曖昧さ回避
漫画版・旧劇場版・小説版
担当声優:加藤治
鉄人兵団は当機体をこの名で呼ぶ。商品名なのか、コードネームなのかは不明。
一見ボーリングの玉のような姿だが、その内部には「見たこともないような」複雑な機械が内蔵されている。ザンダクロスを自分の体とは言っているものの後述で分かるようにわざわざボディを分割したパーツを転送し組み立ててもらうという形でやってきている。地球では巨大なボディをそのまま持ち込むのは目立つからだったと考えられるが新劇場版での本星での回想では隠れる必要のない本星でも劇中のボディではなくこの頭脳ユニットだけで屋外を単独行動しており任務ごとに必要と判断される形式のボディを支給され、それに組み込まれるというタイプのロボットである可能性が高い。
鉄人兵団の先兵として地球に送られており、北極において誘導電波でザンダクロスのパーツを自身の周囲へワープさせていた。パーツを回収したのび太とドラえもんが組み立てるも地球人の言葉を発しなかったため当初は頭脳ではなくただのパーツの誘導装置かと勘違いされたためボディに組み込まれず押しのけられる。また、同様にリルルとの通信を図っていたようだが、そのやかましい発信音に苛立ったのび太のママによって箒で殴られ、更に物置に閉じ込められたことで果たせなかった。
「やい、こら!俺の体をどこへやったんだ!?返せ!」
ほんやくコンニャクによって発信音を人間の言語に変える事も出来るが、口が悪く、聞くに堪えない罵詈雑言を吐きつづける。最終的に交渉は不可能だと判断したドラえもんによって、内蔵パーツを「見たことのある」機械に置き換える改造を施されて従順になった。
よくよく考えると物凄くブラックな扱いをされているのだが気にしてはいけない。
小説版ではドラえもんやのび太の声を模倣して哄笑するなど、かなり邪悪な存在として描かれている。また、改造された後も密かに抵抗を続けており、最終決戦中に完全に自我を取り戻して暴走しかけた為、スネ夫によってザンダクロスごと機能停止させられた。
新劇場版
原作とは異なり、のび太が改造に反対したので洗脳はされなかったが、見た目だけでも親しみやすくと、ドラえもんの道具でヒヨコのような姿に変えられた。
のび太はその状態のジュドにピッポという新しい愛称を名付けている。
作中ではザンダクロスのパイロットとして、その姿(及びリメイク前の扱い)からは想像できないほどの熱い戦いを繰り広げた。
余談
正式名称であるジュドの名前のモチーフについては公式での言及はされていないが、ファンの間ではいくつかの考察がある。
- 『機動戦士ガンダムZZ』のジュドー・アーシタから
- ザンダクロスのモチーフが百式であることから想起された。しかし鉄人兵団の原作漫画連載開始がZZの放映開始よりも半年以上前のため、現在ではほぼないとみなされている。
- サンタクロースのロシア版である「ジェド・マロース」から
- ザンダクロスの名前のモチーフから想起された。
- イエス・キリストの弟子(十二使徒)の一人である「イスカリオテのユダ」から
- メカトピアに旧約聖書を思わせる描写が多数含まれていることから想起された。