からの悲願である正々堂々の一騎打ちを始めたが、思わぬ横槍が入ってしまう。
終局特異点『冠位時間神殿ソロモン』では共闘。互いの心意を分かり合う迄にいたる。
2部4章『創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ』では、上記するアルジュナの反転英霊であるアルジュナ・オルタが登場。
カルナは人理を救う汎人類史側のサーヴァントととして、道を踏み外し世界と己を歪ませてしまった弟を案じる兄として、そして何よりもインド神の神性の集合体という強大な力を手にした好敵手と戦ってみたいという衝動を抑えきれない一人の戦士 (クシャトリヤ) として、その存在に挑むに相応しい姿となり、文字通り原典での悲願たる再決戦に挑んだ。
FGO5周年企画『under_the_same_sky』では、兄弟揃って大阪通天閣を訪問。
マスターと共に新世界で食べ歩きに興じている二人が見られ、今までの殺伐とした雰囲気から一転したやり取りにほっこりする方もいたとかいなかったとか……
2020年クリスマスイベント『栄光のサンタクロース・ロード』では、カルナがサンタクロースに就任。
アルジュナも反転した自分と共に登場。一緒に武術指導の師ドローナの元で修行していた頃に精神が寄っているためか、気さくで溌剌としたカルナの言動に狼狽、困惑し、当初は突っ込みを入れつつ頭を抱えるも、彼の中にある『(サンタとして)足りないもの』をいち早く見抜いていた。
2022年CBCイベント『15人の理知的なメガネたち』では、13人のメガネ霊衣実装対象にアルジュナ・オルタとカルナが選ばれることに。
シナリオでは訳あって三チームに分かれてゲームを行うことになった際、アルジュナ・オルタと現地で召喚されたはぐれサーヴァントのカルナが同じチーム、Bチームに所属することとなった。
このとき同じくはぐれサーヴァントで彼らのチームメイトに二人の因縁からくる仲間割れを懸念する旨の疑問を投げ掛けられたが、宿敵への執心が薄まっていたオルタだったこと、カルナも眼鏡型魔術礼装の効果によるものか闘争心が目減りし、精神的に落ち着いていたことから杞憂に終わる───と、思っていたら終盤戦にて突然「黒き最後のメガネ」なる煽り文句を言い出したばかりか、その挙げ句とどめの一撃でも『ザ・ファイナル・ダーク・ゴッド』なる、もはや厨二なのかなんなのか分からない決め台詞を言ってのけたため、眼鏡の影響がなければオルタがガチギレしてもおかしくない状態であり、実際彼も時おり何か言いたそうな雰囲気であった……。
(注:「黒き最後のメガネ」は、アルジュナ・オルタが登場した第2部第4章の副題「黒き最後の神」のもじりであるとすぐ分かるが、では「ザ・ファイナル・ダーク・ゴッド」の方はというと、北米版FGOの該当箇所「The Final Dark God」そのままだったりする。つまるところ、アルジュナ・オルタを擦り倒しているわけである。)
FGO8周年企画『Beyond the Tale プロジェクト』では、各クラス代表のTVCMにてアーチャー代表にアルジュナ、ランサー代表にカルナが選ばれている。
2023年6月18日から始まったオーディール・コール奏章Ⅰ『虚数羅針内界ペーパームーン』ではアルジュナの次兄 (カルナから見れば2番目の異父弟) ビーマが登場。アルジュナの事は「堅物だが優秀な自慢の弟」と誇らしげに語っているのに対し、養父を貶して激昂させた事があるカルナに対してはお互い先の戦で消化不良だった事をぼやく塩対応。
ここから兄弟仲がどう発展していくのかは今後に期待である。
人物像
初期に実装していたカルナとアルジュナは二つ名から外見、イメージカラー、口調など、ありとあらゆるものが対になっている。
だが、どちらも一見冷静に見えて内側に闘争心と好戦的な激情家の一端を秘めていたり、かと思えば若干天然ボケな所があったり、FGOバレンタインイベントでは愛がクソ重すぎるお返しをくれるなど、微々たる部分で似たもの同士な所が見受けられる。
また、生前は最期まで敵対同士のままだったが、カルデアにサーヴァントとして召喚され、同じ人物をマスターとする今は、近くにいることでお互いに分かり合おうとする兆しを見せていることがそれぞれの幕間やマイルームでの会話で分かる。
アナスタシアの幕間では問題解決にさり気なく名乗り出るも、メディアから「貴方達はやり過ぎちゃうから駄目(要約)」と戦力過大通告を出されしょんぼりと帰っていく2人が見られる。
ちなみにFate/EXTELLA-LINKで入手出来るコスチュームと、Fate/GrandOrderのイベント限定礼装では衣装がお互いのイメージカラーになっている。
アルジュナとビーマはともに第1再臨では袖のない軽装だが、第2再臨では青と白を基調とした王子らしい服装に変わる。
余談
カルナとアルジュナの年齢差について
しばしばファンの間では「原典(マハーバーラタ)での二人の年齢差は18歳差」と言われているが、あくまで有力な説と言うだけで確定ではない(もっと年齢差を小さく見積もっている説もある)。また、もし18歳差説に基づくならば、原典のアルジュナは89歳で若者と呼ばれ、カルナは107歳で美貌を讃えられている(=マハーバーラタ中の年齢の概念は現代日本とは異なる可能性がある)ということを念頭に置いておくべきだろう。
関連イラスト
異聞帯
under the same sky
クリスマス
CBCイベント
ビーマが一緒