概要
体長約2.5~3m。尾長40~60㎝、肩高約1.4~1.6m。体重350~450Kg。
食べ物は硬い草。
現在確認されている中では、最大の野生のウマ科の動物。大きくて丸い耳や腹は白く、細かくて数が多い美しい縞模様が特徴。現在、エチオピアとケニアに約5000頭が生息する。他のシマウマと異なり、雄は縄張りを持つこともある。
彼らの悲劇
その上述の通り、細かくて数が多い美しい縞模様が特徴の彼らだが、密猟が後を絶たず、数が減りつつある。勿論、現在は手厚く保護されているが、以前、アメリカ人の「ドン・ハント」氏が管理のしやすいツァボ(ケニアの地名)に彼らを移住させたことがある。だが結果は大失敗だった。移住させた群れはツァボに馴染まず、自分達の故郷を目指して戻って来てしまったのだ。しかも移動途中で群れは殆ど死んでしまったらしい…。保護しようとして却って数を減らしてしまった訳で、動物保護と簡単に言うが、そう上手くはいかないものであることを思い知らされたのであった。