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二式空間機動甲冑

にしきくうかんきどうかっちゅう

二式空間機動甲冑とはアニメ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場する人型機動兵器である。
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概要

宇宙戦艦ヤマトシリーズ初の人型機動兵器。初出は『宇宙戦艦ヤマト2202』、デザイン担当は同作副監督である小林誠


宇宙戦艦たるヤマト宇宙戦闘機たるコスモタイガーⅡに対する宇宙歩兵

人型機動兵器ではあるが巨大ロボットではなくパワードスーツである。サイズ感としてはアーマードトルーパーナイトメアフレームに近い。


なお、アニメ公式ではアラビア数字表記の「2式」が主流で、「二式」は主に小説版などで用いられる表記揺れとなっている。


続編の『宇宙戦艦ヤマト2205』では新型として5式空間機動甲冑が登場する。


スペック・特徴

  • 全高:不明(3m未満)
  • 武装
    • パルスレーザー砲×2門(両肩)
    • 小口径パルスレーザー砲×4門(手首)
    • 実体弾機関砲×2門(手首)
    • スモークディスチャージャー(前腕上部)
    • 各種ミサイル(オプション装備)

考案者は空間騎兵隊斉藤始

元々第十一番惑星において「斉藤式機動甲冑」の仮称で開発されていたが、量産前にガトランティスの襲撃に遭い、実際の生産はヤマトの艦内工場で行われた。

2202年の作中世界の航空機よりシンプルな構造となっており(現実的にどうかはともかくとして)、ヤマト艦内工場での短期生産が実現した。


各部にマーキングがあり、肩には「士魂」、前腕や頭頂部には縦長の錨マークと「宇宙戦艦大和所属 第十三空間騎兵隊」が施されている(なぜ「十三」なのかは余談を参照)。

胸と膝には個体の識別番号が描かれているが、隊長である斉藤は何故か8番機であり、1番機は山本玲が使用している。これは監督曰く戦死した仲間の機体を使っているためとのこと。


構造

人型機動兵器にありがちなことだが純粋な人間型ではなく、パワードスーツとしても「乗る」タイプ(=コックピット式)のため、本機の場合は(小説版の表現を借りるなら)「緑色のゴリラ」と言える体型となっている。


腰が細く胸部分は大きい逆三角形形状の胴体に、内蔵火器の関係から両腕両足のボリュームもある末端肥大の体型をしている。

操縦は小説版によると上半身は搭乗者の動きをトレース、下半身はペダルによる操作となっている。

搭乗時には展開された上部から中に入る。前垂れの部分に足が収まり、腰の中に搭乗者の腰もちょうど位置し、頭部のバイザー部分に頭が来る。腰部分はターレットで回転可能だが、搭乗者があるため可動域は制限される模様。


背中には推進機を兼ねた機動エンジンがむき出しの状態で2機備えられている(別作品だが某総帥が見たら「むき出しのエンジンを背負った格好で兵器が務まるか!!」とか言いそうである)。


兵装

両肩と両腕(手首)の主兵装は致命打とまではいかずとも戦闘艦の装甲を破る程度の威力を有しており、生身ではほとんど歯が立たなかったニードルスレイブも容易く破壊することができる。

上記固定武装の他に航空機の兵装を装備可能なハードポイントを各部に有し、背部にコスモタイガーのミサイルを搭載して対艦攻撃を行うことも可能。


運動性

宇宙空間は元より地上を含む重力圏でもかなり高速かつ自由に飛行することが可能(ホバリングすらできる)。空中での姿勢制御は背部のエンジンそのものを首振りして行っている模様。小回りがきくようで、戦闘艦の懐に潜り込んで至近距離で攻撃を加えるという芸当も行っている。

また、地上では両脚部先端の履帯走行ユニットによる高速移動が可能。


活動可能領域の範囲で言えば戦闘機を上回っている。

流石に巡航スピードや航続距離では戦闘機に劣るのか、長距離移動時には戦闘機に連れて行ってもらっている。

ただ、設計上は想定されていないのか接続用のアタッチメントなどはなく、マニピュレータ(手)で機体を掴むのだが、掴んでいるのが強度面の都合上負荷を掛けちゃいけない主翼部(現実同様「NO STEP」(乗るな)という表記もバッチリある)なのは突っ込んではいけない……


装甲

軽快な機動力の反面、宇宙戦艦が砲撃戦を行うような世界では防御力は皆無に等しい。まさに軍艦や航空機に対する歩兵のような存在であり、被弾したら即死の危険性を伴う。作中ではニードルスレイブのニードルであっさり貫通され、脚をごっそりもぎ取られる描写もある。


