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オカマと元ヤン凸凹コンビ

おかまともとやんでこぼここんび

「オカマと元ヤン凸凹コンビ」は、YouTubeの動画チャンネル「モニロボ」における動画作品のシリーズ。
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概要

スカッと系漫画動画チャンネルの「モニロボ」にて配信されている、動画作品シリーズのひとつ。


定食屋『天使飯(てんしめし)』を営むオカマ・アンジェリカ(アンジー)と、彼の親友である元ヤクザ・すみれを中心に、彼ら自身、あるいは彼らに関わる人々の悩みを解決し、すみれの娘・あやめや、下宿店員・誠を含めた「凸凹家族」の日々を描く内容である。


2021年7月16日に第1話を配信。以来、80本以上の作品が配信されている。ただし、配信後に非公開になった動画もあるため、実際に視聴できるのは60本前後である(2024年6月現在)。


基本的には一話完結であるものの、登場人物の設定は後々のエピソードにも引き継がれており、連続ドラマ形式のシリーズとなっている。


「モニロボ」の作品は、DQNを成敗した側も何かしらのダメージを負う「ビターエンド」が多いが、本シリーズではそのような傾向の作品は少なく、アンジーたちに関わる人々が良い結末(長年離れていた親子の再会、毒親からの開放など)を迎えるハッピーエンド回、登場人物の人間ドラマ(とある老婦人の幸せな大往生など)を描く感動回も比較的多い。また、他の「モニロボ」作品ではごく稀なDQNが改心する回、DQNが一旦は制裁されるもアンジーらの恩情で再起可能な未来が示される回や、DQNそのものが一切登場しない異色な回もある。


動画の冒頭ではアンジーが1曲歌った後、「ハロ~! アタシの名前はアンジェリカ。みんなからはアンジーって呼ばれてる。見ての通りの美オカマよ♡」と口上を述べ、すみれ、あやめ、誠(誠の卒業後は樹)の紹介をするのがお約束となっている。アンジーによれば、初めてこのシリーズを観る視聴者への配慮とのこと。


登場人物

アンジェリカ

ウェイヴがかかったピンク髪のオカマ。愛称・アンジー。本名は藍太郎(あいたろう)であるが、固い職業柄ゆえに世間体を気にする毒親のせいで18歳の時に家出をした際に本名を捨てた。

とある商店街でゲイバー『Angel』を経営していたが、親友・すみれの娘であるあやめを引き取った後は定食屋『天使飯』に改装した。料理の腕前はかなり高く、『天使飯』は大いに繁盛している。歌が得意で、作中では『Butterfly』や『おジャ魔女カーニバル!』等、アニソンやボカロ曲を含め往年のヒット曲を熱唱。

当初、あやめには「海外で働いているあやめの両親に代わってあやめを育てているお姉さん」と偽っていたが、後に実情を話した。すみれも同居するようになってからは、アンジー、すみれ、あやめを「凸凹3人家族」と称する。

かつては「二丁目ゴリラ」と謳われたほどの怪力の持ち主で、料理や自衛、DQN成敗に活かされている。ちなみに元バスケ部所属。

すみれに対しては親友かつ家族と認識しているものの、すみれが他の女子(稀に男性)と親しくしている際には嫉妬心を募らせてしまう。もっとも、すみれが愛しているのは亡き妻・小春だけなので、ほとんどがアンジーの一方的な思い込みである。

10歳年下の弟の一茶(いっさ)がおり、彼も大人になってから親元から逃げ、サラリーマンを辞めて人気小説家となっている。一茶はアンジーがオカマであることを受け入れており、互いに連絡を取り合っている。

常識は持ち合わせており、人情にも篤いため、オカマ仲間から商店街の関係者、さらには会社社長まで様々な人々に慕われている。面倒見も非常に良く、前述の通りあやめを引き取って育てたほか、『天使飯』を訪れた客の悩みを親身に聞いて事態が好転するように協力をしている。そして、事件や事故を警察沙汰にせずに無事に解決すると、お客さんとその喜びを分かち合って料理や歌などをタダでサービスして振る舞うなど、超太っ腹な一面も覗かせている。

その一方で、店や街の秩序を乱すDQNには手厳しい。覆面を被り「初代二丁目ゴリラ」の2つ名で理不尽な目に遇う人々を助けDQNを成敗することも多々ある。一度キレると893言葉で捲し立ててDQN共を震え上がらせる。

