概要
「FAIRYTAIL」の登場人物であるジェラール・フェルナンデス×エルザ・スカーレットのNLカップリングである。
同作品のカップリングの中では、恋愛描写が特に濃いと言われている。
物語開始前、二人は楽園の塔の建設のために集められた奴隷であり幼い頃共に過ごした幼馴染であった。
その頃からお互い特別な感情を抱いていたと思われるがジェラールがゼレフ(の名を借りた悪魔の心臓)に洗脳されてしまったことにより、仲間の命と引き換えにエルザを外界に放り込み、それから8年間楽園の塔建設に時間を費やすこととなる。それからの二人の交流は途絶え長い年月が流れるが・・・
楽園の塔編
楽園の塔にて二人は因縁の対決をすることに。しかし、エルザはジェラールを憎みきれず、共にエーテリオンによってジェラールと共に死ぬことを選ぶ。(エルザが本気で生きることを諦めたのは後にも先にもこの時のみ。)
しかし、エーテリオンを楽園の塔に吸収することが目的でエルザはジェラールに騙され、窮地に陥る。ナツが代わりに戦うもかつての仲間であったシモンがジェラールに殺されてしまう。ナツがジェラールを倒すもエルザはエーテリオンの暴発を防ぐためにラクリマに取り込まれ、死を選ぶがナツによって助けられた。
この時エルザは、ジェラールが代わりにエーテリオンと融合して助けてくれたのではないかと思っていた。
ニルヴァーナ編
エーテリオンの影響で記憶喪失になったジェラールとエルザは再開した。エルザはジェラールの生存に戸惑いを見せていた。(BOF編でミストガンの顔がジェラールと同じと発覚した時、ジェラールが生きてると思い喜んでいるような素振りを見せていた)
ジェラールが昔と同じ優しい性格に戻っており、彼はニルヴァーナを破壊し、自分も死のうとしていたことを知り、エルザはジェラールに生きるよう訴えかける。これにより、二人は和解した。ミッドナイトとの戦いの時もエルザはジェラールに励ましの言葉を送っており、ニルヴァーナ破壊後もジェラールを「私がついている」と励ましていた。
しかし、犯した罪が消えたわけではなかった。ジェラールは楽園の塔の罪に問われ、評議院に連行されてしまう。エルザはジェラールを助けようとするも先にナツが動き、ナツ達にまで危害が及ぶと判断したエルザはジェラールを見捨てるしかなかった。エルザの決断により、ジェラールは安心し、そのまま連行される。その直前、エルザの姓であるスカーレットの由来を思い出す。
「お前の髪の色だった」
そういい残し、ジェラールは消えていった。そして、エルザは一人で思い出す。名字がなかったエルザに、ジェラールがエルザの髪の色を見て「スカーレット」と名付けたことを。好きな人を連れていかれたエルザは一人で涙する。このシーンはフェアリーテイル屈指の名シーンと言えるだろう。
二人の再会
七年の時を経て、再開した。ジェラールはウルティアによって脱獄し罪滅ぼしをしていた。記憶を取り戻し、シモンのことや過去の罪の意識に苛まれていたジェラールをエルザは叱咤し、励ました。
そして、エルザはジェラールに会えて嬉しかったことを口にし、エルザからジェラールにキスをしようとした。しかし、罪が消えた訳ではないのでジェラールは婚約者がいると嘘を突き、エルザを静かに拒絶した。エルザもジェラールの嘘に気付いており、その上で彼の意思を尊重した。
以前から両思いである事は匂わせていたがこの話で明確になった。ジェラエル好きにとっては二人が再会した回である「すれ違った時間の分だけ」は今なお語り草である。アニメ版の「すれ違った時間の分だけ」の放送日である10月27日はジェラエルの日と言われており、この日になると多数の二人のイラストが投稿される。
真島ヒロ先生のツイッターでもこの二人の落書きは少なくない。更に真島先生はジェラエルの日のことも把握してるらしく10月27日にジェラールとエルザのイラストを毎年Twitterに投稿していたりする。
ジェラールが「光の道を行く者を愛してはいけない」と言ったり、エルザがジェラールにだけ乙女な表情や仕草、恥じらいを持つ場面が多々ある。
ちなみに二人が砂浜でチューをできたのかどうかは、ミラさん(の口を借りた真島ヒロ)によれば読者の想像に任せるらしい。が、アニメ版では明らかにジェラールが引き離している。
大魔闘演武編
ジェラールはミストガンに扮して妖精の尻尾Bチームとして参戦。エルザと再び再会した。二日目に二人で密かに会っていたり、OAD「ドキドキ・リュウゼツランド」では、抱き合ったりラッキースケベに遭遇したりとかなりイチャついている。