劇中での活躍

第三章

第10話で耐圧格納庫(キ八型試作宙艇を格納している場所)に並べられた状態で初登場する。


第四章

第13、14話のテレザート攻略戦に投入される。ワープブースターを装備したコスモタイガーⅡにしがみつき、テレザート直掩艦隊の背後にワープアウト。ブースターから離脱して縦横無尽に飛び回りミサイル攻撃を仕掛け、敵艦隊を大混乱に陥れる。ヤマトがゴーランド艦隊の破滅ミサイルによって発生した乱気流にとらわれた際には、ヤマトに張り付いて増設スラスターとなり、波動砲発射時の姿勢制御を補助した。

ゴーランド艦隊撃破後はヤマトに同行する部隊と地上に降下する部隊に分かれ、前者はテレザートを覆う岩板を破壊するための波動掘削弾設置工作の補助、後者はテレザート地表に配備されたザバイバル陸戦師団との戦闘を行う。

ニードルスレイブとメダルーサ級地上戦艦を相手に最初は善戦するも、次第に物量に押され始めるが、クラウス・キーマンが敵の反射衛星砲のシステムを乗っ取ることによって友軍誤射を発生させ、メダルーサ級は旗艦を残して全滅する。


第五章

永倉機がテレザリアムに突入し、デスラーのニードルスレイブ軍団を交戦する。


第六章

第19話で白色彗星に引きずり込まれるヤマトから脱出する。この時、コスモタイガーにしがみついている機体もあるが、自力で離脱している機体もあり、なかなかの推進力を窺わせる。

第22話のデスラーとの決戦では、大量のニードルスレイブを迎撃。艦内では小型ニードルスレイブと交戦するが、苦戦している。


ヤマト搭載機以外では、アルデバランとアンタレスに搭載された別カラーリングの機体が、ヤマトの補修・改装作業に作業機械として従事している。


第七章

第24、25話における都市帝国内部の戦闘で、コスモタイガーⅡにしがみついて中枢である大帝玉座の間までたどり着き、ニードルスレイブと交戦する。その戦闘の最中に破壊したニードルスレイブがあらぬ方向に撃ったニードルがガイレーンに命中してしまい、ズォーダーによる滅びの方舟完全覚醒の引き金となってしまう。

その後、滅びの方舟の進化を阻止するべく突っ込むキーマンのツヴァルケの上に斉藤機が乗り敵機を迎撃。最後は仁王立ちになったままの機体の中で斉藤が息絶える。


最終話ではプロメテウス搭載機が登場。第22話と同じく作業機械扱いで、カラーリングもアルデバラン機と同じだが、こちらは完全非武装なのか背部のパルスレーザー砲が取り外されている。


評価

本機は『2202』終了後もSNS上などでは賛否両論の存在である。

ヤマトシリーズにおいて有人人型(巨大)ロボットを出すというのはなかなかの冒険である。単に旧作ヤマトシリーズに登場してなかったからとか、松本零士が巨大ロボット嫌いであったとも云われているからそれを尊重するべきとか、出ないからこそ逆に数多あるロボアニメとの差別化できているとか、そもそも第二次大戦の戦いがSFの皮を被ったような作品だから巨大ロボットは似つかわしくないとか、理由はまあ人それぞれだが、ヤマトシリーズへの有人人型ロボットの登場には消極的なファンも多い。ヤマトシリーズは人型ロボットアニメに土を付けられた立場でもあるし。

とまあそんなデリケートな存在なので、本機の登場が予告された際には旧作からの古参ファンを中心に色々と物議を醸すこととなった。


とはいえ、実際のところ人型ロボットという存在自体に否定的な声はそこまで多いわけでもない。有人ではないが大型の人型ロボット自体は実写版でのアナライザーや前作『2199』でのアナライザーの追加装備といった前例はあったし、21世紀におけるSFアニメの時代の流れとして割り切っている人もいた。

純粋にこれまでに無かった新要素として期待している人もいたし、旧作の空間騎兵隊は敵戦車隊を相手にするには装備が貧弱すぎたため、むしろこれくらいの装備は持たせてあげても良いのではという声さえあった(逆に「泥臭く戦ってほしい」という人もいたが…)。

ではなんで本機の評価が割れたかというと、大体は劇中での扱い方のせい

『宇宙戦艦ヤマト2202』は『さらば宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2』のリメイク作品である。当然ファンの多くは原作がどのように現代風にブラッシュアップされたかを最初に期待するだろう(特に前作の『2199』の方向性が好きだった人なら)。しかし、実際に出てきたテレザート戦では、原作に存在しなかった本機が登場。そこまでは良いのだが、その活躍振りはというと