更生の見込みがある人物に対しては叱責しつつも頭ごなしに糾弾や制裁をせず、過ちへの償いと反省を促して健全な生活に戻れるようにする。

普段は「美オカマ」を自称し(本人曰く「オネエニューハーフLGBTなど言い方はあるが、当事者とすればオカマで全く構わない」とのこと)、女性語を用いて優美かつ明るく振る舞いつつ、同時に男性らしく紳士的な素振りも見せるなど、器量が大きく性別を超越した好漢(好オカマ)である。


田中すみれ

後ろ髪を結った茶髪が特徴の、中性的な外見の男性。アンジーの親友。

父親はアル中のパチンカス、母親は3歳の時に蒸発、兄は不良という荒れた家庭環境で育った影響により不良になった。中学卒業後は実家を出て工場や日雇い現場で働きつつ、暇なときは喧嘩に明け暮れていた。一方で、アツさん(田渕篤人)という気のいい男性に目をかけられ、食事を奢られたり、高卒認定を目指して勉強を教えてもらったりした。

その後、兄が凶悪なヤクザの斉藤組に入り、すみれを斉藤組の人間だと言いふらした結果、敵対する人情派ヤクザの山本組に拉致されてしまった。しかし、すみれが山本組の組員を返り討ちにした結果、山本組に気に入られて自らも組員となった。すみれがアツさんと別れる際に、アツさんは「山本組は君を兄と斉藤組から守るために引き取った」と理解を示しエールを送った。

18歳の時、元彼に絡まれていた5つ年上の女性・小春を助けた事がキッカケで付き合うようになり、小春がすみれとの子供(あやめ)を妊娠した。しかし、小春が難産であやめを出産した直後に亡くなり、自身の立場に悩んでいた事もあって、あやめをアンジーに託した。あやめを預けてから10年間生活費や母子手帳等を仕送りし、アンジーからはあやめの写真や手紙を受け取ってあやめの成長を見守っていた。

あやめが小学4年の時の授業参観に女装(小春と名乗り、「戦場カメラマンである夫の助手を務めている」と偽った)してあやめの様子を見に来た。授業参観後、あやめに今までの経緯を話し、山本組から足を洗った。

カタギとなってからは、『天使飯』で働きながらあやめ、アンジーと3人で暮らしている。あやめを溺愛しており、事あるごとにあやめの嫁入り姿を妄想してうろたえるのがお約束となっている。『天使飯』では、アツさんや山本組で世話になった元組員との再会も果たした。

元ヤクザとあってなのか、言葉遣いは893言葉を常用し(ただしお世話になったり、頭が上がらない人物には敬語を使用)、荒々しく血の気が多い性分ではあるが、世話になった人を手伝ったり困っている人を助けたり、あやめと同世代の若者の苦労話に貰い泣きしたりなど、アンジーと同じく義理人情に篤い人物である。

DQN、特にヤクザの立場を悪用したり詐称したりするクズに対しては容赦をせず(山本組はカタギには迷惑を絶対にかけないことをモットーとしている)、迷惑行為を働くDQNに追い討ちを掛ける為に嘗てのコネを利用することがある。

初期はあやめのクラスメイトのDQN母親と衝突して成敗することが多く、「ファミリーブレイカー」であることを嘆いていた。


田中あやめ

すみれと小春の娘。初登場時は小学4年生だったが、回を追って進級している。

生まれた直後に小春が亡くなり、すみれによってアンジーに託された。

幼いころはアンジーから「実の両親は海外で働いている」と聞かされており、アンジーの事を「ママ」と呼び慕っている。アンジーからは「あーちゃん」とも呼ばれている。

授業参観には親が来ない為、クラスメイトから馬鹿にされていたが、小学4年の時に事情を知ったすみれが来た事により、初めて実父と対面した。

授業参観が終わった後、すみれから今までの経緯を知り、すみれと一緒に暮らす事を望み、晴れてすみれと一緒に暮らす事が出来た。すみれに対しては「お父さん」と呼んでいる。

人情味あるアンジーとすみれ、さらには商店街の人々にも温かく見守られ、あやめも他人を思い遣れる優しい性格に育った。

『天使飯』の仕事を手伝っており、常連客からは看板娘のように可愛いがられている。『天使飯』の売上げアップのために、アンジーに新メニューなどのアイデアを提案することもある。高級レストランでアルバイトをした際には、『天使飯』にて培われた真心ある接客により初日からチップをもらうほどで、店長や店員(DQN店員を除く)から絶賛された。

