曖昧さ回避
- 1.バンダイの食玩『神羅万象チョコ』シリーズ第七章『七天の覇者』に登場するキャラクター。ピクシブではこちらのイラストが多い。
- 2.小説『ティアムーン帝国物語』及びそのメディアミックスに登場するキャラクター(?)の愛称。本項ではこちらについて記述する。
概要
初出はコミカライズ版。つまりは、いわゆるコミカライズオリジナルキャラクター。
主人公ミーア・ルーナ・ティアムーンの脳内でイメージされたギロチンへの恐怖(危機感)が自律化(擬人化)したもので、ギロチンにそのまま手足が生えたシンプルな姿。
原作における「(無駄遣いをすれば)金貨一枚ごとにギロチンが迫ってくる」「奈落の谷底からギロチンが這い上がってくる」というミーアの心象風景や比喩を戯画(イメージ)化したものでもある。
時折現れてはミーアに断頭台のトラウマを呼び起こす役……かと思いきや、
- ピースサインをする
- スキップで迫って来る
- 馬に乗って逃げるミーアを全力ダッシュで追いかける
- 夏季休暇前には麦わら帽子を被り、スイカと虫取り網を持ってくる
- イメージのはずなのに料理をつまみ食いしようとする仕草を見せる
- ミーアを追いかける途中で盛大に転ぶ
- なぜかしれっとミーアと一緒に馬車に乗ってる
- ミーアがキノコを見つけた際に食えるキノコだと教えて(もちろんホントは毒キノコである)ミーアを唆す。
……などといった具合に、やたらとコミカルで愛嬌たっぷりに描かれており、登場するたびに読者の笑いをさらっていく。
いわばミーアにとってのサボローとでもいったところで一部読者からは「ミーアのズッ友」あるいは「ミーアのとっつぁん」「ミーアの未来からやって来る不死身のギロチン」とまで呼ばれる事もあるとかないとか。
ギロちん「おーいミーア、サボろうぜ。あとは面倒みてやる(=最後に首チョンしてやる)からよ 」
ミーア「じょ、じょ、じょ、冗談ではございませんわあああぁぁぁ!(脱兎)」
読者の間では「ギロチンくん」や「ギロチンさん」など呼び方が一定しないながらも親しまれた結果、『祝・舞台化「ティアムーン帝国物語」第1回キャラクター投票!』において
「ギロちん」の名称が公式に使用されてしまった。しかも、この第1回人気キャラクター投票(書籍版第1巻〜第4巻に登場する全33名が対象・全1,475票)では、第2位のルードヴィッヒ(274票)、第3位のアベル(171票)に次ぐ第4位(154票)にランクインしている。なんとアンヌ(99票で第5位)よりも上である。
そして、書籍版にも逆輸入される形で第7巻に挿絵で登場した。さらに「ギロちんマスコットキーホルダー」として公式グッズ化もされてしまった。コミカライズ版の影響を受けて本文でも「断頭台」を擬人化するような表現が頻繁に使われるようになったが、第13巻ではついに本編内で「ギロちん」という呼称が説明もなく登場してしまった。
アニメ版にも登場。初めて声付きで喋るようになった(CVは長谷川玲奈)。
スピンオフ漫画『ティアムーン帝国物語~従者たちのお茶会~』では、エリスによって『ギロチンプリンセス』(略して『ギロプリ』。ミーア曰く「親しみやすそうな略称」)という物語が執筆されており、その中に「不思議な生き物・ギロちんくん」として登場している。
……というか、このスピンオフ漫画は基本的にギロちん祭り。
などなど多彩なギロちんシチュエーションが披露されている。
『ティアムーン帝国物語短編集 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』にて結果が発表された『TVアニメ放送記念「ティアムーン帝国物語」第2回キャラクター人気投票!』では、前回よりも順位を上げた第2位にランクインした(第1位はミーア)。