「どうやら…ものにしたようだな」
概要
通称ザンバット。幻影怪物ザンバットバットと記載されることも。
剣本体に見劣りしない荘厳な外見の黄金のコウモリ型モンスター。4枚の翼を持ち、眼尻の釣り上がった鋭い目と険しい顔立ちが特徴的。よく見ると左目には傷がある。
顔には普段ペルソナ意匠の覚醒笛を装備しており、素顔は必殺技時にしか見えない。
「剣とキバの仲介人」のような存在であり、ソードの持つ魔力を緩和・抑制しつつキバの魔皇力を注ぎ込むことでキバ専用剣として使用できるようにしている。
誕生経緯
『ザンバットソード』に認められ引き抜く事には成功したものの、正式にキングの血を引いていないことが原因で制御に失敗し暴走する渡を抑えるために次狼、ラモン、力の思念とライフエナジーが結集・融合して誕生。刀身に喰らつき、「剣の力を自分のものにすること」を説く事で渡に力の制御を成功させ、使いこなせるように促した。
3人の意思が反映されている存在であるため各アームズモンスターの言葉で話す事ができ、普段は『ザンバットソード』の刀身に憑き魔力を制御する事で力不足の渡=キバの魔皇力でも使えこなせるようにする“仲介人”だが、時にキバに様々なアドバイスなどをして助言する事もある。
また、必殺技の『ファイナルザンバット斬』発動の際に刀身に魔皇力をチャージする役割りも担っている。
以降ザンバットソードはこのザンバットバットが取り付いた状態がデフォルトになる。
能力
ブレードを極限まで研ぎ澄ます研磨牙「シャーペンスファング」によって一定量の魔皇力が注ぎ込まれ、研磨するごとに刀身の切れ味を安定して保つ効果がある。研磨には頭部のエネルギー伝達器官「デュナミスクラウン」にキバが触れて、魔皇力をザンバットバットに伝える必要がある。
4枚の翼「ウイングエッジ」は鍔としての役割を担うがキバの魔皇力が注ぎ込まれているため高い攻撃力が備わっており、短剣として使う事ができる程。
余談
- アームズモンスター3人の思念とライフエナジーの集合体であるため彼らとは「別の個体」として存在している。やろうと思えば別行動も可能な筈だが、誕生直後を除き作中では剣から離れる場面は無かった。
- 当時の「DXザンバットソード」は2008年時の姿しか想定しておらず、ザンバットを外すには改造して分解するしかなかった。
- 2023年12月27日に商品化が発表された「CSGザンバットソード」では無改造でザンバットを外せる事がアナウンスされており、公式で1986年時の姿が再現できるようになった。