概要
オートボット(サイバトロン)のダイノボット部隊の一人で、トリケラトプス型ロボットに変形する。
名前のスペルは英語で「火山岩滓」を意味する「Slag」だったが、この英単語には別の意味もあったために児童に不適切とされ、近年では「鈍重」などを意味する「Slug」となっている。
G1
ホイルジャックらが製作したダイノボットの火炎戦士で、チームのサブリーダー的存在。グリムロックと同様に口から炎を吐くことができる上に角からもビームを発射し、襟飾りはビームを反射する盾替わりにもなる。好戦的な性格で、サウンドウェーブのマインドスキャンの結果を聞いたメガトロンは「喧嘩好き」と称した。 本人曰く「なんでもかんでも嫌い」とのこと。
玩具設定では向こう見ずかつ短気で意地悪な性格のために、トラブルに遭っても仲間たちに助けてもらえないことも多いらしい。
G1のMarvelコミックでは、ラチェットに最初に発見されたダイノボットの一人。恐竜モードでサヴェッジランドのタールの沼の中に眠っていたが、ラチェットにより発見され、蘇生措置を受けて復活した。過去にグリムロックの下に着き、地球に飛来したショックウェーブと戦い機能停止にさせている。
IDWコミックでは度重なる軍紀違反で刑務所送りになったグリムロックに代わってダイノボットを率いているが、戦後は平和な世界に馴染めず苦悩する姿が描かれた。
Fall Of Cybertron
CV:トラヴィス・ウィリンガム
日本未発売の本作では極秘任務に赴いた先でディセプティコンの襲撃に会い、地球の恐竜の能力に目を付けたショックウェーブによってトリケラトプス型ロボットに改造された。性格は猪突猛進なタイプで、指揮官であるグリムロックを「ボス」と呼び慕う。
吹替えを担当したウィリンガム氏は同作でサイドスワイプやオンスロートのCVも兼任している。
実写映画
実写映画4作目『ロストエイジ』にて登場する。伝説の騎士「ダイナボット」の一人で、肉食恐竜や猪、鬼のような顔つきをしたトリケラトプス型ロボットに変形する。ロボットモードは中世の騎士を彷彿とさせる姿をしており、頭部はグレートヘルムに酷似している。武器は双剣「トレイルカッターソード」で、トリケラトプスの姿では火炎放射を武器とする(劇中未使用)。他のダイナボットと同様に命令されるのは嫌いだが、彼のみは「~を破壊しろ」という命令には嬉々として従うなど、G1と共通して好戦的な性格である。
劇中ではドリフトを背に乗せ、高速飛行するロックダウンの軍団の飛行艇を、ジャンプして撃墜&武器だけをもぎとるという業も行っている。
火炎を吐くということに関して劇中と設定でのギャップも含めて、バイオトリケラにそっくりだという声もある。
トランスフォーマーアドベンチャー
アニメには一切登場しない玩具のみのキャラクター。玩具は『トランスフォーマーアニメイテッド』のスナールの流用品で、実写映画『ロストエイジ』の配色がベース。ただし、『アニメイテッド』版に付属していた武器は削除されている。