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キザリオ

きざりお

小説版『星のカービィ』の「プププランドで大レース!の巻」で登場するキャラクター。
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概要編集

小説版星のカービィの「プププランドで大レース!の巻」にて登場した小説オリジナルキャラクター。

全宇宙にネットワークを持つテレビ局「コメットテレビ」の自称超有名プロデューサープププランドに突如やって来てレース番組の企画をすることを近くにいた住民(キャピィウォーキー)に持ち込んできた。番組収録中には出演者に対して急かすような発言が多く、レース参加者からも呆れられている。ワドルディやキャピィからは本当にプロデューサーなのかと疑われた。またプププランドに出没したという謎の黒ずくめの男や、メタナイトがレースの解説役をすると焦り出したりした。

最後のミッションとしてプププランドに出現した大熊を倒すことをクリアの条件にした時には、大熊を連れて来たのかと言われ参加者全員を怒らせてしまった。


レースの内容については、最初に巨大迷路を設置し、その後は各チェックポイントでお題をクリアするようにするというものになってる。


  • 第二チェックポイント「恐怖の激辛グルメ・チャレンジ」

スーパースパイスの入った料理を食べないと先に進めない。カービィは一口で平らげたが、辛さを感じるまで時間がかかり、時間差で辛さが腹の中で爆発した。その後、フロスティをコピーしてアイス能力になり氷を吐き出したため、他の参加者もそれを使って何とか突破した。フロスティは後にコピー解除されるが、辛さはそのままだったので湖求めてどこかに行ってしまう。遅れてきたワドルディはスパイス一粒でパスしてもらった。


  • 第三チェックポイント「いやしのミュージック・チャレンジ」

課題曲を大声で歌うと突破できる。カービィがウォーキーをコピーしてマイク能力で歌ったためテレビカメラの何台かは壊れてしまう。


  • 第四チェックポイント「みわくのスイーツ・チャレンジ」

チョコレートの海を泳ぎ切れば先に進める。遅れてきたワドルディはチョコを一口貰ってパスした。


【注意】以下「プププランドで大レース! の巻」のネタバレが含まれます。














































目的編集

キザリオの目的はプププランドに逃げ出したペットペペロンを連れ戻すというのであり、プププランドでレースをするという企画を出してペペロンを連れ帰ろうとした。

ペペロンは元々「手乗りクマ」という成長しても大きさは変わらないキザリオの住んでる星で人気のあるペットで、キザリオが何年も前の誕生日に買ってもらったペットである。しかしキザリオの友達はヘルメホーンファイアーライオンといった大きくて強いペットを飼っており、手乗りクマが女の子用のペットとバカにされたことから、クーロンの魔法書を読んでペペロンを強くしようとしたが、大きくしすぎた上に逃げられてしまう。

途中のチェックポイントに関しても、「恐怖の激辛グルメ・チャレンジ」で出されたスパイスには食べたもののパワーを高める力があり、参加者のやる気を上げようとした(しかし入れたスパイスの量が多すぎたため、逆効果に終わってしまった)。

「いやしのミュージック・チャレンジ」で出された課題曲は「覚醒の呪文」というものであり、ペペロンを誘き出すためにキザリオが課題曲に設定した。

「みわくのスイーツ・チャレンジ」で出されたチョコレートの海はチョコ好きなペペロンを誘き出すために作ったものだった。

ペペロンの目の前で大事にいていたペットじゃないと発言した時に、ペペロンは悲しんだような表情で近づいたが、キザリオにはその気持ちがわからずに後退りし続けた。後ろがになってることに気が付かなかったキザリオはそのままの底に落ちて、それを見たペペロンは真っ先に飛び込んでキザリオにしがみついたまま川に沈んでしまったが、カプセルJ2を吸い込んでジェットをコピーしたカービィに助けられた。その後はクーロンが唱えた魔法でペペロンは元の大きさに戻ったが、再び川に落ちてしまいそのまま見失ってしまった。ペペロンが見つからないことにこれまで以上に落胆して泣いた後に、上記の真相を話した。

キザリオの正体についてはコメットテレビのプロデューサーではなく、コメットテレビ社長の息子であり、実際に番組を作ったこともあったが上手く行ったことは一度もなかった。


【更にネタバレ注意】以下レースの結末














































レースの結果編集

キザリオの話を聞いていた時は出場者全員がその場にいたと思い込んでいたが、ワドルディだけが居ないことにカービィが気づいた。ウィリースクーターのスピードがあまりにも遅かったため、ウォーキーの叫び声が届かずそのまま走り続けていたためトップを独走してる状態になった。しかしペペロンに出会っていないため最終ミッションはクリア扱いにされておらず、出場者の誰もが失格になると思い、その場で再びレースを再開した。

ワドルディはその途中で川に横たわっているペペロンを人形だと思い込んで拾ったが、違ったことに気づき川に流されたと思ったためゴールまで連れて行くことにした。その直後に後ろから他の出場者たちが凄い勢いで近づいていることに気付いたが、後ろを振り返ることなく、そのまま進み続けた。ウィリースクーターの方も段々とスピードを上げて、ゴールに辿り着いた。しかしワドルディは失格と思われていたため、誰が1位だったのかを他の出場者たちで争っていたが、ワドルディの手にペペロンが乗っていることに気づいたキザリオはワドルディが優勝者であることを宣言した。


その直後にコメットテレビの社長から電話がかかり、キザリオはこのレース番組が大成功だったことなのかを聞いたが、テレビ局には抗議の電話が殺到し、大きくイメージダウンをしてしまった。

キザリオが真相を話している間のテレビ画面にはワドルディがゆっくりと進んでいるだけで司会もいないなんの面白みのない番組になったため、色々な宇宙の家庭ではレースを観るのをやめてテレビ局にクレーム電話が大量にかかって来たのである。

この罰としてキザリオは3ヶ月間おやつ抜きになり、クーロンは3ヶ月間給料を半分に減給されることになってしまった。ウォーキーのアナウンサーになれるという話もなくなり、レースの優勝賞品も無くなったことで参加者のほとんどは落胆した。

メタナイトは遠くからその様子を見て、いいとこなしのレースだったと考えたが、カービィとワドルディ、そしてペペロンを手に持って喜んでいるキザリオを見て、それなりに実りのあったレースだったようだと思いこの話は終わった。


関連タグ編集

星のカービィ 小説版星のカービィ

反面教師

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