クールーラモンスター
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もぐらころぎす
オーストラリアに分布する直翅目クロギリス科の昆虫。
メイン画像はどことなく似ているが特に関係はないムキムキのカマドウマ。
和名 | モグラコロギス |
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通称 | クールーラモンスター |
学名 | Cooloola propator |
分類 | 直翅目 キリギリス亜目(剣弁亜目) キリギリス下目 コロギス上科 クロギリス科 Anostostomatinae亜科 Cooloolini族 Cooloola属(モグラコロギス属とも) |
体長 | 約3cm |
分布域 | オーストラリアクイーンズランド州 |
1976年に、オーストラリアのグレートサンディ国立公園(クールーラ国立公園)で発見された、直翅目クールーラ科(モグラコロギス科とも)クールーラ属に分類される昆虫で、クールーラ科は本種を含めたCooloola属4種のみの小さな科であるとされていたが、2020年に7種が記載され、現在は11種が属す。
さらにクールーラ科自体も消滅し、ヤンバルクロギリスやジャイアント・ウェタ、ギアナ高地の半水棲直翅などが属すクロギリス科に統合された。
初見では直翅目(バッタの仲間)とはとても思えない異形な見た目が特徴。
体は寸胴で、脚は太く短く、土を掘る事に適した形質をしている。後脚には発達した平たい棘があり、触角が短い。
「脚が短くてムッチムチのカマドウマ」「セミの幼虫にキリギリスの頭がついたやつ」「顔がコロギスのヒヨケムシみたいなやつ」「リオックとオケラのキメラ」などと形容すると虫好きにはわかりやすい。
この姿はクールラ科の昆虫がケラやツツケラなどと同じく地下生活をする直翅類である事に関係し、地中を掘り進めて活動する事に適した形質と考えられる。
雌雄差があり、雌は腹部が球根状で体色が褐色がかり、外骨格が硬い。
雄は腹部が雌より細くなり、体色は白っぽくて外骨格が柔らかく、雌より脚が細長くて少し平ら。
雄は小さく退化した翅を持つが、雌は完全に翅が退化している。
雌の産卵管は非常に短い。
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