概要
カービィのおもちゃ箱とは、1996年にサテラビュー(スーパーファミコンのネットワークシステム)で配信されていた星のカービィシリーズのスピンオフ作品。現在はサテラビューのサービス終了により新規で入手することは不可能である。
ゲームリスト
10種類のゲームが個別に配信された。うち2種類(※印)はスーパーデラックスにも登場する。
オリジナルゲームのBGMは原則『カービィボウル』の楽曲が使われている。
- アレンジボール
3×3の9つの穴がある盤上に、カービィ型のボールを発射して穴に入れるゲーム。9回まで打てる。
穴に入れたボールはMr.フロスティが掲げてくれる。ビンゴを作ると高得点になる。
詳細は項目参照。
- キャノンボール
2人対戦専用。
山を挟んで向かい合ったリック型のロボットを操作し、先に相手を倒した方が勝ち。
- ぐるぐるボール
カービィ型のボールをパワーを調節して発射し、イフリーティを模した渦巻き型のパイプを通していくゲーム。3回まで打てる(高得点を取ればそれ以上打つことも可能)。
パイプには穴が開いており、スタートから遠いほど高得点。これに加えて穴に入った時に決まったボーナスの倍率がかかる。
詳細は項目参照。
- パチンコ
カービィ型のボールを発射して穴に入れるゲーム。
台の中央にいる大きなカービィの頭上に球を入れるとフィーバー状態が始まる。この間は指定された方向から球をカービィに当てるとボーナスポイントが貰える。
何回でも打てるが、制限時間は2分間。
- ピンボール
画面右の大砲からカービィ型のボールを発射し、落下しないようにフリッパーで弾くゲーム。3回まで打てる。
時々敵キャラも登場し、カービィをぶつけるとポイントが入る。
『カービィのピンボール』とは無関係だが、書籍『星のカービィをさがせ!!パーティーでだいしゅうごう!』の当該ページでは本作の大砲が描かれた。
- ベースボール
いわゆる野球盤。2人対戦も可能。
マウンドから出てくるカービィ型のボールを打ち返し、入れた外野の穴の種類に応じて特典が決まる。
なお、野球モチーフのサブゲームは『スターアライズ』にて「ギャラクティックホームラン王」が登場している。
- ボールラリー
入口から出口までカービィ型のボールを誘導するゲーム。ボタン操作でステージにある緑の床全部を出し入れする。
カービィは50回連続で出てくるが、後半になるとカービィが出てくる間隔が短くなる。ノーミスを続けるとゴールした時に貰える点数が高くなっていく。時々高得点のデデデ大王も出てくる。
なお、ミスするとカービィが天使になって昇天する(「天使のカービィ」自体は『鏡の大迷宮』でエンジェルカービィが登場した他に、同様の演出は後に『あつめて!カービィ』・『カービィファイターズ!』シリーズ・『カービィバトルデラックス!』でも採用された)。
- 星くずし
いわゆるブロック崩し。リック2匹が持っているパッドを操作し、カービィ型のボールを飛ばして星を消していく。
全5ステージあり、全ての星を消すと次のステージに移る。ステージ5の後にボスとしてデデデ大王が登場。パッドにハンマーを当てないようにし、10回ぶつけると倒せる(その後はステージ1に戻る)。
画面右下の「STAR」は時間経過やカービィを落としてしまうと減少するが、星を消した時に落ちてくる星をパッドで拾うと増加する。STARが少なくなると落としただけでミスになってしまう。
BGM作曲者は大久保高嶺氏。