概要
シンシナティ(英語:Cincinnati)は、アメリカ合衆国のオハイオ州に属する都市。同州の西部に位置し、30万9513人の人口を擁する(2022年7月)。メジャーリーグのシンシナティ・レッズ、NFLのシンシナティ・ベンガルズの本拠地としても知られ、市名は結社のシンシナティ協会に由来する。
かつてはクリーブランドと並ぶオハイオの拠点都市として人口も50万人を超えていた。一方で都市圏人口は約230万人、郊外化が進んでおり、2つの川に挟まれた市街地はそれなりに大規模でダウンタウンには高層ビルが建ち並び企業本社も多く、オハイオ州で一番の商業都市でもある。
特に日本でもシェアの高いP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)はこのシンシナティに本社がある。また、全米一のGMSであるクローガーの本社やアメリカの大手百貨店であるメイシーズ本社もある。
一方で、ダウンタウンの治安はあまり良くなく、かつては麻薬取引の名所としても知られていた。また、強盗や無差別殺人が多いことは市の悩みの種となっており、市と警察の協同によって治安改善が行われている。
歴史
1788年12月にマティアス・デンマン、ロバート・パターソン大佐、イスラエル・ラドローの3人がオハイオ川北岸に上陸し、そこに定住する事を決定した。測量士のジョン・フィルソンはそれをロザンティビルと命名し、1790年1月にアーサー・セントクレアはシンシナティに改称した。1819年3月に市として成立し、豚肉製品と干し草を輸出してこの地域の豚肉加工の中心地となった。
姉妹都市
現在は9都市と姉妹都市提携をしており、以下の都市以外の他も同様である。