多感な時期であり、学校生活などで抱える様々な悩みをアンジーやすみれたちの協力を得て乗り越え、成長している。中学・高校では東城明美(後述の東城昭幸の娘)という親友ができ、下宿店員の誠への恋心など、家族にも言えない話は明美に打ち明けている。

将来の夢は建築家(一級建築士)であり、理由も「お父さんやママと一緒に暮らすために大きい家を建てたい」とのこと。そのため学業を頑張っており、高校では進学クラス(3段階ある真ん中)に通っている。


渡辺誠

濃紺の髪の高校生。

料理が得意で、礼儀もしっかりとした真面目な好青年。料理はアンジーも太鼓判を押すほどの腕前。

両親は学歴至上主義の毒親で、彼らからは優秀な兄・悠真(はるま。ただし初登場時には「ゆうま」と名乗った)と比較され見下されており、全く愛されずに育てられた。高校も進学校のモニ高に通わされたが、高いレベルについていけず学年最下位となり、勉強に苦手意識を持っていた。ただし、後のエピソードでは誠の地頭の良さが垣間見られており、この高校との相性が単に悪かっただけと思われる。

家族旅行にて誠のみ空港に置き去りにされた際にアンジーたちと出会い、家に帰りたくない誠は『天使飯』にて住み込みの短期バイトを始めた。

しかし、アンジーがSNSに誠の写真を載せたことで親にバレて、それがきっかけで「後悔しない道を選びたい」と決意。モニ高を退学して通信制の高校へ編入し、正式に『天使飯』の下宿店員となった。一人前の料理人になるため、『天使飯』で働きつつ資金を貯めて、高校卒業後に他の料理店で修業することを目指した。

兄の悠真は誠を「俺には出来ない人生の輝きをしている」と褒めており、誠を決して見下していなかった。後に父親は天罰と言うべきなのか事故で落命し、莫大な借金があったことが判明。その際に自己中心的な態度を取った母親を悠真も見限り、家を出ていった。その後、母親は精神的ショックで認知症にかかり施設行きとなった。

普段は温厚で人当たりが良いが、正義感が強いがゆえに、DQNに対しては静かな怒りを滾らせたブチギレモードに入ることもある。ただし武力行使ではなく、DQNにあくまで冷静且つ料理や法律の知識を活かして知的に対処し、事態解決のためにハッタリをかます度胸もある。

「誠」という名前通りの誠実な性格からアンジーたちの全幅たる信頼を得ており、彼らからは実の両親以上に家族らしく扱われ、アンジーとすみれは誠を「自慢な息子」と評した。誠もまたアンジーたちを守れる男になるべく、文武両道に励んだ。あやめからは仄かな想いを寄せられるが、誠は勉強と料理のことで頭がいっぱいで、その想いには気づいていなかった。

『天使飯』を「僕の原点で故郷」と語るほど大きな恩義を感じており、料理修業後には『天使飯』に戻って働きたいことをアンジーに打ち明けた。

アンジーとすみれは『天使飯』を自分達一代で畳むつもりとしており、誠を恩義によって『天使飯』に縛り付ける気は全くない。むしろ誠には誠の人生があるから、誠には将来独立するのか、又は業界最大手なホテルや旅館の総料理長にでも出世して辣腕を振るって欲しいと親代わりの2人は誠の幸せと将来性を切望している。しかしながら、『天使飯』大好きな誠本人は『天使飯』を受け継ぐ気満々としており、そのために有名老舗旅館の厨房で武者修業を積んで、超一流の料理人に成長した暁には『天使飯』にカムバックする予定である。

通信制高校を無事に卒業し、『天使飯』でのモニ高時代のクラスメイトとの卒業パーティーでは、後述の東城社長の計らいにより、起業して成功した悠真と再会した。誠は縁のあった有名老舗旅館にて住み込みの板前修業を行うことになり、アンジー一家に見送られながら『天使飯』を巣立っていった。

『天使飯』を離れてからも、アンジーとは連絡を定期的に取り合い、近況を報告している。


東城昭幸(とうじょう・あきゆき)

大企業『ルッキー商事』の代表取締役を務める、ひげを貯えたダンディな中年男性。

義理人情を重んじ、物事を公正無私に判断できる経営者の鑑。娘の明美があやめの親友となったことでアンジーたちと知り合う。

妻を病気で亡くしたシングルファザーであり、同じ境遇のすみれとは「パパ友」として意気投合している。アンジーのこともオカマという色眼鏡で見ず、その人柄を高く評価しており、『天使飯』の常連になっている。

