概要
1993年5月7日放送
自分の数日分の幸運を集める装置。使用時にはものすごい閃光を発する。
ストーリー
前の授業参観でのび太は、国語の授業時に算数の教科書を読んでしまい、肝心の国語の教科書を忘れてきていたことがあり、その後のママの機嫌が悪かったので、今度の授業参観も心配になってしまう。そこで内緒にすることにしたが、しずかの母親が電話をかかて来たことでバレてしまい、今度は恥をかかせないようにとこっぴどく言われてしまった。
のび太はドラえもんに、努力しないで優等生になれる道具をお願いするが、それじゃあ全然意味がないし虫が良すぎると断られてしまう。だが「僕は何て親不孝なんだ。このままじゃママは一生僕のいいところを見ないで終ってしまう」と、のび太が大げさに言い出し、去年の授業参観後に蹴ゲンが悪くなったせいで、どら焼きが半分になってしまった件も持ち出したため、ドラえもんは「グッドタイムマシン」を取り出した。
さっそく授業参観の3日前からスタートさせてみることにすると、ママから切れた醤油を買って来てとお使いを頼まれ、お小遣いももらったが、のび太はいつもと変わらないと不満ぎみだった。だが喉が渇いたので自動販売機でジュースを買うと、あたりが出てもう一本もらうことができた。更にその後醤油を買うと福引券がもらえ、引いてみるとラジコンカーを引き当てることができた。
さっそくこれを空地で操縦するが、もともとのび太はあまり幸運に恵まれない体質だったため、時間切れとなり、ラジコンカーが誤ってジャイアンとスネ夫に衝突して怪我をさせてしまい、罰として使われることとなってしまった。更にこれが道路に飛び出した際、車に引かれてぺっしゃんこになってしまった。
そしてのび太はこれからの3日間の間に、川に落ちる、家の階段から落っこちる、学校で画鋲が尻に刺さると言った不幸が続くこととなった。これにドラえもんは明日の授業参観のためには、これから一か月間のいいことを先取りする必要があると言ったため、のび太はショックで硬直し倒れてしまった。そこで2人はタイムマシンで明日の様子を見に行くことにした。
外から様子を見ていると、のび太は自ら手を挙げ、多少たどたどしかったものの、一生懸命『走れメロス』を読み上げ、先生や皆からも賛称の拍手を受けていた。これでグッドタイムマシンを使う必要がなくなったと安心するのび太だったが、そのためには一生懸命読む練習をする必要があると分かり、のび太はドラえもんと一緒に夜遅くまで練習に励んだ。