「ジュニアはボクが守るっ！」
概要
ねぎしひろし（およびあかほりさとる）原案・ますなりこうじ監督のオリジナルビデオアニメーションシリーズ。ねぎし・あかほりコンビによる2文字アルファベットシリーズの1作『SMガールズ セイバーマリオネット』を構成する1作。制作は、当時ねぎしが代表を務めていたゼロ・ジー・ルーム。(現在ねぎしが率いているゼロジーとは別会社だが制作会社としての権利管理は同社が継承している。そのあたりの事情は同社の項目を参照)
最初に制作されメディアに登場した「セイバーマリオネットシリーズ」の作品であり、後のすべての『セイバーマリオネット』作品に対する原作・源流作品に相当する。本来の作品名としては『SMガールズ セイバーマリオネットR』だが、pixivタグとしては「セイバーマリオネットR」という略称での形の方が普及しているため、本記事項目でもそれに倣う。
姉妹編に、あかほりさとる作の『セイバーマリオネットJ』が存在している……というか、そっちの方が有名であり、本来の原作である本作はOVAというメディアゆえか話題に上る事が少ない。しかし、シリーズの歴史を鑑みれば、アニメとして初作であるこちらもまた、セイバーマリオネットという作品を語る上では欠かせぬ存在とも言える。続編は『SMガールズ セイバーマリオネットZ』（学習研究社「アニメV」連載。漫画作品）
なお、ライトノベル版も一応、富士見書房より出されている。著者は長谷川勝己。
物語
テラツー6つの都市国家のうちのひとつ「ロマーナ」を舞台にしたアクションストーリー。セイバーマリオネットJで描かれた時代より、さらに200年が経過した、テラツー歴500年の時代の物語。
なお、本作の世界観では『セイバーJ』の主人公である間宮小樽は、独裁者ファウストのテラツー支配を阻み女性復活を成した大英雄として語り継がれており、彼に仕えたライム、チェリー、ブラッドベリーも英雄マリオネットと呼ばれている。そして、本作に登場するライム・チェリー・ブラッドベリーの姉妹は、ジュニアの父であるヴィレイの願いによって英雄マリオネットより、その名を取られたとされている。（Jのライムたちが女性復活の「道標」としての守護者であるのなら、Rのライムたちは女性復活の「意味」の守護者、という主張であり、それは他ならぬジュニア自身の出自に起因している）
セイバーマリオネットJにて行われた女性復活を経てなお、テラツーで唯一「クローン王権」が残されたロマーナで繰り広げられるクーデター騒動を舞台に、ロマーナ王家の正統な後継指名者とされる少年「ヴィレイ・ジュニア」と、その兄にして父に疎まれたが故に星の仮面をかぶされて幽閉された「スター・フェイス」。その両者の確執と、彼らにそれぞれ仕える、乙女回路を持つセイバーマリオネットの戦いを描いている。
登場人物
関連画像
メイン3人
チェリー
ブラッドベリー
