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ザ・ワンズ

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ざわんず

「ザ・ワンズ」とは映画「STARWARS」関連作品に登場する不思議な3人組の総称。「ファーザー」「サン」「ドーター」の3名からなり、それぞれがフォースの化身とされる

概要

「ザ・ワンズ」(The Ones)は映画「STARWARS」関連作品に登場する超常的存在な3人組のこと。

年老いた男性の姿をした「ファーザー」、漆黒の闇をまとった男性の姿をした「サン」、光り輝く女性の姿をした「ドーター」からなる3人組であり、それぞれが強力なフォースを宿している。

...というより、その存在はもはやフォースそのものともいえ、「サン」が暗黒面の力の、「ドーター」が光明面の力の化身とされ、「ファーザー」が二人の調停を行い、銀河を流れるフォースのバランスを司っているとされる。

ある意味では、スターウォーズ銀河の「」とも言える存在であり、いまだ謎多き存在ではあるが、同作の根底を成すキーパーソンたちであることは間違いない。

作中での活躍

本人たちが登場したのは「クローンウォーズ」の「フォースの惑星」「光と闇」「未来の選択」の3作のみ。

この3作は、「サン」と「ドーター」の対立が銀河に与える多大な影響を憂慮したファーザーにより惑星モーティスに引きこもっていたザ・ワンズの手で、アナキン・スカイウォーカーオビ=ワン・ケノービアソーカ・タノの3人が招かれるところから話が始まる。

実はこの時、ファーザーの力が徐々に衰えており、「サン」と「ドーター」を抑えることができなくなっていたのである。そこでファーザーは「選ばれし者」とされるアナキンに、自分の代わりにフォースのバランスを司る存在になってほしいと要請するため、彼を呼び出したのである。

一度は、彼らの試練を突破し、調和を司る者になり得ることを示したアナキンだったが、結局は元の世界に戻ることを決心し、この星から出ていくことをファーザーたちに告げたのだった。

しかし、ここで惑星を抜け出したい「サン」が暴走。アソーカを連れ去ると自分の味方になるよう彼女を誘惑。それでも彼女の中のアナキンへの信頼が折れないことを知るや、強制的に暗黒面に堕ちさせるという荒技で彼女を配下におき、「ファーザー」打倒とこの惑星からの脱出へと暗躍する。そして、不死の存在である自分たちにとって唯一致命傷を与えられる「モーティスの短剣」をアソーカに奪わせると、その剣で「ファーザー」を刺殺しようと迫る。しかし、ここで「ドーター」が咄嗟に両者の間に割って入り、「ファーザー」を庇って刺されてしまう。このことにショックを受けた「サン」は逃亡。瀕死の「ドーター」は最後の力を振り絞り、同じく「サン」の呪縛から解き放たれ息絶えてしまったアソーカに自分の命を分け与え蘇生させた後、力尽きた。

これをみた「ファーザー」は如何なる手段を用いても「サン」を止めることを決意。最終的に、短剣で自らを刺すことで、「サン」に与えてた不死の加護を解き、その隙にアナキンが「サン」にトドメを刺した。

こうして、謎の満ちたフォース使いの一族「ザ・ワンズ」はクローン戦争中に人知れず断絶したのである。

しかし、彼らの痕跡は銀河のあちこちに存在しており、さまざまな作品で謎を残している。

例えば、「反乱者たち」では、惑星ロザルのジェダイ聖堂に隠されていた壁画には、「ザ・ワンズ」の3人の姿が描かれており、エズラ・ブリッジャーはその壁画を読み解くことで、「狭間の世界」という不思議な空間への道を開いた。また、帝国の手にこの秘密が漏れないよう壁画の仕掛けを解くと、壁画が大きく変形し、ファーザーが両手を大きく動かすと寺院自体が跡形もなく地の奥底へと消えていった。あとには帝国軍の調査隊の痕跡すら確認できなかった。

また、ある作品では、3人の巨大な石像が登場したが、「ドーター」の顔は何者かにより削れてしまっていた。

余談

謎の存在、"セレスティアル"

レジェンズ作品群において、「ザ・ワンズ」は「セレスティアル」という超常的種族の生き残りとされることがある。

スターウォーズ銀河では、銀河共和国が建国される2万5千年前の、さらに1万年前まで遡る超古代大帝国たる「ラカタン無限帝国」があったのだが、そのさらに遥か昔にこの銀河を形作った神の如き種族がいたとされる。それが「セレスティアル」と呼ばれる存在である。

「セレスティアル」の存在自体は、スターウォーズ世界でも神話として伝わるのみだが、どことなくセレスティアルたちの存在を暗示させる物証が銀河各地に点在している。例えば、ハン・ソロの故郷である惑星コレリアを含むコレリア星系にはヒューマノイド種族が居住可能な惑星が4つもあり、その中間に謎の超古代宇宙ステーション「センターポイントステーション」があるのだが、一説には、ステーションは"セレスティアル"が建造したもので、他の星系から居住可能な惑星を持ってくるために作ったものであり、コレリア星系に居住可能惑星が多いのは他の星系から持ってきたからであるとされている。

因縁の怪物、"アベロス"

レジェンズ作品群において、そんな神の如き存在である「ザ・ワンズ」を語る上でで外せない存在がある。

遥か昔、「ザ・ワンズ」の下に一人の女性がやってきた。彼女は当初「ファーザー」の召使として働いていたが、次第に「ファーザー」の寵愛を受けるようになり、いつしか「母」として「ザ・ワンズ」の一員となった。

彼女の存在により、「サン」と「ドーター」の対立も収まり、「ザ・ワンズ」には束の間の平和が訪れた。しかし、「ザ・ワンズ」と生まれの違う彼女は徐々に年老いていった。そのことに慌てた彼女は、禁じられていた光明面を司る「知識の泉」に浸かり、暗黒面に満ちた「力の聖水」を口にしてしまった。

その結果、彼女は光と闇が入り混じった混沌の大怪獣"アベロス"となってしまったのである

アベロスの力は凄まじく、「ザ・ワンズ」ですら彼女を倒すことは叶わず、元々住んでいた惑星ごと彼女を封印するほかなかった。

そして、数万年周期でアベロスはこの牢獄を抜け出し、それを「ザ・ワンズ」たちが押し戻すという、数万年周期の安定と混沌の周期ができてしまった...というのが伝わる神話である。

そして、そのアベロスの監獄は実在していたのである

レジェンズ作品においてデス・スターの研究開発や建造を行っていたモー星団(正確にはモー密集宙域)。この宙域には実に4つものブラックホールが密集しているのだが、その中間地点にはセンターポイントステーションと同じ古代の宇宙ステーションがあるのである。

つまり、このブラックホールは人為的に集められたものだったのである。

このブラックホールの重力場によって幽閉されていた存在こそ、アベロスだったのである。

そして、ルーク・スカイウォーカーがニュー・ジェダイ・オーダーを率いていた時代、ステーションが破壊されたことでアベロスが逃げ出すという一大事が発生

これにルーク率いる新生ジェダイと、シスの失われた種族が共同戦線を構築するという奇跡的な共闘を経て、アベロスを打ち倒すことに成功するも、殺し切ることはできなかった。

そこでルークは10人のジェダイ・ナイトを引き連れてモーティスを捜索し、上記の「モーティスの短剣」を回収。再びアベロスが復活した際に完全に殺害する手段を確保したのだった。

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