概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場する、ひみつ道具の一つ。初登場回はTC第41巻及び藤子・F・不二雄大全集11巻収録の『無人島の大怪物』。
水泳の特訓をするためのひみつ道具で、腰に巻くベルトとそこにケーブルで接続されたサッカーボール大の球形の本体から成る。
装着した者を、自律行動で有無を言わせず海や川などの水中へ引きずり込み、溺れかかると陸地へ引き上げて飲んだ水を吐き出させ、呼吸が整うと再び水中へ引きずり込む。このようなスパルタ教育の繰り返しにより強制的に泳げるようにする物だが、作中の描写を見る限り効果のほどはイマイチな感がある…それどころか下手をすれば装着者を溺死させかねないため、危険なひみつ道具のカテゴリーに入るのは間違いないだろう。
実際これを使用したのび太は何度も海に沈められては引っ張り上げられる羽目になり、その様はかの 「威勢の良い銭湯」のようでもあった。辟易したのび太はなんとかスパルタコーチのベルトを外そうとするが簡単には外れず、手近にあった大きな石を本体にぶつけて壊すことでやっと外すことに成功している。