ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

クワ科パンノキ属に属する熱帯果樹の一種。


表面がボツボツの突起で覆われ、独特の臭気があるためドリアンに間違えられることがあるが、ドリアンは棘がやや鋭く、匂いもドリアンの方がきつい。


インドバングラデシュを原産地とし、現在では東南アジアやブラジル台湾ならびに中国南部。日本国内では沖縄県や小笠原諸島でも栽培されている。中国や台湾ではパラミツ波羅蜜)とも呼ばれ、仏典にもこの名で登場する。タイではカーヌンと呼ばれ、台風のアジア名にもなっている。


常緑高木で、幹や太い枝に連なってぶら下がる果実は長さ70cm、幅40cm、重さ40-50kgに達することもあり、世界最大の果実といわれる。ちなみに、幹にぶら下がる果実を幹生果という。ジャックフルーツは枝にぶら下がると、果実の重みで枝が折れてしまうため幹生果に性質があるが、この性質はインドネシアのボルネオに生息する同科のフィクス・ベンジャミナというイチジクの近縁種にも見られる。


熟した果肉や仮種皮は甘く、生で食用にされる。樹脂分を含み、みずみずしさには乏しいが、弾力や粘りのある食感がある。未熟な果実は野菜として、タイ料理、ベトナム料理やインドネシア料理などで煮物、炒め物などに使われる。種子は焼くか茹でることで食用にされる。太平洋戦争中は日本軍の兵士がこの果実を食して飢えをしのいだという。


木材は建材、家具、仏像、印鑑といった用途がある。また、僧衣を黄色く染めるのに樹皮を使う。


関連タグ編集

果物 フルーツ クワ 熱帯

インド バングラデシュ

ドリアン

関連記事

親記事

果物 くだもの

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 766

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました