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概要

強力な9mmラルゴ弾ディレード・ブローバックで発射する、シングル・アクションオートマチックピストル

全長225mm以上、重量900gという大型の拳銃で、銃身は165mmあり、銃口初速はそれまでスペイン軍が採用していたモデロ1903(ベルグマンM1896の改良型)よりも大きかった。

8発入りマガジンを収めるグリップの材料には水牛の角が奢られていたが、第一次世界大戦勃発で輸入できなくなり、改良型では木材に変更された。

開発

スペインの軍人ドン・ベナンシオ・ロペス・デ・セバジョス・イ・アフイレ・コンデ・デル・カンポ・ヒロ(1856~1916年)は1904年ころからオートマチックピストルの開発を始め、軍を退役した1912年、モデロ1912ピストル(カンポ・ヒロ・ピストル)としてスペイン陸軍に制式採用された。

カンポ・ヒロ・ピストルは1913年よりウンセタ・イ・エスペランサ社(後のアストラ・ウンセタ・イ・シア社)によって製造と改良が続けられ、13,625丁が生産された。

カンポ・ヒロ伯爵の死後、スペイン陸軍はカンポ・ヒロ・ピストルの耐久性が低く分解が難しいと考え、新拳銃のトライアルを行い、ウンセタ・イ・エスペランサ社がカンポ・ヒロ・ピストルを基に開発したアストラM400がモデロ1921として採用された。

余談

1970年制作のマカロニウェスタンガンマン大連合」では主演のフランコ・ネロヨドラフ役)がカンポ・ヒロ・ピストルを使用している。

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