概要
『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場するガトランティス軍の自律機動兵器。本作のオリジナルメカニックであり、デザインは小林誠によるもの。
横長のレーダーも兼ねた頭部と胴体部と腕部が細いシャフトで接続されており、肩部には、アケーリアス特有の紋様がマーキングされている。
短剣かミサイルのような形の飛行形態から人型に変形が可能で、攻撃は両腕の三連装ニードルガンで行う。小説によると、ニードルは、液状で装填されて、固められて発射されているようである。
輸送される際には、航空機の爆弾架に装着されるほか、艦艇の魚雷発射管からの射出が可能。
機体下部の着脱式装甲板(白色の部位)の裏面は、敵の陽電子エネルギーを跳弾可能なビーム反応装甲になっている。
なお、ガトランティスが0から作った兵器ではなく、その製造にはガミラスの科学奴隷が関与している。
自律兵器ではあるが、艦艇から制御されている描写も存在する。
スペック
- 三連装ニードルガン
経歴
一章
テレザートを侵攻する部隊に所属する形で登場。デスバテーターに装着され、投下。テレザートの寺院に侵入し、殲滅。その後、ビーム反射板を用いて扉の奥を焼き尽くした。
二章
ナスカ前衛艦隊に所属し、第十一番惑星の都市を蹂躙した。
四章
ザバイバル陸戦師団に所属。空間騎兵隊と交戦する。
五章
青い塗装とマーキングが施されたデスラー護衛機が登場。
六章
白い塗装が施された機体と履帯のような部分に波動防壁中和システムを備えた機体が、ノイ・デウスーラに搭載されて登場。
白い機体は通常のものより1/2ほど小型であり艦内白兵戦を行う。
七章
彗星都市帝国内部の護衛として登場。群れての体当たり突撃により艦体を貫通して自動航法室を破壊したほか、玉座の間にて大帝の護衛を行った。
余談
宇宙戦艦ヤマトシリーズでは初の完全な人型ロボット兵器と言え、旧シリーズではスターウォーズシリーズのデザートウォーカー等のAT-ATに影響された掃討三脚戦車や上半身人型のパトロール戦車がヤマトよ永遠にに登場したのみだった。
このニードルスレイブが登場する前後から人型ロボット兵器の登場を予想したファンも多く居たが、そのまさかの如くシリーズ初の完全なパワードスーツ・二式空間機動甲冑が登場するのであった。