データ
概要
レスター諸侯同盟の五大諸侯の一角をなす、フォドラ十傑の家系の貴族グロスタール伯爵家の当主。ローレンツの父親にあたる。風花雪月本編では「グロスタール伯」の名前しか出ていなかったが、「無双風花雪月」で初めて素顔とフルネームが判明した。
領民の安全を最優先としているレスターの策士。敬虔なセイロス教信徒としても知られる。
レオニーの故郷であるサウィン村は彼の領地にあり、村人達が年貢を納める見返りとして狩猟の独占権を認めており、村に密猟者が現れた際にはジェラルト率いる傭兵団に密猟者退治を依頼しレオニーがジェラルトに弟子入りする切っ掛けを作っている。
五大諸侯の中ではリーガン家に次ぐ立場である事から、リーガン家への対抗意識が強いらしく、グロスタール領からリーガン領に向かう商人に魔物を差し向けるなどの妨害を行い、先代のリーガン公とラファエルの両親が死亡する事件を起こしたのではないかという疑惑が囁かれている(この件については濡れ衣である事も「無双風花雪月」で判明した)。
また、リーガン家の嫡子であるクロードを強く警戒している様子。
グロスタール領がアドラステア帝国と近接しているため、戦争編では帝国軍が領地に攻め込んで来ないよう親帝国派の筆頭となり、反帝国派のリーガン家と対立している。
無双 風花雪月
全ルートで登場。ただし、青燐ルートではほとんど出番がないため、主な出番は赤焔と黄燎の2ルートとなる。
黄燎ルートでは帝国軍がミルディン大橋まで侵攻してきた事で、領民の安全を守るために同盟軍を裏切り、帝国への臣従を表明。彼の裏切りはローレンツにとっても想定外の事態であり、同盟軍はやむなく撤退せざるを得ない事態になった。
……しかし、実は彼の裏切りは予めクロードと共に立てていた作戦であり、全ては偽りの臣従に気付かないまま侵攻してきた帝国軍を包囲して殲滅するためだった(とはいえ、もしクロード達がデアドラの防衛に失敗していた場合は、そのまま帝国に臣従し続けるつもりでもあった模様)。作戦内容についてローレンツに知らせていなかったのは、裏切り者の汚名をローレンツに被らせないためであり、帝国軍が撤退した後は領主を引退。ローレンツをグロスタール家の新たな当主に据えた。
一方で、領内の微々たる被害を無視して作戦を実行に移したクロードの事は原作同様かなり危険視しており、「これ以上クロードには従えない」と判断した事も、領主を引退した理由の一つとなっている。
赤焔ルートでも帝国に臣従し、帝国軍に自身の領地を通らせる事でガルグ=マク大修道院へと急襲させた。その後、帝国軍の部隊が同盟領を落とすべく領内に侵攻してきたところで反旗を翻し、帝国軍の部隊を包囲して兵糧攻めで追い詰める。
しかし、帝国軍の部隊を率いていたのがよりにもよって帝国最強の武人である軍務卿ベルグリーズ伯であったため、包囲したにもかかわらず帝国軍の部隊の士気が下がる事はなく、その間に帝国から救援の部隊が到着。息子と共に応戦するも敗北し、捕縛された。
その後、「同盟の五大諸侯を潰したら今後の統治に差し障りが出る」という理由から処断はされずに済んだが、一度は帝国を裏切った身でもあるため、帝国に余計な警戒をさせてしまわないよう自身は領主を引退。黄燎ルート同様、ローレンツを新たな当主に据えた。