アメリカの大手プロレス興業団体「WWE」を題材にしたスポーツゲームシリーズ。
正式名称は『エキサイティングプロレス SmackDown VS RAW』。
概要
2007年版以降から発売元がユークスからTHQに代わり、国外版タイトルである『SmackDown VS RAW』に統一され、さらに2012年版からは『WWE'(年度下2桁)』に改名された。
しかし、日本国内の同シリーズのファンの多くからは未だに「エキプロ」の略称・愛称で呼ばれる(ちなみに海外では「SVR」と略されることが多い)。
WWEに所属する実在のSUPER STAR(男性レスラー)およびDIVA(女性レスラー)が登場し、彼らをプレイアブルキャラクターとして使用して試合を行うことが出来るのが最大の特徴。タイトルによっては、既に現役を引退したり故人となってしまった選手たち(LEGEND)が登場する。
試合形式も、通常の個人戦やタッグ戦の他に「Royal Rumble」や「Hell in a Cell」など、実際にWWEの中で行われた様々な試合形式を選択することも出来る。
ちなみに日本国内では『WWE'12』でシリーズの販売が終了しているが、本国アメリカでもTHQの倒産により『WWE'13』でシリーズは一旦終了している。
以降は、テイクツー・インタラクティブ・ソフトウェアの子会社である2K傘下のVisual Concepts(※)がサブ開発として加わった『WWE2K(年度下2桁)』としてシリーズを継承している。開発はこれまでと変わらずユークスがメインだったが、WWE2K20からはVisual Concepts単体での開発となった。しかしながら、WWE2K20は尋常ではない程の致命的なバグが頻出している(後述)。
(※)元はセガの子会社だったが、2005年のTake2 Intaractiveの買収により(まだ設立したばかりの)2K傘下のデベロッパーとなった。
上記のバグの所為なのかコロナウイルスの所為かは不明であるが、WWEは『wwe2k21』は発売されない予定であることが発表された。(その後、『WWE2K22』を2022年3月に発売する事が決定。開発は『~2K20』同様、Visual Conceptsが続投している。)
また、ユークスは2020年11月、WWEのライバル団体であるAEWのゲームを開発することを発表しており、今後WWE2Kシリーズに関わる可能性は低くなった。
ちなみに、『WWE2K17』はダウンロード版のみ日本でも販売され、『WWE2K18』以降は大手メディアショップを手掛ける「ゲオ」による専売であるがパッケージ版も販売された。
クリエイトモード
本作には、オリジナルの選手(CAW)を作成できる「クリエイトモード」が搭載されている。
実在のレスラーや版権のキャラクターを再現して入場ムーブや試合を行わせるという楽しみ方をするプレイヤーも多く、Youtubeやニコニコ動画に投稿される動画の多くはCAW関連のモノがほとんどである。
ただし体格がレスラー仕様になっているため、ほとんどの場合(というかほぼ)例え元ネタが萌えキャラだったとしても、筋肉のついた顔の濃いキャラになる。
そのため、版権キャラを再現した動画はかなりの割合で視聴者の腹筋を破壊してくるので閲覧注意。
近年ではさらにオリジナルのフィニッシャー(必殺技)やストーリーの作成も可能になった。
Pixivでは、制作したCAWのスナップ画像や、それを用いて作成された動画MADのファンアートなどにこのタグが付けられることが多い。
ちなみに、メイン画に描かれた全身黄色タイツの不審者は「エネルギー男(ダン)」と呼ばれる迷脇役の一人。コイツを相手に突撃させる事で遠距離攻撃を再現できるという画期的なキャラクターであり、カラーや体格を弄れば色々応用も利く。
関連動画
WWE2K20はバグだらけ
前述通り、WWE2K20はVisual Conceptsのみでの開発であるが、尋常ではない程の致命的なバグが頻出している。当然ながらユーザーからの評価は史上最低で、この事態にプレイステーション4版はSONYが返金に応じている。
また、アップデートによるバグ修正も為されているが、完全には修正されていないようである。
関連動画
関連項目
さくらみこ…クリエイトモードでホロメンを作ってしまった(しかもクオリティが高い)