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グフ試作実験機

ぐふしさくじっけんき

『機動戦士ガンダム』メカニックデザイン企画『MSV』登場の機体の一つである。
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機体データ編集

型式番号MS-07C-5
所属ジオン公国軍
ツィマット
生産形態試作機
頭頂高18.7m
重量57.4t
出力不明
推力不明
装甲材質超硬スチール合金
武装ヒートサーベル、グフ用シールド

概要編集

形式番号は「MS-07C-5」。英語表記は「GOUF Experiment Model」。

ツィマット社がジオニック社からライセンス生産を請け負っているグフをもとに次期主力生産機のテストベッドとして改修したもの。

1機のみ製造され、北米の試験場で各種試験に供されていたが、実戦での運用はされていない。なお、試験内容や試験終了後の本機の処遇、更にはテストパイロットの素性など、ほとんどの事柄がいまだ明かされない謎多き機体でもある。

シールドを除きグフの武装各種を廃した代わりに、後のドムが使用するヒートサーベルを背部に装備している。


外見はグフから腕部兵装と頭部ブレードアンテナ、腰部の動力パイプを取り払い、ドムのモノアイレールと肩部装甲、背部スラスターを取り付けたようなものとなっているが、肩部はそれぞれスパイクが1本ずつ取り付けられており、ヒートサーベルのマウントラッチはドムのそれと比べ箱状で大型になっている(頭部は後のプロトタイプドムに近い動力パイプ付きの形状だが、そちらとは違い本機はグフ由来の口腔部ダクトが備え付けられている)。


脚部スラスターは片足それぞれ5基ずつ設置されており、これは原型機であるグフや、後のドムにも無い本機独自の特徴となっている。これは、ドムやグフ飛行試験型と同様にホバー走行機能を盛り込もうとしたのだと思われるが、まだ技術的には基礎研究段階のものであり、仮にホバー走行が本機の段階で実現していたとしても、せいぜい短時間の走行がやっとだったと考えられる。


本機やグフ飛行試験型の試験データが、やがてプロトタイプドム及びドムの開発に貢献することとなる。そして、後に展開されたTHE ORIGINMSDでは、更に本機とプロトタイプドムを繋ぐドム試作実験機という機体が新たに設定されている。


余談編集

元は大河原邦男がTV版ストーリーブック2巻で描いた「グフとドムの中間デザインのMS」だったものに、新たに設定を与えたものである。


立体化編集

ガンプラ化こそされていないものの、ROBOT魂として1/144に近いスケールで立体化はされている。ROBOT魂ではザクマシンガンとシュツルムファウストが武装として追加されている。


関連タグ編集

機動戦士ガンダム

MSV

MSD

グフ →原型機

プロトタイプドム →本機の試験データを元にして更に完成度を高めた試作機

ドム →本機の最終到達目標

ドム試作実験機 →新たに設定された本機とプロトタイプドムを繋ぐ機体

イフリート →別の意味で「グフとドムの中間に位置する」機体

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