概要
ケンゾウ・コバヤシが開発した念動力感知増幅装置「T-LINKシステム」搭載機のうち、一部の機体に存在するシステム。
機体とパイロットが危機的状況に陥ると強制的に起動するシステムであり、機体制御やジェネレーターの出力調整、火器管制を行うようになり、機体の性能を爆発的に引き出すことが可能となるが、限界を超えて念動力を引き出すシステムであるためにリミッターが存在せず、機体やパイロットの脳に激しい負担がかかり、最悪の場合は念動力の暴走や精神の崩壊、機体の損壊を招く危険もある。
スーパーヒーロー作戦では任意に起動させることができるオーバーブーストシステムとして機能しているが、αシリーズではT-LINKシステムの裏システムとして機能しており、OGシリーズではT-LINKシステムの補助装置として取り付けられている。
OGシリーズのウラヌス・システムはSRX計画の責任者でゼ・バルマリィ帝国の特殊工作員でもあったイングラム・プリスケンからもたらされたもので中枢がブラックボックス化されており、システムの詳細を知っているのはイングラムだけである。そのため、現在もシステムは解析が完了していない。
ATX計画の責任者であるマリオン・ラドムは「あのシステムは火事場の馬鹿力を誘発するためのものらしいですわね」と評している。