アンジーたちとは、互いの悩み事・頼み事を助け合ったり、アンジーのDQN成敗に一役買ったりしている。


フルーツ三姉妹

長女・メロン、次女・パイン、三女・ピーチのオカマ3人組。姉妹と名乗っているが、血縁関係があるかは不明。

3人ともスキンヘッド、濃い髭剃り跡、濃い目のメイクに野太いおっさん声(メロンは声質は異なるながら某若本氏を思わせる口調)というゴリゴリのオカマ。衣装はそれぞれの名前から連想される色となっており、筋肉質のメロンは黄緑のシャツにロングスカート、色白で細身のパインは黄色のへそ出しシャツにズボン、ぽっちゃり型のピーチは桃色のワンピースを着用する。

元々はヤンキー気質が強く、気に入らない男に金的攻撃するなど暴れていた。ある時にアンジーに絡むが、アンジーの機嫌が悪かったため必要以上の返り討ちに遭った。それからは心を入れ替え、「アンジーママに忠誠を誓う僕(しもべ)」を名乗る善良なオカマとなった。

更生後は、力仕事からボディガードまで請け負う便利屋を営んだ。ある時、アンジーの友人の松岡晴美が経営する焼肉屋のトラブルで三姉妹がその店を手伝うことになり、アンジー仕込みの接客が晴美に気に入られ、そのまま焼肉屋の店員となった。

サービス精神が旺盛で、『天使飯』や焼肉屋、スナック、バーなどでディナーショーを開くこともあり、好評を博している。あまりにもパンチが効いた外見と口調から初見では引かれがちだが、気さくで世話焼きという彼らの素性を知った者には親しまれている。

アンジーの有事にはいつでも駆け付け、逆に三姉妹が人助けをする際にはアンジーを頼っている。一方で、DQNに対してはかつての血の気の多さを取り戻し、凄みを利かせて制裁する。


一ノ瀬樹(いちのせ・いつき)、七瀬歩(ななせ・あゆむ)

アンジー曰く「過激な『天使飯』ヲタク」の2人。それぞれ、イッチー、ななちの愛称がつけられている。

樹は20歳の芸大生で、アンジーの歌に聴き惚れてファンになった。歩は25歳のOLで、激務で疲れた際に入った『天使飯』で食べたうどんの味が忘れられなくなりすっかり常連になった。特に2人が付き合っているわけではないが、『天使飯』およびアンジーの大ファンとして仲が良い。

アンジーの料理が大好物で、足繁く『天使飯』に通う。アンジーに歌をリクエストしてアイドルヲタクのような声援を送ったり、アンジーの歌を録音編集してアンジーにプレゼントしたりもする。

店や他の客に害を及ぼすことはなく、常識的な範囲でSNSなどを使って店の宣伝もするため、アンジーらは時折呆れた様子を見せつつも大事な常連客として扱っている。

普段のテンションは高めであるが、DQNによってアンジーらに危害が及びそうな場面では冷静にアンジーを擁護することもある。

誠が『天使飯』から卒業した後に、樹が『天使飯』のアルバイトに志願。真面目で明るい働きぶりが認められ、新たに『天使飯』のメンバーに加わることになった。


商店街の人々

『天使飯』がある商店街の人々。古き良き商店街と言うべき、人情味のある店主たちが経営している。作中のセリフで「県民」という言葉が出てくるため、東京都以外にある商店街と思われる。

近隣の大型商業施設の影響や、不況による客の減少などで順風な経営とはいかないものの、それぞれの店が知恵を出し合い集客の努力をしている。

各店舗に護身用の鉄製フライパンが常備されていたり、若い男性店員たちが鉄アレイで筋トレに励みつつ見回りしたりなど、DQN客対策も万全。

概要節に記した老婦人のエピソードは商店街の肉屋に関わるもので、事故で孫娘を亡くした老婦人と、孫娘に雰囲気が似ていたすみれ・あやめの交流を描いた。


メイン人物の呼称表

が\にアンジェリカすみれあやめ
アンジェリカアタシすみれあやめ、あーちゃん誠くんイッチー
すみれアンジーあやめイッチー
あやめママお父さんわたし誠くん樹さん
アンジーさんすみれさんあやめちゃん僕、俺樹さん
アンジーさんすみれさんあやめちゃん誠くん

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オカマと元ヤン凸凹コンビ


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