概要
ゾロアスター教の悪神ダエーワの一柱で、名前の意味は「無秩序」。
主神アフラ・マズダーの秩序による理想的な統治の神格フシャスラ・ワルヤと敵対する。
秩序という秩序を破壊し、地上を混沌と騒乱に満ちた世界とするため活動するが、フシャスラは金属神でもあり、サルワは溶鋼によって滅ぼされるとされる。
ヴェーダに登場し、ヒンドゥー教のシヴァと同一視される暴風神ルドラの別名シャルヴァ(Śarva:「射手」の意)と対応する。ルドラ・シヴァとは破壊神という共通点がある。
創作での扱い
- 女神転生シリーズ
初登場は女神異聞録ペルソナ。異世界の御影町にあるマナの城のボス”魔王”サルワとして登場。
地震系魔法を得意として吸収までするが、火炎・氷結・疾風系が弱点である
ワニのような顔をしており、画面上のドット絵では頭は巨大な脳のような姿で登場したがアフロヘアーのようにも見えるため、見かたによって印象が大きく異なる。
上田信舟による漫画版では、脳のような筋がある髪として表現された。
『RONDE~輪舞曲~』ではアンリ・マンユ配下のダエーワの一体として登場。単眼と口がある球体に人間の頭と手、雨覆い羽が人間の足になってる翼が生えてるという異形の姿をしている。
ジャヒー様の魔界No.2の座を奪おうとするが、臆病で慎重すぎるためにいつも自滅してしまう。
詳細は ⇒サルワ(ジャヒー様はくじけない!)