ドラゴン襲来時は度重なる連戦で満身創痍で殺されそうになったエルザをジェラールが間一髪で救出した。かつての仲間であるミリアーナに見つかるもエルザはジェラールを庇い続けた。その後はウルティアの介入により、どうにか丸く収まったようである。アニメ版では二人の共闘シーンが描かれている。そして、ドラゴンが消え去った時、ジェラールとエルザはお互いに笑みを浮かべた。尚、この時、エルザは足が動かなくなっていたようでジェラールが支えていた。
太陽の村編で縮んでしまった際には「『子供に興味は無いんだ…』と残念そうにフるジェラールと後ろでヤケに嬉しそうなドランバルト」という妄想をしてたりする。そんなにジェラールに嫌われるのが嫌なのか…
実はエルザはジェラールに対して怒りを露にする描写こそあるが、憎んでいると思われる描写が一度もなかったりする。シモンの死も、ジェラールの罪も、救ってやれなかった自分に責任があると思っているようでウルティアを責めることもなかった。
冥府の門編
元議長の裏切りにより、エルザは冥府の門に捕まってしまい、拷問されてしまう。敵にジェラールと親密な関係であることを知られていた。(フェイス起動の為にはジェラールを殺す必要があった。)しかし、ジェラールの持っていた鍵は元議長の手に渡り、そのまま元議長が殺されたのでジェラールは冥府の門に狙われることはなくなった。
戦いが終わった後、エルザは奴隷時代の事を思い出し、震えが止まらなくなり、不安に刈られるがジェラールがすれ違いざまに励ましの言葉を贈り、エルザの震えは止まった。
一年後
どうやらジェラールとよく会っていたようである。ジェラールの頼みでエルザは黒魔術教団を調べていたようで事件解決後もジェラールに報告しにいっている。
劇場版『DRAGON CRY』ではジェラールは直接登場しないものの、彼の十八番である【七星剣】をエルザが使う場面が見られた。
アルバレス帝国編
エルザとカグラの前に現れ、共闘する。しかし、ジェラールは敵の攻撃からカグラを庇い、エルザと離れてしまう。なんとかエルザの元に辿り着くエルザは気を失っており、ジェラールはカグラが戦慄する程の怒りを見せた。
アクノロギアに殺されそうになったエルザとウェンディを守っている。青い天馬の船であるクリスティーナに乗った時はラッキースケベに遭遇していた。ジェラールがアクノロギアに殺されそうになった時、エルザは激しく動揺していた。船から脱出した後もエルザはジェラールに膝枕をしていたりする。
そして最終回、ジェラールの所属する魔女の罪がヒスイ・E・フィオーレ女王即位に伴う恩赦で正規ギルドに昇格。体面もあって目立ってエルザはこれを口にしなかったが、ルーシィだけは知っていた。
その日からずっと、エルザは髪に櫛を入れていることを。
エルザ・「スカーレット」の姓は、幼い頃のジェラールが大好きだった、彼女の真っ赤な髪から取られているのだから。
また、100年クエストの頃には妖精の尻尾内どころか二人の仲が他のギルドにもかなり認知されてるようで二人の仲をからかわれる描写がある。ジェラールはミネルバに「そなたにエルザ以外の女の趣味があるとは」とからかわれている。
当然、妖精の尻尾はほぼ全員、エルザのジェラールに対する気持ちを把握しており、ラクサスはエルザに「お前の彼氏(ジェラール)はそんなやわじゃねぇだろ」と言っていたりする。
また、エルザが敵に「想い人に対する気持ちを切ってやろう」と言われた時はエルザは「それは止めろ」と言い、想い人と言われた時、真っ先にジェラールを思い浮かべていたりする。
100年クエストでも二人のやり取りが存在する。
正式に付き合ってる訳ではないからか、かわれたらお互いに否定してるが端から見てらバレバレのようだ。(しかも本人達はバレてないと思ってるっぽい。)
他の主要キャラのカップリングに比べると恋愛描写が濃いのは勿論だが、お互いに思い続けてる年月も主要キャラの中ではぶっちぎりに長かったりする。(8年と7年、それと2年)
不幸な生い立ち、お互いを誰よりも強く思い合ってるが故に、二人の幸せを願う読者は非常に多い。今後の展開に期待である。
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作者いわく海外で特に人気のカップリングらしく、公式でないとしつつも自ら2人の子供を描いた動画を投稿した。もはや公式が最大手
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FAIRYTAIL ジェラール・フェルナンデス エルザ・スカーレット NL