ゴリアット
1
ごりあっと
ドイツ生まれ、フランス調教の競走馬
競走馬時代
4歳
ロードシーモア賞で始動。2戦目のエドヴィル賞G3で重賞初勝利。以後は重賞戦線に舵を切り、6月のロイヤルアスコット・ハードウィックSで初の国外戦。翌7月のキングジョージでG1初挑戦でオーギュストロダンらを下し、G1初勝利。
ここまでコンスタントに使われたため一旦休養した後、秋はコンセイユドパリ賞で始動しここを勝って重賞3勝目。その後、第44回ジャパンカップに出走するが、6着に敗れる。
しかし、高速馬場の府中に見事に適応し、ジャパンカップに参戦した海外馬の中では最先着であることと、複勝圏内の3頭には及ばずとも僅差で掲示板入りを争っていたため、レース前の陣営やオーナーのまるでヒールレスラーのような強気な発言もあったことから日本の競馬ファンからは「言うだけの実力はある」「近年振るわない欧州勢も舐めたものじゃない」「また来年も来てほしい」と言われるなどなかなかの好印象を残していたようだ。
ジャパンカップ当日のパドックで独特な歩き方をするゴリアット。
これは「鶏跛(けいは)」と呼ばれ、後肢が地面を離れる時に急激に肢を上げる歩様で、文字通り鶏の歩き方に似ている事から、この名が付けられた。
歩いている時にだけ見られ、キャンターやレース中など走る時には見られない。
調教師も「管理馬にはあまりいない馬」と話した。
なお、日本の馬でも鶏跛する馬は存在し、過去にジャパンカップを制したトウカイテイオーの鶏跛が有名である。こちらはぴょこぴょこと跳ね、まるでステップを踏んでいる様な動きとなっている。
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