  • たった30機弱で100隻以上の艦隊を一方的に嬲る機動甲冑(奇襲ではあるが)
  • 大型戦艦1隻をたった1機で無力化する機動甲冑(無人艦ゆえに制御装置を破壊するだけで済むとはいえ)

…という風に強烈な“ロボアニメ補正”を掛けられた大活躍だった。しかも前者はただでさえ出番の少ないコスモタイガーⅡのお株も奪ってしまう格好で。

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!「おれは宇宙戦艦アニメを観ていたと思ったらいつのまにかロボットアニメを観ていた」な…何を言っているのかわからねーと思うが(ry

要はラーメン屋でラーメンを注文したのにうどんが出てきたようなものである。流石にこれでは手放しに受け入れられる人ばかりではない。


…というか、それ以前に100隻以上の大艦隊を相手に上記の様な大活躍を見せてしまう規格外も良い所なチート有人人型兵器など、ヤマトと同じ戦艦名を番組タイトルとしたSFアニメはおろか、ヤマトに匹敵する超有名な有人人型兵器を主題としたアニメシリーズにさえ存在していないと言っても良い(しかも、全高3mという超小型)。

それぐらい、本機はロボットの中でもチート過ぎるのである。

本作は上記のコスモタイガーⅡを始め旧作メカの扱いが結構悪く(※)、そんな中での大活躍ということで、所謂メアリー・スー的な存在という認識を抱いてしまった視聴者もおり、余計に賛否が分かれる結果となった。


ただ、歩兵戦力としての機動兵器という新要素自体は決して悪い代物では無い為、ちゃんと他のメカと領分を分けて活躍させれば評価は違ったと思われる。あるいはリメイク作品でなければ異なる評価が得られたかもしれない。

ちなみに実は脚本段階だとそこは一応配慮されていた。第13話での大空中戦は絵コンテ以降に盛り込まれたものである(後述)。


Type2 Mobile Armor

一方でデザインの方に関しては、小林氏のデザインの中では割合手堅い見た目であることもあり、独創的すぎるに比べれば好意的な反応が多い。だが「各部のボリュームに対して腰が明らかに強度を保てないほど細い(しかも人が入るため中空)」「コックピットが細身の山本玲ですらギリギリなほど狭い(参考画像)」という部分を気にする声も幾何か存在する。

後者は公式も認識していたのか、小説版ではコックピット自体がユニット化されてパイロットごとにサイズを合わせたものへ交換できる仕様であると補完された。

pixivにおいても腰回りのスペースを広げたり強度を上げたりといったアレンジをしたイラストが投稿されるケースが見られる。

機動甲冑二式機動甲冑落書き


以上のように、背景事情や劇中での見せ方のせいで評価がいまいちに終わった感があり、ある意味では非常に勿体ないメカとも言える。

ヤマト関係ということを忘れて本機単体で扱った場合は結構ファンも多い(特にモデラー界隈)。


なお、ロボットのお祭り25周年にアニメ界隈の超がつく大御所として特別ゲストでお呼ばれしたしたはずのヤマトシリーズが、お祭りに自由に出入りする権利を得てしまったのがある意味では本機の最大の功績であるが、人によっては「ロボットが中心に活躍するゲームなんかに(特別ゲストとは言え)出すから、シリーズでこんな物(二式空間機動甲冑)が出てくる事になったんじゃないか!?」と、「罪」と認識する者も少なくない。


※ 旧作メカの大部分をリファインしてみせた『2199』に対し、『2202』は半分近くが未登場になっている(原作はシリーズで一番メカ人気が高かった作品なのに…)。コスモタイガーⅡやパトロール艦なども登場したはいいものの大した出番が無く、それら人気の旧メカを差し置いての新規メカ大活躍という部分に難色を示す人は多く見られた。ぶっちゃけこれが原因の不人気は本機に限らない。


小説版では

大幅に性能が下方修正されており、コスモタイガーとはきっちり差別化されている。


「火力は固定武装だけだと戦車未満」「防御力はせいぜい小型の装甲車程度」「重力圏下での自由な飛行はできず、宇宙空間でも機動力は航空機に比ぶべくもなく劣る」等々と明言。

想定している戦闘は遠距離砲撃戦や機動戦よりも白兵戦がメインとされ、戦闘車両に類するものではなく、あくまでも歩兵戦力の拡充に重きを置いた兵器という扱いになっている。


