概要
全長8mほどの大型のハドロサウルス類で、名前の意味は「鉤鼻のトカゲ」。鼻の部分に低い隆起があり、これが名前の由来。恐竜好きならアラロサウルスやクリトサウルス、アルティリヌス、ムッタブラサウルス辺りを連想するだろう。
ちなみにグリポサウルス自身はハドロサウルスに近縁であった。
頭骨は大きくて幅が狭く、後部が高くなっており、突起は鶏冠ではなく、皮膚で覆われていたようである。また皮膚の化石があり、直径1㎝程の骨の板や突起がほぼ全身に渡って広がっていたようだ。
アメリカのユタ州で発見されたグリポサウルスの新種は、歯は300本、次に出番待ちの歯は500本、合計800本以上も歯が生えているのが特徴で、噛む力も強かったと言われている。