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CV:白石麻衣


概要編集

劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁』のゲストキャラクター。29歳。

爆弾魔プラーミャ」が潜伏する渋谷に現れたロシア人女性で、左目付近に火傷の痕がある。


千葉刑事を人質として、松田陣平を連れてくるよう警察に要求をする。前情報では彼女こそが「プラーミャ」ではないかと囁かれていたが……?


余談編集

CVを務める白石女史にとって、これがアニメ初出演かつコナン映画初出演となる。

これまでゲスト声優のタレントが外国語の台詞を自ら発するケースは『異次元の狙撃手』での福士蒼汰氏、『紺青の拳』での山崎育三郎氏と河北麻友子女史といった前例があるが、これらは元々当人たちに英語に関してそれなりのスキルがあったがゆえである。

対して、白石女史はロシア語初挑戦であったため、インタビューなどで大変だった旨を語っている。

なお、彼女を含め劇中のロシア語監修はロシア出身の女性声優・Jenya氏が担当している。


関連タグ編集

名探偵コナン ハロウィンの花嫁




















ここから先、ネタバレ注意


















結論から言えば、彼女はプラーミャなどではなく、むしろプラーミャによって家族や友人を奪われたロシア人たちによって結成された民間の武装組織「ナーダ・ウニチトージティ(息の根を止めねば)」のリーダーであった。また、仲間内では唯一日本語が堪能であり、日本人との渉外も受け持つ。


彼女には元々、警察官の夫(名前は不明)と息子のキリル、そして兄のオレグ・ラブレンチエワがいたのだが、数年前に夫と息子をプラーミャによって爆殺されていたのだった。左目の火傷はその際に出来た古疵。

エレニカはプラーミャに対して復讐を決意し、「ナーダ・ウニチトージティ」を立ち上げ、兄とともにプラーミャを追って世界各国を飛び回る。

その矢先、プラーミャのアジトでタブレットを手に入れ、それをかつて自分を窮地から救ってくれた松田陣平に託そうと単独行動をしていたオレグもまたプラーミャの魔の手に掛かった(序盤で警視庁前で爆殺された謎の外国人男性の正体こそがオレグであった)。


今回、エレニカが松田を頼ったのも、彼であればプラーミャの仕掛けた爆弾も解体できるであろうと考えたから。千葉の命と引き換えに松田(に扮した高木刑事。以下便宜上T松田と称する。)を拉致までして地下貯水槽に呼び寄せる(無論、松田はすでに故人であるが、民間組織である彼らは松田がすでに死亡していることまでは知らなかった)。

そしてT松田に、「手荒な真似をしてすまない」と謝罪した後、自身の生い立ちについて、「ナーダ・ウニチトージティ」について、プラーミャに対して復讐することを望んでいること、そして最後にプラーミャの爆弾の構造を教えてほしいと語る。

しかしT松田はそれを固辞。加えて、千葉が口を滑らせたことで本物の松田の死とT松田の正体が高木であることがバレてしまい、激昂したエレニカは銃を構える。しかしコナンの手回しにより駆けつけた警察とあわや交戦かと思われたその時。エレニカはそこに現れたコナンの姿を見て、


「(ロシア語)状況が不利だ。撤退する。

「(日本語)来るな!ここは子供が来るところじゃない。(ロシア語)我々は止める!プラーミャの息の根を!


と告げて撤退。


一瞬物憂げな表情をするエレニカ

 去り際に、コナンに「(ロシア語)あなたを"息子"と同じようにはしたくない。」と囁く。


所変わって渋谷のある喫茶店。プラーミャに対して復讐する機会を虎視眈々と狙っていた折、コナンと再会する。プラーミャの正体がわかったというコナン。

そして結婚式会場。コナンを人質に取り強襲をかける。手を上げろといって村中努に銃口を向けるエレニカ。そして、その隣にいるクリスティーヌ・リシャールに向かって。


どうした花嫁?(中略)三年前、日本の刑事に銃で撃たれたせいで右腕が上がらないんだろ?


と投げかける。正体を現したクリスティーヌは変装を解き、警察と撃ち合いになる。コナンに逃げるように促され、その場は素直に従う。直前に、コナンと交わした「プラーミャの正体を明かす代わりに警察には手出しをしない」という約束のためであった。


時が流れ、プラーミャとの片がつき、皮肉にも(クリスティーヌからすればただの手玉である)婚約者であった村中に身柄を拘束されていた折、エレニカが復讐を果たそうと物陰からクリスティーヌに銃口を向けるが、そこに現れたコナンによって制止される。邪魔をするなと言うエレニカ。


プラーミャを撃ったところで、息子さんは帰ってこないよ!


 そう言って止めるコナン。


お前に何が分かる!私は息子も夫も兄も、皆奴に殺された!もう元の生活には戻れない!悪事もたくさん働いた!奴を殺すためだ!全てを犠牲にしてここまで来たんだ!!この手で殺さないと気が済まない!どけ、少年!」

…なぜ殺されねばならなかった?夫は警察官として、政治家の子供だった殺人事件の容疑者を逮捕しただけだ。それを裁判で証言しようとしたら消された。息子を巻き添えに。夫と息子は何か悪いことをしたのか…?なぁ、教えて…


それはまさしく悲痛の叫びであり、無実の夫と息子の命を奪われた一人の女性の無念であった。

コナンはそんなエレニカをそっと抱きしめる。エレニカは暫し沈黙し、やがて大粒の涙を溢し、崩れ落ちるのだった……(なお、このシーンで感動したファンも多いが、コナンの場合は浅い人生経験の割に環境・才能にも恵まれるなど「人生の勝ち組=親ガチャの成功者」であり、しかもエレニカのように誰かを失ったといった経験が一切ない為、この展開を嫌うファンも少なくない。とはいえ、これがコナンのできる精一杯の行動と擁護する声も少なくない。)。

「キミがいれば」


その様子を見ていた村中からも、「必ずこの者(クリスティーヌ)には罰を与える。だから信じてほしい、日本の警察を」と説得され、エレニカはそれを受け容れる。


プラーミャが渋谷に大規模な爆弾を仕掛けたから、それを止めるのを手伝ってほしいとコナンに乞われ、それを助けるも人数が足りない。そんな折、「ナーダ・ウニチトージティ」のメンバーが現れたことにより事なきを得る。

その過程で、謎の道具を使う不思議な少年に、思わず彼女は「何者なの? あの子……」と呟く。

すんでのところで渋谷の爆発が回避された後は、仲間たちと共に姿を消し、エンドロールではどこかのビルの屋上からプラーミャが逮捕されたニュースを眺めている様子が描かれた。


彼女たちのその後については劇中では明かされていないが、エレニカの置かれた立場を考えると、前を向いて進む日を願わずにはいられない。



関連タグ(ネタバレ関連)編集

絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜:2018年に放送されたフジテレビ系のドラマ。このドラマの第8話に白石女史がゲスト出演。

この時に演じたのは恋人を失った女性役だが、この回のクライマックスではエレニカと同じく結婚式会場で復讐相手に拳銃を向けるというシーンがある。

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