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「造られた命といっても所詮は人の形をした知的生物。であれば、我らもまた」

概要編集

CV:柴田秀勝


 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場するガトランティス側登場人物。『2202』では比較的珍しいリメイク版追加キャラクター。


 大帝ズォーダーに仕える最高位幕僚のうち最も高齢の人物。

 諜報記録長官という立場にあり、各地に配置した蘇生体などから情報を収集・管理している。さらに脚本では地球の監視衛星も操っており、ハッキング能力も持っている模様。


 サーベラーが記憶をフラッシュバックさせ殺戮をやめさせようと懇願するたび、彼女がズォーダーに殺害されると、そのたびに「これで何人目か……」とうんざりしつつも、新たなサーベラーを蘇らせる役目を淡々と行う。


 基本的にはズォーダーに対して忠言する姿勢を取っており、彼とは意見を異にすることもよくあるのだが、当のズォーダーは聞き入れていない。また、ズォーダーが無意識に恐れを抱いていることを見抜くなど、彼のことをよく観察している。


 以下、ネタバレ。






















正体編集

 その正体は先代のズォーダー。ゴーグルの下の容貌は年老いたズォーダーそのものである。髪型が同じなので何となく察していた視聴者は多かっただろう。


 なお、ズォーダーは歴代の記憶を綿々と受け継ぎ続けているという設定だが、次代にズォーダーの記憶を継承した後、ガイレーンとなる際に先代ガイレーンの記憶を受け継ぐのかは不明。

 ガイレーンはズォーダーに比べるといくらか穏健な部分が見られるが、ガイレーンの記憶を継いだ影響なのか、年老いて落ち着きが出たのか、それとも単に先代のズォーダー自体が穏健派だったのかは分からない。

 なお、ガイレーンは900年前の時点で既に存在しているが、その時の彼もズォーダーの暴走を制止しようとしていた。ただ、やはり記憶だけ継いだ別人だからか、言っていることが少し違っており、現代のガイレーンがガトランティスは人間と同等の存在と言っているのに対し、900年前のガイレーンはガトランティスは人間と同じ形をしているが別の存在と言っている。


 最期は都市帝国内での戦闘に置いて、ニードルスレイブの流れ弾からズォーダーを身を呈して庇い、彼の無事を確認しながら命を落とした。

 ガイレーンはズォーダーにとってある意味父のような存在であり、その死にズォーダーは初めて動揺。さらにこの瞬間、憎しみに突き動かされたメーザーや抱きしめ合いながら死んだゴーランド親子などの姿が脳裏をよぎり、これまで頑なに認めようとしなかった「ガトランティスが感情を持つ種族=人間と同じ存在である」という事実を自覚してしまう。

 愛を憎み、愛を知るもの全ての抹殺を掲げるズォーダーにとって、それは自分たちガトランティスも憎しみの対象であるということであり、自分を含む同胞を皆殺しにしようと、全てのガトランティスを死に至らしめる装置「ゴレム」を起動。しかし、特別製ゆえかゴレムの対象にならなかったズォーダーは、自らを“人間”であるとして滅びの方舟を完全起動するのだった。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

ガトランティス

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