劇中での扱いもアニメほど乱暴ではなくなり、例えばテレザート空中戦に関してだと、さすがに縦横無尽に飛び回る戦闘描写は度が過ぎると判断されたのか、コスモタイガーのワープブースターにしがみついたまま砲台としての役割に徹するという描写に変更されている(ついでに敵の数も20隻足らずまで減っている)。


ちなみに先述した斉藤が8番機を使っている理由もより詳細に補完されており、第十一番惑星で戦死した古橋弦の乗機を受け継いだということになっている(そして元々の斉藤機である1番機は他の人に譲られることになるが、ピーキーに調整されすぎていて空間騎兵は誰も乗りたがらず、山本が使うことになった)。


また、「二式」は2202年とは関係なく、『星巡る方舟』冒頭で空間騎兵が装備していた装甲宇宙服が一式とされている。

技術的には『2199』でアナライザーが使用していた機動外骨格のものも応用している模様。


余談

元ネタ

デザインはヤマトファンのオフ会で小林氏が配布した『復活篇』ディレクターズカット版宣伝用ポスターのイラストとして描かれ、その後彼の自著である「ハイパーウェポン」にも掲載された斉藤式空間騎兵隊機動歩兵が元ネタ。ほぼ流用であり、肩の「士魂」や腕の「宇宙戦艦大和所属 第十三空間騎兵隊」といったマーキングまで一緒。違いとしてはパルスレーザー部分のデザインと、人間とサイズ比的にまだ「搭乗」ではなく「着用」する感じだったこと(側面の絵だけなので腰回りは腕の影に隠れて描かれていない)。

元メカは本人曰く「もし2220年に空間騎兵隊がいたらと想像して描いた」らしい。『復活篇』の没メカというわけではないのだが、これこれと並んで「『復活篇』ネタの捻じ込み」と受け取ってしまう人もいた模様。


脚本でのテレザート戦

評価を下げてしまった主因である第13話のテレザート上空での戦闘だが、脚本段階だと内容が大幅に異なっている。なんと機動甲冑はそもそも戦っていない。

ヤマト航空隊が陽動を行っている隙に機動甲冑(この時点ではまだパワードスーツ)を装備した空間騎兵8名とコスモタイガー3機による工作部隊がテレザートに潜入して岩盤を波動掘削弾で破壊するという作戦を立案。しかし、スパイ→ズォーダー→ゴーランドというルートで情報が洩れていたため迎撃されてしまう、という展開だった。

本編では破滅ミサイルによるごり押し戦闘だったが、脚本ではどちらかというと知略をめぐらせた戦いだったのである。ズォーダーやゴーランドがそれっぽいことを言っていたのもその名残。ここでは桂木透子以外のスパイの伏線や、鶴見二郎が負傷する描写もあった。機動甲冑の大活躍は色々大事なものを削った結果だったわけである。


このエピソードに限らず、脚本での二式機動甲冑は陸戦兵器としての側面が強く、描写的には小説版のそれに近い。

空中戦も一応可能だが、本編第13話のような本機単体での大立ち回りは描かれておらず、コスモタイガーⅡと連携してのもの(サブフライトシステムを使ったモビルスーツのような感じ)が多い。


続編では

『2205』において、新型の機動甲冑が玉盛氏によってデザインされた。2019年コンサートとヤマトクルーの会報誌で公開されたラフデザインでは、大きな前腕など二式の特徴を残しつつも、より現実的な構造となっている。ちなみにサイズは大幅に縮んでおり、腕は機械式のままであるが脚は操縦者の脚で直接動かすようで、搭乗ではなく着用という感じとなっている。


その後、2021年9月に5式空間機動甲冑として正式デザインが公開された。この正式版は二式とは大きく印象の異なるシルエットになっている。

デザインのみならず、運用コンセプトも異なっていると設定されており、開発経緯も二式の後継機ではなく、装甲宇宙服に二式の要素を取り入れたということになっている。

二式において視聴者からの評判を下げてしまった要素はほとんど改善されているので、本機には好意的な反応が多い。


なお、二式は登場しない。玉盛氏の解釈では引き続き研究開発が進んでいるらしい。上記の通り両者は明確に差別化されているので、二式路線の新型もいずれ登場する機会があるかもしれない。


関連イラスト

二式空間機動甲冑008宇宙の戦士


別名・表記ゆれ

2式空間機動甲冑

機動甲冑


関連メカ

ロボノイド未来少年コナンに登場する人型機械

ウォーカーマシン戦闘メカザブングルに登場する人型機械で、掘削作業用と戦闘用に大別される。

アーマードトルーパー装甲騎兵ボトムズに登場する人型機動兵器で、本機に最も近い存在感と言える。


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト2202 メカニック

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