「聞け!そして喜べ!!お前達はサノスの子によって死を迎えるのだ。感謝するがいい。」
概要
謎多き白い肌の男。
サノスが束ねる精鋭部隊『ブラック・オーダー』の参謀であり、原作では戦闘能力が皆無な代わりに巧みな話術で敵を惑わせる。
時にはサノスすらも惑わす、実はブラック・オーダーで最も危険な男。
MCU版
アベンジャーズの3作目と4作目である、インフィニティ・ウォーとエンドゲームにて登場。
ここではあらゆる元素を操る闇の魔術師であり、最小限の動きだけで物体の操作、切断、変形を可能とする程の力を持つ実力者。他にも、エンドゲームでは科学にも精通する知識があることが明かされており、頭脳も並外れて高いことが窺える。
サノスの子こと『ブラック・オーダー』の一人として彼に絶対的な忠誠を誓っており、上記の台詞のような独特の語り口調からなる口上を述べ、現れるシーンはかなり印象的。
インフィニティ・ウォー
サノスと共にソーを苦しめてアスガルド人の虐殺に荷担した後に、インフィニティ・ストーン奪取のため、同胞のカル・オブシディアンと共に地球へと侵攻を開始する。
アイアンマンことトニー・スターク、ブルース・バナー、ドクター・ストレンジとウォンを襲撃、タイムストーンを奪おうとする。
途中スパイダーマンの妨害に遭うものの、激戦の末にストレンジを圧倒して確保することに成功。タイムストーンが封じられているアガモットの眼の解除のため、拷問を行う。
しかし、宇宙船に乗り込んできたトニーに壁を爆破され、船外に放逐されてしまう。
そしてなす統べなく凍結し、宇宙の藻屑と化した。
エンドゲーム
以下ネタバレ注意
前作で死亡した為、今回は2014年のエボニー・マウとして登場する。
2014年のネビュラに異変が起きた為に調査した所、未来からやってきた2023年のネビュラを発見し、彼女から「目的を成し遂げた後、サノスがアベンジャーズに殺される」という結末と「消滅した生命の半分を復活させる」目的を知る。
ピム粒子を奪い、魔術と科学知識を用いて量産し、アベンジャーズからインフィニティ・ストーンを奪う為に2023年に向かう。
アベンジャーズとの最終決戦に参戦する。
何かと再生怪人の様な雰囲気が漂うブラック・オーダーの中で最もと言っていい程に活躍するシーンがあり、魔術を用いてナノ・ガントレットを奪い返しに来たブラックパンサー諸共捕縛し、追い詰める。
しかし、直後にスパイダーマンが現れてブラック・パンサーがガントレットをパスした為に失敗に終わった。
その後、トニーが起こしたスナップにより、消滅していく軍団の中で立ち尽くすサノスに最後まで忠誠を尽くして自らも塵と化していった。